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久しぶりの現場。

昨日はあんなにいい天気だったのに今日は雨模様でした。

利用者さんも口々に天気悪いねぇ、と残念そうでした。

今日は後任さんがお休みなのと、職員の休み希望が重なったのと急な病欠(コロナではない)で、完全に現場の体制に入らないと回らない1日でした。

3月以降はまったく現場から離れて仕事していたので、約1ヶ月ぶりの現場です。

こういう時は中途半端に自分の仕事にこだわると上手くいかないので、今日は完全に立場を忘れて利用者さんの対応など行いました。

そしてそんな体制が薄い日に限って満員の18人がきてくれたりするわけです、現場に不慣れですが、こんな体制で満員をどう対処するのか戦々恐々としている職員を尻目に俄然燃えている僕でした。

これまでも満員は何度もあったのですが、どうも今日は人が足りないという先入観があるようで浮き足立ってます。

『僕がバイタル測定とか受け入れとか全部やるから各担当はいつも通りの仕事をしなさい。』と指示をだして動かします。

仕事なんて頭で考えるより体を動かしてたら何とでもなるもんだ、という感じです。

我ながら効率よく案内しつつバイタル測定を進めていけたので、現場職員も任せて大丈夫と思ってくれたのでしょう、しばらく『一人で大丈夫なんですか?』とか心配してくれてましたが、『問題ないよ、ショートとか特養なんかもっと大変なんだから。』と言って一人でさっさと済ませていると、各担当が動き出すようになりました。

何度か複数の職員でバイタルチェックしていて、だれはかったの?誰がまだなの??とかやってたので、その都度18人くらいしか来ないんだからバイタル測定なんて一人でやんなさい、と指導はしてきたのですが、ずっと複数で測定してきた現場職員では、なかなかそうできない状況でしたが、ようやく見本を示す事ができたのかもしれません。

効率化出来ることはしっかり効率化しとかないとこの先が大変です。

・・・とかなんとか思いながら、自分の今日の役割りを担います。
記録や連絡ノートの記入をしつつ、ホール全体の見守り、必要なら入浴後の対応なども。

若手の職員が元気に集団体操を行い、それに合わせて利用者さんが元気に動作しているのを微笑ましく見届けながら、コロナ陽性者発生後の接触者リスト該当者への体調確認の連絡を行い、全員に症状がない事を確認してほっとしつつ、僕が現場にでて記録を書いたりしているのが珍しいのか、二年前に僕が初めて新規で受けた男性利用者さん(発達障害と認知機能低下)がそばにやってきて『コーヒー飲む?』と聞いてきてくれました。

『飲みます!おいしいやつお願いしますね!』
と笑顔で返すと、”おいしいやつ??”とブツブツ言いながら首をかしげながらインスタントコーヒーを淹れにいってくれました。

はい、と渡されて飲むと、やはり自分でいれるよりおいしいコーヒーでした。

『あー、おいしい!』
一口飲んでそういうと、利用者さんは満足そうに戻って体操に参加していました。

その後もテキパキ仕事をして、思ったより余裕があったので、利用者さんと話しをしに行きつつ、ずっと座っている傾向が強い方と話して、僕自身の立場を利用して『ちょっと身体機能のチェックをしたいので、あちらの平行棒まで一緒に行ってもらえませんか?』と言って平行棒のスペースまで連れ出しては、つかまって歩ける人には歩いてもらい、歩けない人には掴まってスクワットみたいな立ち上がり動作をしてもらい、『おーなるほど、結構筋力ありますね!』『運動すれば、もう少し良くなりますよ!』『ぜんぜん歩けるじゃないですか!?』と声をかけて少し運動もしてもらいました。

実際、自宅では伝い歩きで生活している方が多いのですが、どうしてもデイサービスのホールスペースは広い空間なので、ふらつきが強くて車椅子対応にしてしまうケースが多く、できるだけ介助で歩ける機会を作ろう、と示してきてはいたのですが、職員自身もふらふらする利用者さんを支えて歩かせる自信がないようで、そういう取り組みは中々進みませんでした。

平行棒もあるんですが、いつも洗濯物が干してあったりして、今日も干してあったんですけど、全て取り払ってちゃんと平行棒として活用しました。

数人の職員はその光景を見ていたので、今後はこういう取り組みが広がってほしいです。・・・平行棒は物干しじゃないんだよ、とはなんども言ってきたつもりだったんですが・・・。

そんな感じで楽しいデイサービスの一日でした。
働いている自分自身が、利用者さんのためにサービスを提供して楽しめる事が一番だと思います。

さてさて、今日のたまった分の仕事は明日以降にしっかり詰めて処理しないといけませんね。・・・これは楽しくない現実です。

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