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(小品)専門家とクライアントとか、上下関係がある場合とか、非対称な当事者間で信頼を醸成する「オープンでフラットな」コミュニケーションってどうやんの?を学んでみる。
コミュニケーションについて断片的に考えるシリーズ。
『わかりやすいコミュニケーション学:基礎から応用まで』という本を読んだ。各分野の専門家が各章を執筆し、それぞれの分野での議論を伝えている感じのわりとテキストっぽい書籍だ。
これに収録されている、「第7章 健康コミュニケーション」で取り上げられている内容が、会計士のような専門職とクライアントとのコミュニケーションみたいな場面で役に立ちそうな気が
(小品)くだらないもめごとを題材にコミュニケーションを考える話
闘魂だ。おれは今日は若干疲れたので、久々にひと筆書きをしようと思う。ひと筆書きとは文章を頭から思いつくままに書き始めて、そのまま原稿をアップする書き方だ。練って書いたものとは多少テイストが異なるかも知れないし、下手くそに見えるかもしれないし、話がとっ散らかって見えるかもしれないが、書いた本人にとっては、あとから読み返すと自分の実力がよくわかるので、試みとしては面白いものだとたまに思っている。あと、
もっとみる映画『ウォール街』を観て、内なるゴードン・ゲッコーの声を聞け
今日は2023年12月11日だから、日付にちなんだ話をしてみよう。
12月11日と言えば。今を遡ること36年前、1987年に米国で歴史に残る映画が公開された日であることをご存じだろうか。オリバー・ストーン監督作品、”Wall Street”(邦題:『ウォール街』)だ。サクセスを希求する若手証券マンと、貪欲かつ貪欲な投資家による、企業買収をめぐる金融サスペンスである。
本作は、今やMoney映画
おまえは無駄と回り道と、そして矛盾を愛して商売しろ
闘魂は奮起した。必ず新人たちを叩き直・・・磨き上げるコンテンツを広大なインターネット世界に投下せねばならぬと決意した。闘魂には最近の受験生がわからぬ。闘魂は、ワンオペ型独立会計士である。仕訳を切り、監査法人と遊んで暮らしてきた。けれどもタフネスに対しては、人一倍に敏感であった。
■ 前回までのあらすじ闘魂だ。会計士試験に合格し会計の過酷な戦場への第一歩を踏み出したおまえは、自分の身を自分で守り、
【2023年公認会計試験論文合格発表】過酷な会計の戦場をHotなパイセンたちが照らしてくれる【noteご紹介特別版】
闘魂だ。今日は既存の物好きども(いつもありがとうございます)ではなく、新参者つまりNewbieたちに用がある。
今日は公認会計士試験の合格発表らしい、という噂をキッャチしたおれは、一刻も早く新人たちの心構えを叩き直すコンテンツを広大なインターネット世界に投下せねばならぬと体が闘争を求め、急遽自習室の粗忽なデンタク野郎のごとくキーボードを豪打し、これを書いている。
なお、今回は主に試験に受かった
東畑開人『居るのはつらいよ』を読んで、企業と「ケア」的なアドバイザリーと居場所などについて考える
『居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書 (シリーズ ケアをひらく) 』は臨床心理学者の東畑開人氏によって2019年に書かれた、沖縄のデイケアにおける精神看護の日々を綴った作品である。エッセイのような軽いタッチで描かれてはいるが、「ケア」と「セラピー」とは何かに迫るれっきとした「ガクジュツショ」でもある。
もともと評価の高い本であり、普通に読んで面白いことももちろんだが、「ケアとセラピ
自己肯定感低め会計士とアイデンティティ論-おまえは何者か
闘魂だ。おれは、おれであり続けることを大切に生きているつもりだ。よって「何者かになりたい」というポピュラーな心情について、これまでさほど注意を払って来なかった。今日はその問題を考えるヒントになりそうなものを紹介しよう。
■ おれはおれ、じゃないの・・・?先日、てりたま氏(*1)が「自己肯定感」を話題に出していた。
おれは、例によって、無駄に自己肯定感高めの調子にのったスタッフを戒めるものか!と
【小品】『フルメタル・ジャケット』で監査人は鍛えなおされる
闘魂だ。今日は一言で言うとただの映画の紹介だ。なぜこんなにボリュームが増えてしまったのかおれにもサッパリ理解できないが、逆に暇つぶしにはなるだろう。修了考査とかを控えている奴は、すぐさまブラウザバックして答練の写経に戻れ。
■ はじめに・生ぬる・・・良い時代になった
会計士業界は、長らく徒弟制度時代の名残を引きずっており、体育会系的上意下達ヒエラルキーのパワーにより、軟弱な受験生を戦える監査人