物事はこっそりやらない。「これ、やってます!」と大々的に発表しよう。

先日からセールスフォースで、新しいダッシュボードづくりに取りかかっています。

まだ未完成なのでこっそり作業をしていたんですが、他の営業所の人に見つかってしまい。ならば…と思って、Chatterに上げて大々的に公開しました。もちろん、まだ未完成であることはしっかり提示しています。



すると、来るわ来るわ、コメントの嵐。「コピーさせてもらいます」「こちらのエリアではこうアレンジして使おうと思います」「もっとこういうのがあった方がいいんじゃないの?」などなど。それらに対応している間に、一気にブラッシュアップされました。完成していなくても、オープンにしてよかったです。ひとりでこっそり作業しているより、うんと早く仕上がりに近づけました。


未完成でもオープンにしてよかったことは、周りから意見をもらえて完成度が高くなったことだけではありません。未完成でも、このダッシュボードがあることによって少しでも業務負担が軽減されるという人がいます。だったら、完成を待たずに公開して、使える部分だけでも使い始めてもらいたい。



未完成でも公開するメリットはそれだけではありません。似たようなものを同時に作っている人が全国に何人もいました、なんてことを避けることができます。100%完成してからChatterでアップして、「私も似たようなものを作っています」というのは、作業が重複して非効率です。初期の段階で「こんなの作ろうとしてます!」だったら、「私すでにやってるよ!」と言われてもダメージは少ないです。うまく便乗して、自分のアイデアも盛り込んでもらえばいいでしょう。


最後にもうひとつ。「こういうことをやっていますよ」と社内SNSで発表することは、「これ、私の仕事です!」と、宣言したことになります。ダッシュボードづくりは、自分の貢献度をアピールするのに効率的な仕事なので、ひとつでも多く自分の仕事としたい。もちろん、今回のようにダッシュボードはいろんな人の声で仕上がっていくので、私ひとりの仕事ではありません。それでもやはり、誰の仕事かと聞かれれば、それは「こういうことをやっていますよ」と最初にアピールした私に、「自分の仕事です」と胸を張って言う権利が与えられるのです。



とにかくスピードの問われる時代。完璧主義になって、成果物をいつまでも自分の手元だけに置いておくのはもったいないです。さっさと公開して、みんなに育ててもらいましょう。大丈夫、それでもそのこの生みの親は、あなたです。

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