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教養としてのダンテ

佐藤優さんの
教養としてのダンテ「神曲」〈地獄篇〉
を読む。

縦横無尽に神曲とその時代、さらには現代を語り尽くしているが、
凡人の私には神曲と現代がどうしてそこまでつながるのか理解するまでには至らなかった。

ただ、これは佐藤優さんの読み方であり、
これが神曲の正解ではないということ。
大切なのは、
古典を自分に置き換えて読む、
そこに正解不正解はない、ということだと
この本から学んだ。

折角、大変な時間と労力を費やして古典を読むのだから、
佐藤優さんのように縦横無尽に想像力を巡らせて自身の糧にしたほうがいいのだろう。

佐藤優さんのような知識量があってこそ、ここまで現代に置き換えられるということもあるが。

本の中に
「ここまで読み取れるかどうか」
というように読者にもここまで来てほしいと求めるような言葉が何度か出てくるが、
そこまで読み取れるようになれる気が全くしない。

精進精進

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