自覚
「京都大学の文学部なんやから、少なくとも同年代じゃ日本最高の知識人なんやから、自覚もって勉強しろ」
と、今日冗談交じりに教授に言われた。
僕らはそれに対して苦笑いで返した。
「お前らが笑っとったら日本の教育は終わりやぞ」
と、言われた。
はい...ぐうの音も出ない。
日本最高峰の大学に通う自覚。ないわけではない。京大に通う身として、それなりの知識を身につけなければならないという自覚はある。
そんなことわざわざ言われなくても...
いや、やはりこれ以上は目を背けられない。
昔から、勉強が好きだと言う訳では無い。
優れた読解力と記憶力でこの大学に入った。入れた。来てしまった。
難しい本なんて全然読んだことがない。芥川龍之介も、川端康成も、福沢諭吉も、ドストエフスキーも、マルクスも、、。
授業が専門的になってきて、教授から、この人知ってるか?この本読んだことあるか?と幾度となく聞かれた。
知らない。読んだことがない。読んでるはずがない。
日本最高の知識人というか、もはや並の高校生レベルの知識しかない。
卒論のテーマを決めるまであと約半年。もっとたくさんの書籍にあたらなければならない。勉強する。そひて裾野を広げる。
幸い大学の図書館は充実している。
もうこれ以上逃げない。
知識人に、オレはなる‼️
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