見出し画像

でも世界は周り続ける。

ごきげんよう。
昨日は夫が休みだったので、purpleというギャラリーに行ってきました。

「針の落ちる音」
これらの作品は自傷行為をしている人々に焦点を当てて撮られた作品です。


私も過去に自傷行為が止まらなくて、隔離精神病棟に入院したことがあります。
そんな私がこれらの作品を見て思ったのは、自傷行為は非とされていますが彼ら彼女たちにとっては自分の存在意義とか、生きている実感を血が流れるのを見て認識したりとか。ダメな行為ではあるけれど、彼ら彼女たちにとっては気持ちを委ねられるそんな行為だと思います。

血が流れても、世界は何にも変わらなくて。世界はそれでも周り続けて。
自分の空虚さだけが残る。涙と血を流し続ける。
でも生きていかなきゃいけない。別に死にたいわけじゃない。
実感を得たいんだ。
Coccoのrainingという曲がすぐ頭に流れたんですが、Coccoも自傷行為をしていた方で、曲中にも腕を切ってみたと入っています。

「それはとても晴れた日で未来なんていらないと思ってた。
私は無力で言葉を選べずに帰り道の匂いだけ、優しかった。
生きて行ける、そんな気がしていた。
教室で誰かが笑ってた、それはとても晴れた日で」

この写真もこの白いワンピースは血だらけになったものが洗われて白色に戻ったのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?