花組『アルカンシェル』(2024/02)

注: いろいろな要素が噛み合わず、珍しく辛めの評価です。作品がお好きな方はブラウザバックを推奨します(自分の記録用に残します)。


・座席 : 1階28列上手側
 自分の中の何かが噛み合わなかった+前の人的に銀橋センターから下手側(舞台の半分)があんまり見えなかったから、なかなか集中できなくて辛かった。あと、ジェンヌさんも珍しく結構複数回噛んでて、なんかその辺も客席に伝播してるのかなと思ったり。

・聖乃さんが終始ストーリーテラーなの勿体無いなと思った。常に男側がどこかに連れて行こうとするの、まあそれしかないんだろうけどそれ以外あって欲しかった。

・「仕事相手に恋はしない」「私もよ」→(5分後)キスしとるが??となってしまった。2幕に入ってそうでもなくなったけど、純粋に私の好みとの噛み合わなさが少し残念だった。

・それでも、柚香さんのイケメンさ、ナチュラルボーン主人公感は相変わらず美しかったし、
緩めのブラウスとか背広とかも素晴らしくお似合いでした。序盤の苛ついてる演技大好き。というか、この辺のカトリーヌとのツン期間がもうちょっと長くあって欲しかった。すぐ理想の上司になっちゃった(柚香さん特有の掠れボイス)。

・それから、ラテンのシーンでしんどいのに踊る人の演技が上手い…というか、皆さんもこういうことがあったんだろうかと思ってちょっと胸が痛い。やっぱり私は人にフォーカス当たってる方が好みだな〜と思ったり。今回は流れに翻弄される一市民のお話で、だからこそ宝塚のこの期間を乗り切ったお二人への公演なんだろうけど…それは分かってるけど……。

・あと歌がめっちゃ深く上手くなられていて(誰目線)びっくりした。

・ラヴィエンローズの赤衣装の似合いよう凄い。寄ってくる娘役さん一人一人と戯れるシーンで、鼻つんってしてたの見逃さなかった。

・その後、星空さんの肩に肘おいて階段降りてくるの本当に本当に……。あとここでジュテームをいただけて満足。こういう柚香さんが観たかったのよね。華と色気としなやかさがぎゅっっと詰まった濃い男役•柚香光がさぁ……。

・デュエダン後、流れ星と光を拾い集めるように踊って、虹色の光が集まってその中央に立ったとき、本当に終わるんだという実感がものすごく出てくるものがあった。フィナーレのあんな虹色羽初めて見たけど本当にお似合いでした。やっぱりキラキラ光る衣装で踊るの見る方が好きだな。

・星風さん、凛としたお役がとても好き。可愛いお顔でキリッとした役回りはリストのとき以来だけど、1番ハマってた気がする。お衣装も素敵。あと、クラシック場面のあのソプラノを一シーンとして消化するの勿体無いと思ってしまった。ちゃんと拍手させて欲しい。

・永久輝さん、細すぎて心配になる。歌唱指導のときぐらい衣装で補正がかかってたら良かったけど、軍服だと細すぎてびっくりしてしまった。今回は図太い陽キャの役回りで、2、3回移動してるのに謎のポジティブさ爆発させてて面白いキャラでした笑 もう安定感が凄いし、朗々と歌うときにくぐもらずはっきりと響かせるの、本当に歌が上手くて最高でした。

・星空さんと歌うシーン、落ちたハットをソファに投げつつ歌ってたのでそういう振りかと思ったら、Xを見る限りアドリブのようでびっくり。あまりにも自然すぎたが??その後のやれやれなのか、反省なのか、複雑かつ絶妙な表情ありがとうございました。

・ショー部分で柚香さんと踊るときの楽しそう感ありがとうございます。センター金黒衣装では統べる者の片鱗が見えててとても今後が楽しみです。闇堕ち主人公役お待ちしてます。

・レジスタンス側に礼真琴さんを彷彿とさせるようなキリッとさんがいらっしゃったの誰だろう?フィナーレは最初の方にレジスタンスメンバーと一緒に降りてきた方。ハッキリした目鼻立ちですごく目立ってた。
(おそらく侑輝大弥さんと希波らいとさんをごっちゃにしてる)

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