とある鮨ブログ

全国の鮨店を巡る旅々。

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全国の鮨店を巡る旅々。

最近の記事

お手頃な寿司居酒屋。

天神橋筋商店街にある、お寿司屋さん。場所は天神橋二丁目付近に位置します。 握りから肴まで豊富なメニュー。 アラカルトでお願いしました。 付き出し。 秋刀魚、香ばしい脂を芽ネギが爽やかに仕立てる。 酸が立つ赤酢のシャリ。 帆立、ほろほろっと解ける。 ヨナキガイ、こりこりと軽快。 白海老、スッと甘味が広がる。仄かな苦味が心地良い。 鰯、火入れは強めで香ばしい仕立て。 サーモン、とろとろで香りも上々。 さくっといただける寿司店。 ・Instagram htt

    • 常連さんで賑わう「主税寿司」さん。

      南森町にある、昔乍らのお寿司屋さん。カウンターは、常連の方達で賑わう。 「あるものでいきますね。」と心地良い一言。大衆感が溢れ野球の話が飛び交う。 大振りな握り。 車海老が二貫。 海胆とイクラ。 鰻、ふっくらと香ばしく関西らしい味わい。 シャリは甘く、みちっと重厚感がある仕立て。 トロ鉄火。 う巻き、出汁が利いた玉子に鰻の風味が加わる。 鯵、鮃。 烏賊、噛むととろっと甘味を感じる。三貫とは贅沢だ。 ・Instagram https://www.insta

      • 六本木からレギュラー営業の「鮨 なかむら」さん。

        祇園にある、お寿司屋さん。 東京六本木の「鮨 なかむら」さんの暖簾分け。三十歳の貫禄ある御主人が漬け場に立たれる。 ビルの四階に位置され、エレベーターが開くと凛とした空間が広がる。吹き抜けのフロアに高級感のあるカウンター。 海外のゲストも多く見られる。 お任せのコース。 濃縮された蛤のスープからコースがスタートされる。 火入れされた蛤。 鱚のお浸し。 キリッと辛味の利いた、ガリ。 鰹の藁焼き、心地良く藁の香りを纏う。 剣先烏賊、細く纏められ一体感を高められ

        • 「鮨ノ蔵」の暖簾分け「京都 鮨ノ蔵」さん。

          京都祇園にお店を構える、お寿司屋さん。北海道の人気店、鮨ノ蔵さんの暖簾分け的なお店。札幌にある本店の方へは未訪問なのですが、比較的予約が取りやすく訪問した次第です。 カウンターのみ、洗練された店内。 肴からのお任せコース。 伊佐木のたたき、フィンガーライム、大葉とミョウガを合わせて爽やかに供される。 明石の蛸、柔らかく解ける。 冬瓜の擂り流し。 鯛の昆布締めに自家製のカラスミ。 玉子豆腐に蟹の餡と鱒子。 ズッキーニの煮浸し。 平鱸の春巻き。 数の子とクリー

        お手頃な寿司居酒屋。

          移転され、新たなステージへ。

          天五中崎通商店街から脇に逸れた場所に位置する、お寿司屋さん。一松食品センターから移転された「鮨 ゑにし」さん。移転されてから初訪問。 高級感漂う新たなステージ。短いアプローチからカウンターへと期待を高めてくれます。 お任せコース。 海蘊、蓴菜、海老、オクラ涼しい彩り。 貝柱の磯辺焼き。 新生姜と蓮根のガリ。 剣先烏賊、細かい庖丁が入り見た目も美しい。とろっと蕩け甘味を引き出す。 穏やかな塩気の赤酢のシャリ。粒が立ちパラパラっと口の中で解ける。噛み締めるシャリだ。

          移転され、新たなステージへ。

          瀬戸内、伯方島にある名店「赤吉」さん。

          今治伯方島にある、お寿司屋さん。 特筆すべきは、全国的に有名な名漁師藤本純一氏との名タッグ。 愛媛の郷土料理いぎす豆腐から、コースはスタート。 ずらっと本日の魚が並ぶ。この時期の鮪はコースに組み込まず、瀬戸内の白身が中心との事。 コース前半は、鮨店の肴と云う寄りは寧ろ、自由に調理された魚料理を楽しませてくれる、と云った印象の方がしっくりきます。 天竹鯛の唐揚げ、瀬戸内海で愛される魚。小魚乍ら力のある旨味が広がる。 真名鰹の三杯酢漬け、甘味を立たせた酢が野菜と魚を引

          瀬戸内、伯方島にある名店「赤吉」さん。

          常盤鮨さんの次なるステージ。

          常磐鮨さんの次のステージ。関内から、広尾へ移転され寄り洗練された握りを供されます。 昆布出汁でほっこりとスタート。 三種盛り、帆立、サゴシ、本アラ。 北寄貝、旨味と香りが凝縮される。 焼物は、真名鰹。身質がしっとりと解れる。 鰹、芥子、玉葱醤油でいただく。 真羽太の酒蒸し、ポン酢の霙餡が掛かる。 甘海老と鰯鯨の尾の身。 ガリ。 握りが開始される。 真子鰈、上品な香りと甘味。粒がスッと立ち酸味と甘味が高位でバランシングされておられます。 鱚、身が厚く強い甘

          常盤鮨さんの次なるステージ。

          浅草橋にある、江戸前鮨「鮨處 あじま」さん。

          浅草橋にある、お寿司屋さん。 がらがらっと引き戸を開けるとカウンターがすらっと伸びる。 江戸の雰囲気が犇々と伝わる。雰囲気からも実に気分が高揚します。 「六兵衛」さんの流れを汲む。 おまかせのコース。 ムラサキウニと蓴菜。 春子と鱸、柔らかい春子にむちっと甘味の強い鱸。 煮蛸、滋味深い。香り高い蛸は心踊る。 煮鮑、肝もいただく。素晴らしい香りに包まれる。 帆立の磯辺焼き。 太刀魚の酒蒸し。 真子鰈に雲丹ソースが掛かる。 ここから握りへ。 鱚、少し強く

          浅草橋にある、江戸前鮨「鮨處 あじま」さん。

          宮津「なみじ」さん。

          宮津にある、地魚を味わえるお寿司屋さん。 御夫婦で営んでおられ、朗らかな空気に包まれます。 鳥貝、特特大のサイズ。 玉子と海老。 地魚握り、鱸、ヒラマサ、鯛、剣先烏賊、石鯛、魳、鯖。 天婦羅の盛り合わせ。 デザート。 ・Instagram https://www.instagram.com/toaru_osushino_index/ ・食べログ https://tabelog.com/rvwr/toaruosushinoindex/

          宮津「なみじ」さん。

          センス溢れる、隠れ家な鮨店「奥中津 寿し凡」さん。

          奥中津、住宅街に中に佇むお寿司屋さん。古民家を改装された、店内。 アラカルトからコース、肴メニューまで豊富な布陣を敷かれておられます。肴メニューあくまでも鮨店の範疇に留められており、昨今の寿司居酒屋的な、メニューはなく非常に好感が持てます。 「寿司処しん」さんで修行された御主人。 旬のおまかせ握り。 先付けは、水茄子から。 桜鱒、漬けにされ濃厚な脂が滲む。 バランスの良い赤酢。軽やかな酸を覗かせる。 墨烏賊、爽やかに塩と酢橘でいただく。歯切れの妙だ。 鱸、昆布

          センス溢れる、隠れ家な鮨店「奥中津 寿し凡」さん。

          マニアックな魚をいただける「まどい鮨 優」さん。

          谷町六丁目にある、お寿司屋さん。歴史ある長屋をリノベーションされ、温か味のある空間を演出される。 「鮨をつまめる酒場」をコンセプトに大将の軽快なトークが冴える。コースは、三種用意され、肴を含むコースと握りのコース。仕入れの関係でマニアックな地魚などが入るとの事、そちらを巧みに鮨へと昇華される点も面白いお店です。 天然地魚のお鮨と肴のコースをお願いしました。 先付けは、海蘊と烏賊、鮪のカルパッチョ。 ヒゲソリダイと野母ん鯵、マニアックな顔触れ。 血鯛の焼物。 グレ、

          マニアックな魚をいただける「まどい鮨 優」さん。

          大阪に地に、江戸前の風を吹かす「鮨 あさひ」さん。

          新町に新しくオープンされた、お寿司屋さん。東京の名立たる名店からの祝い花も含め、話題の新店舗だ。 すらっと伸びたカウンター、江戸の鮨屋を連想させる趣きとなっている。 漬け場に立たれるのは、西田章人大将。築地、豊洲の市場に通い詰め仲買さん、職人さん達と交流を深め独自のルートを築き上げておられます。大阪の地で独自の江戸前鮨を研究し、供されます。 お任せのコース。 熱々のお絞り。 本アラと蝦蛄、上品な仕立て。 牡丹海老、黄身醤油掛け。 シャリを投入、上品に海老の風味を

          大阪に地に、江戸前の風を吹かす「鮨 あさひ」さん。

          中津に新しくオープンされた「鮨 天翔」さん。

          中津に新しくオープンされたお寿司屋さん。 カウンターにテーブル、個室を完備される。 天翔おまかせ握り。 蜆のスープ。 ガリ。 大トロ、山葵が乗るタイプ。 小振りで柔らかい赤酢のシャリ。赤酢は濃厚で強壮な味わい。 鯛、肉厚で脂が乗る。塩で伝わる甘味。 サーモン、ぶわっと一瞬香りが溢れる。 口直しの赤蕪。 甘海老。 金目鯛、身はジューシーで皮目とのコントラストが良い。 縞鯵、滑らかな脂が滲む。 鯵、生姜が爽やか。 鰤、四日熟成との事。 鰆、仄かな燻製

          中津に新しくオープンされた「鮨 天翔」さん。

          淡路島人気店「林屋」の後継店「鮓 大磯」さん。

          淡路の人気店「林屋」さんの職人さんが開かれた後継店「鮓 大磯」さん。 新しい店内は、カウンターとお座敷が完備され広々とされています。 カウンターには、盛々の種が積まれる(笑) お任せ十貫。 墨烏賊、軽快に歯切れる。墨烏賊らしい歯応えに満足。 シャリは、穏やかな甘味があり解け感のある仕立て。 トロ。 明石の鯛、こりこりでしっかりとした歯応え。 鮃、あっさりとちり握りでいただく。 ハマチ、さらっとした脂。 生の車海老、ぷりぷりの歯応え。 車海老の頭。 平貝

          淡路島人気店「林屋」の後継店「鮓 大磯」さん。

          熟成を駆使された、信州江戸前鮨「すし崇」さん。

          長野県、善光寺門前に佇む「すし崇」さん。 海なし県、長野で熟成を駆使され飯尾醸造のお酢と合わせた、パワフルな握りを供されます。 立派な氷室式冷蔵庫が鎮座され、凜とした空間を演出されておられます。 久保崇嘉親方は、東京での修行後に地元長野に戻り開業。 お任せのコース。 能登の岩海蘊とコシアブラ。 柳葉魚の一夜干し。 蛍烏賊と菜の花。 白バイ貝の蒸し物、カンボジアの風味豊かな胡椒が掛かる。 九絵と韮、九絵はさっと火が入り煎り酒で味わいを膨らませておられる。 蛸

          熟成を駆使された、信州江戸前鮨「すし崇」さん。

          香里園の優良店、愛される街場の寿司店。

          香里園にある「幸っちゃん寿司」 地元で愛される人気の寿司店。温かな接客で出迎えてくれます。 香里園の地で二十年以上営業されておられ、年季の入ったカウンターが伸び、奥に小上がりがあります。 アラカルトでいただく。 生蛍烏賊、季節の一品。 平貝の塩焼き、香ばしく甘味が解れていく。 明石の蛸塩焼き。 握りをいただく。 鮃、活けらしい歯応えとすっきりとした甘味が塩で引き出される。 みちっと関西らしい甘味の付いたシャリ。 障泥烏賊、塩でいただく。細切りにされ甘味が口

          香里園の優良店、愛される街場の寿司店。