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卒業文集づくりもGIGA

小学校卒業に向けて、多くの学校で書かれている「卒業文集」には、多くの労力が割かれています。

書いている児童はもちろん、添削する教員も大変な負担がかかっていました。それを少しでも軽減するためにGIGA端末をフル活用。MicrosoftTeamsを主として原稿作成・添削を行いました。

1 作成の手順を掲載

Teamsに投稿した内容

オリエンテーションの時間を短くできる。家庭でも確認ができるという点で有用です。

2 下書きは、wordで提出

「下書き」「2回目」「完成版」というように段階を分けて提出をさせました。提出されたファイルにコメントをつける形で返却し、データ上で複数回のやりとりを行いました。

これまでであれば、毎回手書きで書いた文遠を提出ひ、担任は赤ペンで添削内容やらコメントをを書き込み返却しました。

児童ば返却されるたびに、書かれてた内容を見ながら、再度「手書き」します。どんなな早くでも手書きだと30〜50分くらいかかります。それが2〜3回ともなるとかなりの負担です。
データで該当部分だけでの修正なら数分程度、長くても10分程度だったと多くの児童が話していました。手書きだと10〜15分の休み時間では修正は不可能ですが、データでの手直しであれば、休み時間での個別対応も十分に可能でした。

唯一、データを印刷したのは管理職への起案をさる際の1度だけ。

3 おまけ テンプレートの利用
どうしても書き出し、段落構成が難しい児童へはテンプレートを利用しました。こちらもコピペできる形でデータを掲載し、それをもとに作成を進めました。これができるのもデータ処理のよさです。

4 最後は手書き
最後は手書きでの原稿作成。完成した原稿を印刷したものを手元に置いて、一文字ずつ慎重に書き進めていました。実際に手書きするのは初めてだったので、緊張感をもって取り組めていました。

5 一生残る記念として文集
著名人が大きな成果を挙げたときに文集の作文が公にされることがあります。
特に、サッカー元日本代表 本田圭佑さんのものが有名ですよね。

将来の夢 本田 圭佑

 ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。 世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。だから、今、ぼくはガンバッている。今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。
 そして、世界一になったら、大金持ちになって親孝行する。
 Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。そしてレギュラーになって10番で活躍します。一年間の給料は40億円はほしいです。プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り、世界中の人が、このぼくが作ったスパイクやジャンバーを買って行ってくれることを夢みている。
 一方、世界中のみんなが注目し、世界中で一番さわぐ4年に一度のWカップに出場します。セリエAで活躍しているぼくは、日本に帰りミーティングをし10番をもらってチームの看板です。ブラジルと決勝戦をし2対1でブラジルを破りたいです。この得点も兄と力を合わせ、世界の強ゴウをうまくかわし、いいパスをだし合って得点を入れることが、ぼくの夢です。

本田圭佑 卒業文集より

こちらもご覧ください。本人が朗読しています。
https://youtu.be/CYxhJUnqm7U

10年後に同窓会のネタとして、使われるであろう「卒業文集」は、児童の記憶にも、記録にも残るものであってほしいと思っています。

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