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おでんでシミシミひとり飲み

その日はおでんをつまみに飲もうと決めていた。

おでんは1度冷ますと味が染み込む。当日を最高の状態で楽しむために、前日のうちに作って寝かせておいた。完璧!

そう思っていたら、お酒の方を買い忘れていた。はいはい、いつも通りですよ。

おでんは翌日以降も食べるため、好き放題に具材を入れてたくさん。カレー、豚汁、おでんは鍋が大きいほどいいという持論だ。

1人鍋に取り分けて、カセットコンロの上にセット。本日は夕方と夜の2回公演でいくつもりなので、15時頃にオープン。

家に水菜とキムチがあったのでこちらも添えて、カンパーイ!

冬のキラキラパッケージの金麦がかわいい。まずは口の中をビールで満たしていく。

さーて。コントが始まりそうなアツアツのおでんが鍋で私を待っているぞ。

やっぱりおでんといえば大根!箸を入れるとなんの抵抗もなく入り、ほかぁっと湯気が上がった。前日仕込んで良かった〜!

愛知出身の私は、おでんには『つけてみそかけてみそ』が欲しくなる。つけるだけで一気にうまみ100倍。甘い味噌がおでんのこんにゃくに、がんもに、大根に、なんでも合っちゃう。

別皿に出した和からしとつけてみそかけてみそをあらかじめ混ぜておいて、ちょんちょんとつけるのが好み。からしの辛さもマイルドになって「つけすぎた!ツーン!」ということも減る。

みそをつけて口の中に放り込むと、大根の水分とおでんのだしが中からじゅわぁっと染み出てきた。急げ!今こそビールを口に注入だ!

おうちの中であったかおでんとキンキンビール、これぞ、冬のしあわせだ〜。

あっというまに鍋の中身を平らげて、一旦休憩。日がとっぷり暮れてから2次会を始める。

ところで、みなさんのおうちのおでんはどんな具材やだしのこだわりがあるのだろうか。

おでんは地域や家庭によってかなりばらつきがあるらしく、おいしい我が家のスタンダードを作りたいと以前から模索している。

関西に来て少ししてからメンバー入りした梅焼きは選抜のまま。

そして今回のおでんではさらに普段と違う具材を入れてみた。その名も手羽先!下茹でしたあとに他の具材と一緒に煮込む。できあがったおでんを一度冷やすと、つゆがゼリーのようにプルプルになった。

2次会は気になるこちらから始めることに。サッポロ黒ラベルをプシュっと開けて景気よくスタート。

気になる手羽先を豪快に手で持ってバキッ。一気に口に入れて身を剥がす。

なんだこれ!歯がいらないぞ!うんまぁ〜!

味もしみしみ、ご飯にも合いそうだし、味噌を足したらまさにおかずおでんだ!あっさりしてるけど肉の脂もあり、お酒にももちろん合う、合う。これは正式採用待ったなしだよ。

箸休めにはきゅうりとザーサイのごま油和え。あっさり、さっぱり、ほどよい塩気。うん、無限だ。

ビールもおでんものんびりとテレビを見ながら楽しんでいたら、いつの間にか空っぽに。

それならばここからはお楽しみの日本酒でシメに突入。おでんと日本酒といったら、やっぱりだし割りだよね!

今回は白鶴まるをチョイス。だしと日本酒をグラスで混ぜて、レンジでチン。

熱いかな、とチビっと口に入れる。

ガァァ!うまい!
口から思わずガチョウが出た。顔のパーツ全部がギュウウっと中心に寄る。七味も少し振ると、ううん、さらに増す香り、これもまたいいですな〜。

なんだか家の中が一気に居酒屋になったような気分。体も温まって、満たされるなぁ。

まだ12月だからな、この冬の間に何回でもやれるぞ、おでん。

今回も最高の夜だった、ごちそうさまでした〜!

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