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火時計流ネトマ攻略術①「総論」

導入に少し長話をします。
 
このシリーズは1つ前の記事「「リアル麻雀」と「ネット麻雀」の明確な違い」にて述べた、時間制限のあるネット麻雀での「時間の使い方」について、私なりの戦術・思考法を書いていくものになります。
 
想定しているターゲット層は天鳳七~九段の上級者(安定段位で言うと7~8段前半)で、鳳凰卓をチャオりはしないけれど、中々上にも行けず伸び悩んでいる方が対象になります。より具体的に言えば「牌効率や押し引き判断は当たり前のようにできて(精度は大体80~90点くらいあればいいです)、持ち時間がいつも余っている」という方です。
 
ですので、まだその領域に達していない人に購入はおすすめしません。まずは牌効率や押し引き判断を反射レベルでできるようになりましょう。
 
また、その領域に達している人に必ずしも成果を保証するものではありません。なぜなら、知っていることと理解できていること、理解できていることと活用できていることは全く別物だからです。

このシリーズは結構なボリュームになるのでテーマごとに分けて書いていきますが、眠たくなるような表データなどは一切使わないので一つ一つを読んでいくこと自体はそんなに難しくないと思います。ただ、私の20年近い麻雀キャリアと、麻雀以外の様々な経験を通じてようやく辿り着いた場所です。そう簡単に真似されない自信があるからこそ話す気になっているという側面もあります。
 
麻雀にこうすれば必ず勝てるといった「聖杯」は存在しませんし、求めてもいけません。ただ読むだけで強くなれるなんてことはなく、実戦レベルで使えるようになれるかどうかはあなたの努力次第です。
 
以上のことを踏まえ、この先にお進みください。しっくりくるタイトルが思いつかずに「総論」としましたが、今後シリーズを読み進めていく上で必要な「核となる考え方」について今回は話します。

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