神代知明 / 食養アドバイザー・サプリメントマイスター

1964年、福岡県生まれ。40歳で脱サラ、予防医学の世界に入る。専門は分子栄養学。20…

神代知明 / 食養アドバイザー・サプリメントマイスター

1964年、福岡県生まれ。40歳で脱サラ、予防医学の世界に入る。専門は分子栄養学。2015年より全国各地で栄養学のセミナーを開催する。YouTubeチャンネル【予防のための栄養学入門】を開設、講師を務める。著書に『40代からのガン予防法』(2012年・花伝社)。沖縄県在住。

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そもそも分子栄養学(オーソモレキュラー)って何?

この「note 」でお伝えしている予防のための栄養学は、分子栄養学(オーソモレキュラー)と呼ばれる、最強の栄養療法に基づいてます。 そこで、分子栄養学(オーソモレキュラー)とは一体何なのかを改めて解説します。 (記事の文末に動画を添付しています) 分子栄養学にはいろんな呼称が 私が運営しているYouTubeの視聴者さんからのコメントで、「動画を見て◯◯のサプリメントを買いました」といった声を、時々いただきます。 本当に嬉しい限りですが、同時に、懸念がなくもありません。

    • オリゴ糖はビフィズス菌のエサになってビフィズス菌を増やします

      昨日の記事はビフィズス菌でした。 そのビフィズス菌のエサになるのがオリゴ糖です。 今回は、 オリゴ糖が腸内環境に与える影響は何か オリゴ糖の種類、オリゴ糖を含む食材は何か オリゴ糖食品の選び方、摂取する際の注意点 について解説します。 (記事の文末に動画を貼付しています) オリゴ糖とは何か オリゴ糖とは糖という名称がついている通り、糖質の最小単位である単糖がいくつか結合したものです。 単糖が集まった糖類は、普通はそれを口から入れると、消化器で分解されて単糖になって腸

      • 栄養こそ最強最高の医療である【後編】

        三島渉著『栄養こそが最高の医療である』 から抜粋、要約した内容を中心に解説 する記事、【後編】です。 【前編】をお読みでない方は、ぜひそちらからご一読ください。 ③細胞の主成分はタンパク質と脂質 細胞の主な材料はタンパク質です。 体外から摂取したタンパク質はアミノ酸に分解されたあと、筋肉や皮膚、臓器などあらゆる組織の細胞の成分として、また酵素やホルモンの材料として合成されます。 細胞は核の中にそれぞれの遺伝子をタンパク質の設計図(DNA)として持っていて、自ら新しい

        • 栄養こそ最強最高の医療である【前編】

          今回の記事は、最近読んだ書籍から抜粋、要約した内容を中心に解説します。 紹介する本は、分子栄養学を導入して病気や不調の根本解決に取り組む医師、三島渉氏の 『栄養こそが最高の医療である』 世の多くの人は、今でも 「病気になったら病院に行けばよい」 「病気を治すのは医者」 「栄養なんかで病気が治るか!(予防ができるか)」 と思っているはずです。 そのような中、長年臨床現場に従事する医師が 「栄養こそが最高の医療である」 と断言していることに意味があります。 この記事では、

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          朝一杯の◯◯◯で便秘解消/腸内環境を改善しましょう!

          良好な腸内環境を目指すには、何はなくとも便秘解消が欠かせません。 便秘解消のために、さまざまな努力を重ねている人は多いと思います。 が、体のしくみを知らないために、最大のポイントをスルーしている人は結構多いです。 今回は、体のしくみも踏まえて、便秘解消のコツ、腸内環境を改善する大きなポイントを解説します。 即実践できる内容ですので、便秘にお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。 (記事の文末に動画を添付しています) 便秘解消に役立つ栄養素および食べ物 まず、この「

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          腸内でマルチに働く水溶性食物繊維は腸活に欠かせません

          腸活に欠かせない食物繊維には、 水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。 今回は、水溶性食物繊維が腸内環境の改善にどのように働くのかを解説します。 なかでも、便秘対策における効果と、不溶性食物繊維との役割の違いについてフォーカスします。 (記事の文末に動画を貼っています) 水溶性食物繊維はスゴい! まず、水溶性食物繊維の主な働き4つをご覧下さい。 ・便通改善 ・善玉菌を増やす ・血糖値・コレステロール値抑制 ・有害物質の排除 すべて腸の中で仕事をします。

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          ゴボウだけではダメだった【食物繊維が腸内環境を整える・後編】

          食物繊維にもいろいろ種類があり、その種類によって、大腸内で働く場所も違えば、腸内細菌による発酵に要する時間も違います。 今回は、 数ある食物繊維をどう組み合わせれば腸内環境を最大限に引き上げることができるのか、 という点に焦点を当てて解説します。 また、食物繊維のサプリメントについてもコメントします。 (記事の文末に動画も添付しています) 大腸の構造と役割 今回はまず、食物繊維の種類によって、大腸の中で働く場所もそれを発酵させる善玉菌も違う、というテーマです。 簡単

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          ご飯は冷めた方が腸によい?【食物繊維が腸内環境を整える・前編】

          食物繊維が腸内環境を改善して、健康にさまざまなよい影響を与えることは知られています。  今回はその中から、 発酵性食物繊維 短鎖脂肪酸 レジスタントスターチ の3つのキーワードに焦点を当てて解説します。 (記事の文末に動画を添付しています) 食物繊維は“発酵性”こそが重要 早速、最初のキーワードである発酵性食物繊維から入ります。 以下は、雑誌「Tarzan」2022年9/8号からの抜粋です。 つまり、食物繊維のなかでも“発酵性”のものが腸内環境を整えるのにより重要だと

          ご飯は冷めた方が腸によい?【食物繊維が腸内環境を整える・前編】

          ヨーグルトは腸内環境を改善するお薦め食品なのか? それとも?

          健康によいのかどうか、悩ましい食品の一つがヨーグルト。 「プラスは確実にあるし、 けれどもマイナスもありそうだ。 天秤に掛けるとどっちなんだ」 ということです。 そこで、ヨーグルトのおもなプラス面とマイナス面を記してみます。 ヨーグルトは積極的に食べた方がよいのか、それとも極力避けたい食品なのか。 その判断材料にしてください。 (記事の文末に動画を添付しています) 乳酸菌 ヨーグルトのプラス面は、何と言っても乳酸菌。 これに尽きます。 腸活の大切さが叫ばれる中、確

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          消化にも免疫にも影響デカすぎ【腸内環境シリーズ】 ビフィズス菌編

          腸内環境を整えて、免疫力を上げるうえで、ビフィズス菌がどのような役割を果たすのか、ビフィズス菌がいかに重要なのか。 そして、ビフィズス菌をどうやって増やせばよいのか、ということを解説します。 (記事の文末に動画を貼付しています) 腸内細菌におけるビフィズス菌の役割  まず腸内細菌バランスに関して簡単に説明します。 左側が理想的なバランスです。 真ん中の日和見菌がもっとも多く全体の約7割で、この割合はほぼ固定です。 つまり、残りの3割の比率が大切になります。 理想的な

          消化にも免疫にも影響デカすぎ【腸内環境シリーズ】 ビフィズス菌編

          消化にも免疫にも影響デカすぎ【腸内環境シリーズ】 乳酸菌編

          乳酸菌は、体の中でどのように働いて、どのようなプラス効果があるのか。 ビフィズス菌との違いは何か。   また、乳酸菌はどの食品から摂ればいいのか。 どの乳酸菌がいいのか。 それぞれのポイントを説明します。 (記事の最後に動画を貼付しています) 乳酸菌とは何か 乳酸菌の分類は、学術的には、こうです。 乳酸菌という大きな括りがあって、その種類として 乳酸棹菌、乳酸球菌、ビフィズス菌があります。 ビフィズス菌は乳酸菌の一種です。   けれども、乳酸棹菌と乳酸球菌をまとめて乳酸

          消化にも免疫にも影響デカすぎ【腸内環境シリーズ】 乳酸菌編

          アスタキサンチンの健康パワーはスゴい! ズバリお薦めサプリはこれだ!

          試験開始時と3、6ヶ月後に筋肉持久力をスクワットの平均回数で評価したところ・・・ アスタキサンチン摂取グループでは、6ヶ月で60%以上アップしました。 アスタキサンチンを摂取しないグループの平均は、約20%アップにとどまりました。 [肩こりの緩和]  肩こりを強く訴える16名(女性13名、男性3名、平均年齢38.2才)に、アスタキサンチンカプセル(6mg)を4週間摂取してもらいました。 その結果、4週間後で、平均血流量が有意に改善し、約24%アップしました。 ④眼精疲労の

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          カニやエビの赤い成分、アスタキサンチンのスゴさはハンパない!

          今回のテーマは、アスタキサンチンという栄養素です。 アスタキサンチンは、何がそんなにスゴいのか。 その理由は何なのか。 アスタキサンチンは、何からどのくらい摂ればよいのか。 これらについて解説します。 (記事の最後に動画を貼っています) 植物に含まれる抗酸化成分 アスタキサンチンは、カロテノイドの一種です。 カロテノイドとは、自然界に存在する赤、黄色、橙色などの天然色素で約750種類あることが分かっています。     カロテノイドは、油に馴染む脂溶性です。 アスタキサ

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          5-ALAで老化が止まる 疲労が取れる

          近年、健康増進に大きく関わるとして注目されている成分に5-ALAがあります。 このnoteで約2年前にお伝えした5-ALAの効果は、新型◯◯◯ウイルスに対する感染予防と重症化予防に関するものでした。 これは長崎大学北潔教授らの研究で、 ①5-ALAがウイルスの細胞への侵入を阻害する  ②5-ALAがウイルスの増殖を阻害する働きがある この2つでした。 本来、こういう情報はもっと広く国民に知らせるべきですが、国策はあくまでもワクチンなので、国はもちろん、マスメディアもほぼ

          【幸せホルモン】オキシトシンの健康効果と5つの増やす方法

          幸福感を感じたり、愛情を与えたり与えられたりした時に、脳から分泌するオキシトシンという脳内ホルモンがあります。 このオキシトシンが、さまざまな健康効果を持つことが分かっています。 そこで今回は、 オキシトシンの数多い健康効果 オキシトシンを増やす5つの方法 を解説します。 (記事の文末に動画を添付しています) オキシトシンは心身ともに効く オキシトシンのことを別名 「幸せホルモン」「愛情ホルモン」 「絆ホルモン」と言ったりもします。 オキシトシンは、人や動物と関わるこ

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          TVCMでお馴染みのEPA/DHAサプリメントは本当に必要でしょうか?

          EPA/DHAは、体に多くのよい影響を与える大切な油です。 そのためTVCM、 TV通販等でEPA/DHAサプリメントの宣伝をよく見かけます。 しかし、EPA/DHAサプリメントは本当に飲むべきなのか、食事からでは十分に摂取できない油なのかを解説します。 (記事の文末に動画を貼っています) 1日2gは高いハードルなのか EPA/DHAを合わせた、1日当たりの必要摂取量から話を始めます。 厚生労働省が示す日本人の食事摂取基準2020年版では、成人男性が2,0〜2,2g、

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