#34 『花とお金』と私
1冊の本に憑りつかれている。
須王フローラさんの『花とお金』だ。
難しい言葉や言い回しはほとんどなくて、読みやすい本のはずなのだけれど、内容が深くて立ち止まって読むページが1章ごとに5カ所くらいある。
私は比較的せっかちな性格なので、「白黒つけて次、次!」と読むタイプなのだが、この本はそれを許さない。
なぜなら「無理に分かろうとしなくていい」「分からないことはそばに置いておく」といった趣旨のことが書いていあるからだ。
となると、自分の「分からないこと」の神髄がどこなのかを