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勇気を与えるファインプレー【4/9 対カープ戦○】

2024年の甲子園球場は、近本のファインプレーで始まった。

ピッチャーは1つの白星をきっかけに乗っていける― 色んなところで言われているこの話が本当なら、村上頌樹はこの1勝できっと勢いを取り戻してくれるはず。
そのきっかけを呼び込んだのが、村上と同じ淡路島出身の近本光司だったことが嬉しい。

▲フェリーから見た淡路島

先週の試合では初回に4点を失って、試合の主導権を相手に譲った。今日の試合後のヒーローインタビューで前回登板については言及されなかったけれど、やり返したい気持ちはあったはずだ。
プレイボールして最初の打者、野間峻祥には粘られた。8球粘られての9球目。低い弾道でセンター方向横に飛んだ打球へ、近本が猛ダッシュで向かう。近本のグラブに打球が収まった。思ったより芝生が滑らなかったのか、走っている勢いのままにグラウンドに転がっていった。村上が不安そうな表情で見つけていたが、近本は大丈夫そうだ。

先頭打者、それも初回の守り。出塁するのと打ち取るのでは大違いだ。終わってみれば、このプレーをきっかけに村上はスコアボードに0を重ねていった。

近本は打撃でも村上を後押しした。5回裏のチャンスでライト線を破る先制のタイムリーヒット。今日の村上にはこの1点で十分だった。

攻撃、守備、走塁。どこを切り取っても近本は本当に頼りになる。味方から見てこれだけ頼りになるのだから、相手から見たらさぞ嫌な存在に違いない。SNSで「んあー近本か~」みたいな投稿を見かけると、僕はちょっぴり嬉しくなるのだ。

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