KISS、半世紀の活動に終止符 下らないニュース解説番外編その50
『葬送のフリーレン』とかいうのが流行っているらしいのでアマプラで見てみたら、耐えられず開始10分で離脱してしまった今日このごろのニュースはこちら。
KISSと聞いて真っ先に思い浮かぶのが、前も書いたけど、ニート時代にレンタルビデオ屋で借りた『地獄の復活』という映画。
オープニングは「ロックンロール・オールナイト」でカッコよかったのだけど、ストーリーも特殊効果も前年に発表されたスターウォーズとは比べ物にならないほどチープで、なんだこりゃと思っているとあれよあれよという間に敵役のマッドサイエンティストが死んでしまい、唖然としているうちに「ゴッドオブサンダー」でエンディングという、何とも形容しがたい作品でございました。
エルヴィスの『監獄ロック』といいビートルズの『ハードデイズナイト』『ヘルプ』といい、なんでロックの映画は微妙なのが多いの?
そんなロック映画ですが、私的に印象的だった映画を思いつくまま挙げてみると、
イエローサブマリン:これが最高のロック映画じゃないの。それでは皆さん御一緒に。
マジカルミステリーツアー:これも好き。単に曲が良いというだけかもしれんけど。
トミー:キメて見るような映画。もろちん曲は良い。エリック・クラプトンやエルトン・ジョンやティナ・ターナーが出てくる。
さらば青春の光:曲は東大受験の会場で聞いていたくらい大好きだが話の内容は暗い。スティングが出てくる。
イージーライダー:これをロック映画と言ってよいか分からんけど好き。
ブルースブラザース:これをロック映画と言ってよいか分からんけど好き。
ウッドストック69:これはドキュメンタリー?ジャニスジョプリンとThe Whoの出番が少なかったのとラストがパープルヘイズなのと、皆で仲良く「マリワナ!」と叫んでいるシーンしか覚えてない。
狂熱のライブ:レッドツェッペリンの映画。これって映画…?
シド&ナンシー:ゲイリー・オールドマンのデビュー作。段々ゲイリーがシドヴィシャスに見えてくる不思議。他メンバーはそうでもないのに。流石ゲイリーや!
こんな感じで、最近やってたクィーンの映画も見たけど、特に熱狂的なファンでもないので何の感慨も受けませんでした。
ファットボトムドガールズとかボヘミアンラプソディとかシアーハートアタックとかウィーウィルロックユーとか好きな曲は色々あるけどなんでやろ。ラモーンズみたいに音楽に一貫性がないから?
それより一番熱中して見たのはBBCかどっかが制作したジミ・ヘンドリクスのドキュメンタリーで、ニート時代に録画したものを何度も見て興奮しておりました。(その後メキシコ製のフェンダーを左用に改造し、足に落として悶絶したというのは前に書いた通り)
本来紙に染み込ませて飲み込むLSDの原液をスプーンですくって舐めてたとか、どんな感じなんやろと思うけど真似したくはないですな。
こんなんでHave you ever been Experienced?と言われてもNo! I haven't!と答えるしかないですヮ。
https://www.youtube.com/watch?v=rD6y7aOS0NA
(まぁまるっきりクスリの曲じゃないのだろうけど)
君は踊るマイケルのCGを見たいか
話が脱線しまくっていますが、話をKISSに戻すと、上記ニュースのラストにもあった以下のニュース。
ももクロとの共同作を聞いた時のように「うん?う~ん…」となってしまうのですが、ファンはこんなんで嬉しいのでしょうか?
「ABBA方式」なんて書いてあるけど、ABBAなんてダンシングクイーンだけの一発屋やんか(あ、チキチータもあった)。
まあ本件については本人たちが納得してやるのだから良いかもしれんけど、この前発表されたビートルズの新曲にはなんかCGで動くジョンとジョージが出てきて「やめてくれぇ」と思ったし、
何よりこういうので一番危惧するのが「マイケルジャクソンをAIで蘇らせよう!」なんて話が出てこないかということ。
マイケルのファンに尋ねたいけど、スリラー踊ったりムーンウォークするマイケルの3DCGなんて見たいですか?「マイケルが生き返った!」と感動できますでしょうか?
絶対に本人と似ても似つかないタコ踊りになるでホンマ。
何でもかんでもCGにするのはやめてくれと、CGとポリコレに汚染された現在の映画界を嘆く私は思うのであります。
以上、CGやらAIやらで人間を蘇らせようだなんて「極めてなにか生命に対する侮辱を感じます」と、昔は傑作を作っていた某ロリコン監督のようなことを言いつつ、今回はここまで。
応援、ありがとー