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地球へ途中下車夫婦のピースボート乗船記9/20 パナマの先住民族エンベラ族のみなさんと交流

パナマのバルボアに上陸です。パナマはパナマ運河の通行料収入からか、とても豊かな国です。パナマシティは高層ビルが建ち並ぶ近代的都市。しかし今日は、ピースボートらしさ満載の、パナマの先住民族エンベラ族のコミュニティを訪ねる、というツアーに参加しました。

 バスで1時間半、カヌーで30分


到着

エンベラ蔟の人々はもともとコロンビアとの国境近くに先祖伝来、住んでおられたのですが、麻薬組織の暗躍、コロンビアの内戦によってゲリラが入ってくるようになったなどの理由で居住地を終われ、現在の場所に移ってきて定住されました。移住に関してはこうした危険からの安全面だけでなく、民族の将来にわたる存続を考えたとき、子どもたちへの高等教育が欠かせない、という意味からも町に近い場所で、川のそばに森があるところ、いまの場所への移住をコミュニティ全体で判断されたそうです。

歓迎の音楽
女性たちも正装で出迎え

パナマには現在、7つの先住民族が独自の自治権のもとに暮らしており、エンベラ族は国内に4万人おられて2~3番目に大きい民族す。ピースボートが今回で15回目になる交流訪問をするコミュニティには、16家族、約70人が自然のなかで「森と共に生きる」という伝統的な暮らし方を守りながら、暮らしておられます。


歓迎のお料理・お昼はバナナの葉っぱをお皿代わり

村には丘を登ったところに小学校があり、現在16人の小学生がここで勉強しています。

ここは小学校


中学生になると付近の町の中学までカヌーで通います(帰り、カヌーを降りたところで、通学帰りで、逆に村に帰る中学生に会いました)。村にいるときは伝統的衣装ですが、村を出る時は、町に行くときはTシャツやズボンなどのいわゆる洋服を着ます。

パナマ政府が教育に関して補助しているようで、お話をお聞きしたスピリチュアルドクターの族長さんの息子さんはパナマシティーで大学に在学中、姪っ子さんは日本に留学している、ということでした。
国の方針で、民族を絶やさないために彼らは卒業後はコミュニティに戻ることが義務付けられているそうです。大学ではコミュニティの発展のための観光経営学などを主に学ぶそうです。

最後には、エンベラ族の伝統的な踊りをみんなで踊り、次は、このあいだ船の夏祭りでみんなで踊った炭鉱節をエンベラの人も一緒に踊りました。

さいごはみんなで踊る炭鉱節

みんなフレンドリーで、村の存続について真剣に考えておられることがよく理解できて、世界の多様性と、人権、自治権、先住・少数民族問題について少しだけ勉強になりました!

ほんとうに楽しかったです!

ビア・ブア!
(エンベラのことばで、ありがとう)

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