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地球へ途中下車夫婦のピースボート12/3 旅の終わりは新しい旅の始まり

今日は荷物のパッキングデーです。

船内ではほとんどの企画が終わり、講座やチームで卒業式や最後の食事会なども済んで、いよいよ下船に向けて梱包をする日になっています。

アジアに戻って、スリランカ(コロンボ)ははじめてでしたが、マレーシア、シンガポールは12年ぶり、香港へは30年ぐらい前から、20年前、10年前、と今回は4回目、で、

感じたことは、どこの国もそれなりに経済発展していて、インフラもそこそこ整備されてきて、きれいになって、以前のような喧騒や、チープで怪しい雰囲気がだんだんなくなってきている。……と共に、物価もあがってきている、と。

それに比べて、日本は30年前から賃金も上がっていないし、物価もたいして上がっていません。つまり、どこの国へ行っても、いまの日本より物価が高い、と感じるのです。円安なのでなおさらです。 

アメリカやヨーロッパだけでなく、シンガポールや香港のほうが日本より物価が高い、って、日本ってどんだけ貧しい国になったのよ……と。物価が高ければいいというわけではないですが、日本経済が、ここのところずーっと停滞しているのは気になります。

世界から日本にお買い物にやってくるはずだ、と思うし、日本人の若者が世界に出たがらない、というのもわかる気がします……。


アジアに近づいたあたりから、船内企画も、水先案内、森達也さんのマスメディアのあり方を問う『Fake』や、『A』『A2』、ファリピンと中国の戦時残留孤児を追ったドキュメンタリー『日本人の忘れ物』、原発訴訟で原告勝訴判決を出し続けた樋口裁判長の『原発をとめた裁判官そして原発ををとめる農家たち』、東日本大震災のときのクラウドファンディング作成映画『星よりも遠くへ』などの映画上映などが続き、世界を回って、最後にいまの日本の国ををどうみるか、日本に帰って、1人ひとりがどう生きるか、考えさせられる企画が増えている気がします。

……ピースボートに乗船して感じたことは、少なくとも、世界と日本でおこっているさまざまな事象をありのままに、見ること知ること、マスコミがこう言っているから、誰かがそう言っているから、ではなく、情報は限られているかもしれないけど、できるだけ多くの事実を自分の目で見て、自分の感性で感じて、自分の頭で判断すること。行動を考えること。それを1人でも多くの人が、1人ひとりがやらなければ、世界はよりよくはならない、

人類に希望のある世界、平和な未来の実現のためにはそのことが絶対に必要だ、と感じることです。

日本に近づくにつれ、そんなことを考えます。


さて、夜はスタッフによるエンターテインメントショーがありました!

畠山澄チャンも、クルーズディレクターの戸田さんも、みーんな出場! 歌ったり、踊ったり。あんなに忙しい仕事のなかで、いったい、いつ練習したんだ?と思うほどレベルが高く、感動でした!

楽しかったです! ありがとう!

エンターテインメントとしてのレベルが高い!

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