【詩】Confused Images
眉間に皺を寄せる代わりに
脳みその皺を寄せよう
血液が運んでくれるのは
赤い記憶と黒い自分
足元の影をふみながら
自由気ままに呪いをかける
春の風に絞られ 秋の月に怯える僕らは
ただ歩くことでしか救われない
気づいて エコー
見つけて エコー
天文学的な希望を胸に秘めて
信じもしない神さまとのダンスを夢見る
そんな幽霊以前の人間の
実に多いこと 多いこと
数千年の歴史によって完成した
卓越した脆さの市町の
実に多いこと 多いこと
足元の影をふみながら
自由気ままに呪いをかける