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10年ぶりの担任日記 第一章

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公立小学校教員17年目の筆者。いろいろあって10年間担任から離れていましたが、今年担任に復帰、ICTを活用した授業改善、学級経営、教員の働き方改革に関する今昔物語。
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記事一覧

①週予定の廃止

①週予定の廃止

今年度当初の目玉として、「週予定の廃止」を行いました。

本校では、これまで週末に次週の1週間分の時間割と保護者への連絡事項、児童の様子の写真などを掲載した「週予定」を発行していました。この作成、起案、修正、印刷までの手間は毎週平均2時間〜3時間ほどの(ほぼ時間外)勤務となっていました。この手間を削減するために、本市で導入しているTeamsの活用を提案しました。

さらに、いわゆる連絡帳の機能も、

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⑤マクロとミクロ

⑤マクロとミクロ

見える景色の違い
10年ぶりに担任をやっていて、見える景色、自分の役回りの違いにショックを受けつつ、リベロ的に動いています。

マクロ(教務主任)の仕事
教務主任の時は、複数クラスの授業、会議・研修の準備、外部との連絡・調整、報告文書の作成、起案、全校の調整など多岐にわたっています。ちょいちょい声をかけられ、対応していると、なかなか自分の仕事が進まないことは多くありました。一日のタスクを処理できず

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⑥formsで面談日程調整

⑥formsで面談日程調整

これまでの個人面談
本校では、昨年度まで保護者との個人面談の日程調整を行う際に、案内文書の下部に切り取り線設け、都合のつかない時間帯について記入してもらい、担任へ提出、担任はその返事をもとに名簿等に転記し、そこから可能な時間帯に名前を入れていく作業を行っていました。

forms活用の手順
⑴案内文書に回答フォームの二次元  
 コードを貼り付ける。
⑵保護者は、二次元コードから都合 
 の悪い時

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④令和の心のものさし

④令和の心のものさし

道徳が、特別の教科・道徳となり6年目。もはや所見による評価も板についてきた感はあります。

しかし、私個人としては所見での評価を自分では書いたことはありません。(他の教員の所見は、散々読みましたので、文例データベースという知見はあります。)

道徳の授業をする際に、自分の考えを可視化するツールとして、「心のものさし」とか「ハートメーター」と呼ばれる小道具を使うことがあります。

自分も画用紙でクラ

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③formsで確認テスト

③formsで確認テスト

紙でのミニテスト
ひと昔前は、毎日のようにB6サイズくらいに印刷した漢字テストや計算テストをやっていましたね。僕も10年前はやっていました。基礎的な内容の習熟の手立てとして、最もメジャーなものでした。

formsでのミニテスト
印刷要らず、採点要らず、繰り返し自由。これまでの手間のほぼ全てが軽減されています。そして、児童は紙でやるよりも意欲的に取り組みます。(半分、ゲーム感覚ですから)

運用方

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わたしのキャリア

わたしのキャリア

小学校教員17年目になります。
教育学部数学教育専攻を卒業し、すぐに小学校教員の本採用。
初任校で3年(3-2-4)
異動した2校目で初めての体育主任を任されて3年間(2-5-1)

若干7年目28歳の若輩者に与えられた担任外(教務主任)という重要な分掌。研修主任も兼任、全学年3クラス並行の中規模校。当時は大先輩ばかりの職場。リアルに年下の後輩は、3人だけ。男子では最年少でしたね。今思うと、とんで

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