見出し画像

老化が全速力で進む食べ物5選

このnote をお読みの皆さまは
健康増進や病気の予防だけではなく、
老化を遅らせ若々しさを維持するために、
体によい食材を選び、健康的な食事を
考えていることと思います。

ただ、その一方で、老化を激しく
進めてしまう食べ物を食べていると
「悪貨は良貨を駆逐する」が如く、
せっかくの努力も水の泡になってしまい、
体の劣化細胞の劣化が進行します。

この記事では、
老化を全速力で進めてしまう食べ物を5つ、
厳選して解説します。

※記事の文末に動画を貼付しています。

①無機リンが多い食べ物

皆さん、リンというミネラルを
聞いたことがあると思います。
カルシウムと並ぶ骨の成分として
よく知られています。

リンは土壌の中に存在し、野菜も
穀物もリンがなければ育ちません。

そのようなリンは、正確には
有機リンと呼ばれ、野菜、穀物のほかに
肉類や魚介類、玉子、豆類、乳製品にも
含まれます。

それに対して無機リンは、
ハムやベーコン、練り物、チーズ、
インスタント麺、缶詰、スナック菓子、
ファストフードなどの加工食品に
食品添加物として含まれます。

具体的な添加物は、
Ph調整剤、結着剤、酸味料、かんすい等
が挙げられます。

リンの過剰摂取が長期に渡って続くと、
腎機能が低下がします。

腎機能が低下すると、毒素、老廃物が
体内に蓄積して老化が進行します。
それがリン過剰摂取のリスクです。 

有機リンと無機リンの違いはというと、
吸収率です。

有機リンの吸収率は、
豆類や豆腐が20〜40%、
肉類や魚介類、玉子が40〜60%です

無機リンの吸収率は90%にも上ります。
含有量が多い上に、ほとんど全部が
吸収されてしまいます。

肉類、魚介類、玉子や豆腐を
食べないわけにはいかないので、
そこから適量のリンを摂るのはいいとしても、
そこに無機リンが大量に入ると
リン体内蓄積⇨腎機能低下が一気に進むので
要注意です。

②超加工食品

無機リンで登場した加工食品。
その加工食品の中でも、従来の加工とは違う
高度な処理の加工を施されたものが
超加工食品です。

Newsweek 2012年2月号の特集では、
超加工食品を 
「それをする化学物質のレベルまで
いったん分解して、化学物質に手を加えて
から、再び合成するという工程を経ている。
自然界には存在しない、いわば
フランケンシュタインのような食品だ」
と記述しています。

また、米国糖尿病学会によると、
超加工食品とは
「糖分(砂糖、デンプン)、
脂質(飽和脂肪酸、リノール酸)、
塩分を多く含む加工済みの食品。
香料、乳化剤、保存料など添加物を加え、
工業的な過程を経て作られる。
常温で保存できたり、日持ちを良くして
ある食品」と定義しています。

具体的な食品としては、
ソフトドリンク、スポーツドリンク、
クッキー、スナック菓子、
フライドポテト、フライドチキン、
チキンナゲット、ミートボール、
ピザ、菓子パン、ドーナツ、マフィン、
パイ、アイスクリーム、
インスタントラーメン、冷凍食品、缶詰
などが挙げられます。

こういった食品を日常的に食べていると、
細胞膜の劣化、血管ボロボロ、肝臓疲弊
などの理由で老化が一気に進みます。

超加工食品のリスクは老化だけではありません。
心血管疾患のリスクが上昇する
(アメリカの研究)
コレステロール値や中性脂肪値が上昇する
(ブラジルの研究)
肥満リスクの上昇
(スペインの研究)
がんのリスクが上昇
(フランスの研究)
などが挙げられます。

③異性化糖を含む食べ物

異性化糖という言葉を知らなくても、
ブドウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖は
加工食品の原材料表示で見かけたことが
あるはずです。それが異性化糖です。

異性化糖とは、果糖とブドウ糖を主成分
とする液状糖のことで、サツマイモ、
とうもろこし、ジャガイモが原材料です。

蔗糖は、ブドウ糖と果糖が一つずつ
結合した構造を持つ二糖類です。
異性化糖は、その2つをつないでいる架橋を
分断してブドウ糖と果糖に分解しています。

なぜ分解するのかというと、
蔗糖1分子で感じる甘さよりも、
果糖1分子+ブドウ糖1分子の
甘さの方が大きいからです。

蔗糖の甘みを100とすると
ブドウ糖は約70、果糖は約170
足し合わせると240になります。

さらに、60℃程度で酵素を用いて、
ブドウ糖の一部を果糖に変化させます。 
ブドウ糖を果糖に変化させる処理を
異性化といいます。そこから
異性化糖という名前がついています。

蔗糖1分子を果糖とブドウ糖に分けて、
さらに一部のブドウ糖を果糖に変えた方が、
はるかに甘みが強くなるのです。

異性化糖は次の4種類です。

⒈ブドウ糖果糖液糖 
(果糖含有率50%未満)
⒉果糖ブドウ糖液糖 
(果糖含有率50%以上90%未満)
⒊高果糖液糖    
(果糖含有率90%以上)
⒋砂糖混合異性化液糖 
(上記の液糖に砂糖を加えたもの)

異性化糖は消化酵素で分解されず、
そのまま腸から吸収されます。
血液中に入ると大部分は直接
細胞の中へと入っていきます。

異性化糖は砂糖よりもはるかに急激に
血糖値を上昇させ、
ブドウ糖の10倍以上も糖化を早めます。

異性化糖が含まれる食品は、
清涼飲料水、スポーツドリンク、
アイスクリーム、ゼリー、ヨーグルト、
菓子パン、焼肉のタレ、納豆のタレ、
みりん、麺つゆ、ドレッシング、
ケチャップ、カレールー、シチュールー、
キムチなど漬物、各種缶詰など、
ありとあらゆる食品に含まれています。 

老化が進む食べ物④オメガ6脂肪酸(リノール酸)

オメガ6脂肪酸、その中心的な
位置付けであるリノール酸は、
サラダ油、菜種油、大豆油、
コーン油、ひまわり油など、
多くの家庭で日常的に使用されている
食用油に含まれる脂質です。

リノール酸は、過剰に摂ると
炎症反応を起こします。

ここでの炎症は、急性炎症ではなく
慢性炎症です。慢性炎症は、
ガン、糖尿病、動脈硬化、肺炎など、
あらゆる慢性疾患の引き金になります。

慢性炎症が怖いのは、
自覚症状がないことです。
自覚症状がないままジワジワと進行して、
そのうち修復不能な状態に陥ります。

すると、あらゆる疾患の引き金になります。

もちろん疾患だけではなく、
慢性炎症は皮膚や血管の細胞を傷つけて、老化の原因にも確実になります。 
老化防止のためには慢性炎症、リノール酸こそ警戒の必要があります。

しかし、日本人の90%以上は、
リノール酸の摂りすぎです。
それは、自宅で使う油以外にも、
加工食品、外食、テイクアウト食品にも
リノール酸が使われているからです。

慢性炎症の原因は、リノール酸以外にも
超加工食品、異性化糖、トランス脂肪酸、
加工肉、小麦に含まれるグルテン、
牛乳に含まれるカゼインも含まれます。

これらをいきなりゼロにするのは難しいですが、意識して少しずつ減らすことが大切です。

⑤揚げ物

天ぷら、唐揚げ、魚のフライ、竜田揚げ
メンチカツ、カツ丼、コロッケ、
フライドポテト、フライドチキンetc.

美味しい揚げ物は、あらゆる食品の中でも
体に悪い要素がいっぱい詰まっている
最悪食品だと言えます。

その理由は5つです。

⑴使用している油 

外食店やテイクアウトの揚げ物で使用する油は、
ショートニング、パーム油、サラダ油や
菜種油などのリノール酸です。

植物由来であるパーム油も、
近年はその弊害が指摘されています。

⑵油が酸化している 

外食店やテイクアウト店は、
コスト削減が死活問題です。
そのためフライヤーの油は、
数十回、数百回、場合によっては
一千回以上の使い回しです。

その間、油はどんどん酸化します。
スーパーの惣菜コーナーやコンビニ
レジ横ショーケースの揚げ物は、
揚げた後もしばらく空気に晒しています。

酸化に酸化を重ねた商品だと言えます。

⑶アクリルアミド  

米や小麦、芋、とうもろこしに含まれる
デンプンを高温加熱した時に発生するのが
アクリルアミド。

アクリルアミドは細胞の遺伝子(DNA)を
傷つけることから、発がん性が疑われます。

アクリルアミドがとくに多い食材は、
ジャガイモです。ジャガイモを揚げる
フライドポテトやポテトチップは、
アクリルアミドたっぷりの食品です。

⑷ヒドロキシノネナール 

ヒドロキシノネナールは、
菜種油、コーン油、サラダ油など
リノール酸を高温加熱した時に発生する有害物質です。

ヒドロキシノネナールもまたDNA遺伝子、
それに加えて体のタンパク質や
ミトコンドリアを傷つけます。

ヒドロキシノネナールは、
2番目に説明した揚げ油の再加熱、
つまり「使い回し」によって、大量に発生します。

⑸AGEs 最終糖化産物 

AGEs 最終糖化産物は、体の
「糖化」を促進させる物質です。 

糖化は老化を早めるだけではなく、
体の臓器や組織にダメージを与えて、
さまざまな病気の原因になります。

AGEs 最終糖化産物は、
同じ食材を調理しても、
煮る、蒸す、焼くよりも、
揚げることでより多く発生します。

まとめ

老化が全速力で進む食べ物 

①無機リンが多い食べ物 

無機リンは、
ハムやベーコン、練り物、チーズ、
インスタント麺、缶詰、スナック菓子、
ファストフードの加工食品に
食品添加物として含まれます。

リンの過剰摂取が長期に渡って続くと、
腎機能が低下して老化が進みます。

有機リンと違い無機リンの吸収率は90%と高すぎるのが問題です。

②超加工食品 

加工食品の中でも、従来の加工とは違う
高度な処理の加工を施されたものが
超加工食品です。 

超加工食品を日常的にパクパク食べている人は、
細胞膜の劣化、血管ボロボロ、肝臓疲弊
などの理由で老化が一気に進みます。

③異性化糖を含む食べ物 

異性化糖は、果糖またはブドウ糖を
主成分とする液状糖です。

異性化糖は消化酵素で分解されず、
そのまま腸から吸収され、
血液中に入ると大部分は直接細胞の中へと入っていきます。

異性化糖は砂糖よりもはるかに
急激に血糖値を上昇させ、
ブドウ糖の10倍以上も糖化を早めます。

④オメガ6脂肪酸(リノール酸) 

リノール酸は、
サラダ油、菜種油、大豆油、コーン油、
ひまわり油など、家庭で日常的に使用されている脂質です。

リノール酸の過剰摂取は、
慢性炎症の原因になります。

慢性炎症は、ガン、糖尿病、動脈硬化、
肺炎などの慢性疾患に留まらず、
確実に老化の引き金になります。

⑤揚げ物 

揚げ物が健康によくない理由は  
⑴使っている油そのもの
⑵油が酸化している 
⑶アクリルアミド
⑷ヒドロキシノネナール 
⑸AGEs 最終糖化産物 
などです。

この記事の内容については動画もアップしています。
合わせてご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?