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コロナが明けててんてこ舞いの日々

 コロナの3年間は仕事がない、という悩みだったが、コロナが明けてからは、仕事が次々とやってきて、目が回る忙しさ。受けた仕事をすべてこなせるかどうかという悩み。仕事をすれば色々トラブルもあるし、それを一つ一つ解決するのもたいへんだが、これも仕事がない、という悩みよりは悩みの質が違う。ありがたい悩みだと思えば、どうということもない。

 一時は会社の閉鎖も考えたが、「蓄え」と有機野菜のネット通販やら、物書きをするなど、旅行業以外の仕事をして食いつないできたことは、次になにがおきても乗り越える自信となった。仕事が次々と入るようになって、お客様の信頼に応えて、仕事をこなしていけば、3年間収入が途絶えていた分を取り返すこともすぐにできるような気もしている。

 落語のまくらに「商売にあきてはいけません、商売は『あきない』というぐらいですから」という言葉がある。私の商売は旅行商品をつくって売る、という商売だが、コロナぐらいで、商売をやめないでよかったと今はつくづく思う。この先どうなるかわからない中でも、私を信頼してついてきてくれた当社のベトナム人従業員たちにも感謝しなければならない。

 IT企業に異変が起こり、欧米発の金融危機も懸念されている。ロシア・ウクライナの戦争は終わらない。トランプ元大統領は不倫口止め疑惑で起訴された。もうなんでもありの世の中だが、はりきっていこうぜ、という気持ちだ。

日本ベトナム友好協会東京都連ニュース「ハノイからの手紙」2023年4月号掲載

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