【1ヶ月】未経験からD2C事業会社の広告運用に転職した結果
副業での広告運用経験のみで事業会社に転職した結果、"当たり前のことで"めちゃくちゃ苦労しました。
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経歴
⏬①自動車部品メーカーの研修生
⏬②Web制作会社に転職し、Webデザイナー兼コーダー、CVR改善ツールのカスタマーサクセス
🆕③事業会社の広告運用に転職(転職2回目)
・副業ではコーダー→Web集客代行
(広告運用×4社、Instagram運用×2社、その他LP制作、MEO対策などを経験)
転職の経緯
前職のWeb制作会社でコーダーやデザイナーをしていたときから「結局集客できるサイト作れないと意味なくない?」と思っていたこともあり、Webマーケティングには興味がありました。
(良くも悪くもクリエイター気質ではないかも笑)
たまたま社内で始まった新規事業の「CVR改善ツール」(SaaS事業)のカスタマーサクセスに参加し、Webマーケもゼロから学習しました。
でも、カスタマーサクセスでは売上にインパクトを与える事業課題には携われないということに気づきました。
これは広告かSEO、SNSどれかで専門性を身につけるしかないと迷っていた中、広告の"不変性"に魅力を感じました。
副業でもジムの広告運用を経験させてもらい、ある程度実績もついたところで転職活動を始めました。
応募した会社が自身が使っていたサービスのもので、最終面接まで進み、愛着と理解のある商品の会社であることから入社を決断しました。
期待に胸を膨らませ入社した結果どうだったのか・・・
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1. 名刺?会食?稟議?ビジネスマナー1年生
社会人1年目なら当たり前に研修で学ぶビジネスマナー。
内勤のWeb制作会社で打ち合わせもすべてZoom、他社の人と関わらなかったことから、当たり前のマナーを知らずに苦労しました…
「もう社会人3年目なんだが…」と思いながら、ビジネスマナーの本を読み返し猛省。
名刺交換
取引先との顔合わせで名刺入れがないところから大焦り。
僕だけ名刺をもらうだけという恥ずかしい思いをしました笑
名刺も席順に並べる作法を知らず、重ねて置いてしまってました…
会食
取引先との人生始めての会食、接待を受けました。
北新地の高そうなお店で美味しいご飯をごちそうになりました…
飲みの席ながら勉強になる話や裏話を聞けてメモが止まらない会でした
稟議
メガベンチャーだったこともあり、何をするにしても稟議、稟議…
前職のWeb制作会社ではスピード感持ってやってたのに…と思いながらも、組織が大きくなるとレギュレーションが厳しくなることも理解。
こんな感じで入社2週間ほどはビジネスマナーで苦労するところからでした…!
2.Excelまともに使ったことないぞ・・・
広告運用は数字の分析が当たり前。
日次の広告費やCV数、CPAなど全体の数字をまとめたレポート作成から苦労しました。
初めは30分でできるはずの作業が、半日かかってしまうほどにはポンコツでした。
Excelの便利なショートカットキーを知らないし、複雑な関数は触れない、まさにヒヨコ状態でした。
ただ先輩から効率の良いやり方を教えてもらってたこともあり、不思議と1週間もあれば慣れてきました。
今では、Excelをマウスをあまり触らず操作できるようになったり、sumifs関数、averageifs関数、スプシ特有のimportrange関数、query関数を理解して使えるようになりました。
3."数字"で報告できない壁
社会人では当たり前かもですが、数字で報告ができなかった壁もありました。
「◯◯のキャンペーンでCPAが好調だったので・・・」
「来週の予算は◯◯くらいです」
「昨日はCPA高かったので、CPC高かった◯◯を抑制しました」
「予算◯◯円上げてもいいですか…!」
こんな報告をしていると、ロジカルなスーパー上司からすぐに突っ込まれます。
「CPA好調って、予算いくらでの話?」
「予算◯◯円はどういう配分?」
「予算◯◯円上げたら、いくら獲得できるの?」
こんな感じで毎日ツッコまれてると、正確に的確に説明する力はめちゃくちゃ鍛えられました。
今では、報告で意識することはこんな感じです。
・昨日の数字の結果(事実)
・結果に至った要因の分析(仮説)
・仮説に対してどう改善するか
・今月の日予算はどう推移していくか?
4.タスク管理ができない…
良くないけど、つい仕事ってダラダラやってしまいがちです。
「今日この作業にどれくらい時間かかった?」
「今日何してたん?」
これはめちゃくちゃツッコまれた質問でした。
自分の作業にかけた時間を測るって、そういえばあまり意識していなかったとふと思いました。
でもタスク管理のコツを教えてもらってから、タスク管理が楽になりました。
タスクをさらに細分化して作業時間目安も決める
これが良かったです。
クリエイティブ作成なら、リサーチ:30分、クリエイティブ作成:1時間みたいに分けることで、作業が可視化され、できそうなところからカレンダーに入れることもできます。
副業でもこのタスク管理方法は取り入れています!
5.媒体のアルゴリズム理解から数値分析に苦戦
今の担当媒体は、YDA、SmartNews、Bytedanceの3つです。
日予算で合計100万以上を回しています。
※今後はLINEやアフィリエイトも担当予定です!
「GoogleとYahooの検索広告、Meta広告を少し触ってたからいけるやろ…」と思いこんでたら、全然あきませんでした…
まずディスプレイ広告というもの自体はじめてで、媒体のアルゴリズムや仕組みを覚えるところからでした。
僕の中でディスプレイ媒体共通して言えるのは、
クリエイティブのクリック率やLP = 広告の品質
ということ。
オークション制なこともあり、大体の場合は以下の公式で成果が決まるなと思いました。
入札価格 × 広告の品質(≒推定クリック率)
面白いことに、消化金額が少ないクリエイティブはクリック率が低く、消化
金額が圧倒的に高いクリエイティブはクリック率が高い傾向にあります。
まずはバナーのクリック率を担保しないといけないなと学びました。
また、数値分析も甘くCPAベースでしか判断軸がありませんでした。
でも先輩や上司に教えてもらいながら、分析の見るべきポイントがだんだん分かってきました。
今では以下のポイントを日々見ています。
まさに、キーワードマーケティングさんの「分析4原則」に近しいと思います。
>>分析4原則については記事はこちら
おかげで、徐々にですが自分が担当してる媒体のCPAが改善してきました。
【成功体験】自分が作ったクリエイティブが当たった…!
一番成功体験を積めたのは自分が作ったクリエイティブが当たったときでした!
要因はこの2つです。
①数を打った
②当たりクリエイティブの横展開
①数を打った
まず、当たるクリエイティブは大体30個作って5個くらいの打率だと知っておくことが大事です。
検証量を増やすことでしか当たりクリエイティブには出会えないんですよね。
とにかくめげずに大量に検証して、ダメだったパターンと良かったパターンどちらも分析するようにしました。
②当たりクリエイティブの横展開
すでに当たっているクリエイティブの要素を使い回すことも重要。
広告運用は確率ゲームのようなもので、当たったたものを軸に横展開し、失敗を最小限に抑えることを心がけています。
ちなみに、「なぜ◯◯なのか?」や「カンタンすぎ」といった訴求はめちゃくちゃ当たりました。
ターゲットに絞ったものだと、50代夫「◯◯」のようなターゲットに当てに
行くパターンもハマりました。
クリエイティブは摩耗が激しいので、油断せず新規クリエイティブを試していきます!
5.1ヶ月で苦労したことまとめ
ビジネスマナー
Excelの操作
数字で報告
タスク管理
媒体の理解と分析→改善
2ヶ月目の目標
広告費を30%上げていきつつ、CPAは20,000円以内に収める
動画クリエイティブの当たりを見つける
CVRの高い記事LPを作る
広告以外のWebマーケ施策にもチャレンジ
2ヶ月目ではさらに自分の改善で数字のインパクトを残せるようにしていきます!
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