あんぱんち

20歳の大学生の随想と音楽。 文章でしか自己表現ができません。

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  • 音楽(ミセス・ロック) 

    ミセスの音楽を中心に、その他若手バンドの曲やライブについて綴ってます。知ってる人もまだ出会ってない人も、何かのキッカケになりますように。

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固定された記事

「エモい」と「あはれなり」-感情の連続性-

近年頻繁に耳にするようになった「エモい」という言葉。Wikipediaには以下のように掲載されている。 要は、「なんとも形容しがたい素敵な感情」を表す便利な言葉である。 春…

あんぱんち
1か月前
26

現実は想像より酷いし、戦争も現実なので、想像よりも酷い

5

最近のお話

最近いろいろ充実してる気がする 忙しさと充実度合いは比例する バイトは以前より減らしてる 勉強は去年より頑張ってる 最近読書にハマってる 休みの日には友達と遊ぶ…

あんぱんち
11日前
6

銅鐸が平和だったかもしれない話

お金は人々の信頼によって成立している この話を小学生にしたときは理解してもらえなかった。しかし私は時々ゾッとするのだ。一万円札を一枚作るのにかかる費用はたったの…

あんぱんち
12日前
3

姉が生きてたら、の話。

聞かれたら困る質問が2つある。 「血液型なに?」 まず、血液型は知らない。検査したことがない。でも多分AB型なんじゃないかな。姉がAB型らしいから。 「兄弟姉妹はい…

あんぱんち
2週間前
8

虫が増えてきたので、嫌いな季節
少し汗ばむようになった。気付けば新学期から1ヶ月以上経ってる。色んなことを学びとれてるよ〜有意義に過ごそう(* 'ᵕ' )☆

あんぱんち
3週間前
2

記憶って、。

伊坂幸太郎さんの777(トリプルセブン)という作品を読んだ。この作品は大好きな「殺し屋シリーズ」の4作目。案の定、一気読みだった。 紙野結花はそう告げる。彼女は、あら…

あんぱんち
1か月前
3

自覚

「京都大学の文学部なんやから、少なくとも同年代じゃ日本最高の知識人なんやから、自覚もって勉強しろ」 と、今日冗談交じりに教授に言われた。 僕らはそれに対して苦笑…

あんぱんち
1か月前
6

2002年生まれのバンドがライブハウスに革命を起こしてるって話

先程の記事の続きにして本題。 狭くて暗いライブハウス。そんな場所で一際輝いている4人組若手ロックバンドが三組いる。奇しくも彼らはみんな同い年、2002年生まれの代の…

あんぱんち
1か月前
47

600円

ライブハウス 多くの皆さんにとって縁遠い場所だろう。暗くて、狭くて、キラキラからは縁遠い、そんな場所。あ、あと、入るのに600円かかる。 そこでは、人気のバンドか…

あんぱんち
1か月前
7

何のために歴史を学ぶのか

今年から大学3年生。学習内容は一気に専門的になる。新学期が始まって1週間が経った。つまり、一通り授業を受けた。 専門は東洋史学。主に中華の歴史、中国と言わずに中華…

あんぱんち
1か月前
3

青に似たすっぱい春

正直な話、うまく言葉にまとめられるかは分からない。でもこの話を、この感動を伝えるためにはまずは4年前の春の話からしてみようと思う。 以前「12」という記事でも触れ…

あんぱんち
1か月前
29

受験が終わってから止まってた歯車が、この春少しずつ動き出した気がする。良い方に進むのかは分からないけど、残りの大学生活、そしてその後の人生に大きく影響を与える数ヶ月になりそう。

あんぱんち
1か月前
2

勢い

うーん。4月。前回のnoteにも書いたけどバイトが本当に忙しい!明日で連勤はひとまず終わり。頑張ろう。 仕事が大変すぎて、深酒したくなる。というか、してる。今もほろ…

あんぱんち
2か月前
3

春の匂いは色々思い出してセンシティブ
でもどこか高揚する。だから余計に複雑。

あ、そういえば近所の桜が咲いてた。

あんぱんち
2か月前
3

気付けば暖かくなっていた。そっか、もう3月末だもんな。忙しさにかまけて忘れていたけど、街にはすっかり春が訪れていた。明日で年度が切り替わる。つまり、今日で大学生…

あんぱんち
2か月前
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「エモい」と「あはれなり」-感情の連続性-

「エモい」と「あはれなり」-感情の連続性-

近年頻繁に耳にするようになった「エモい」という言葉。Wikipediaには以下のように掲載されている。

要は、「なんとも形容しがたい素敵な感情」を表す便利な言葉である。

春に河原の夜桜が舞っているのを見た時。ほたるの光を見た夏。秋風に揺られる紅葉を見た時。白い息が出る冬の朝。音楽を聴いて感傷に浸る静かな夜。友達や恋人と過ごす何気ない日常にふと感じる幸せ。

そのどれもは「エモい」と表現出来る。

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現実は想像より酷いし、戦争も現実なので、想像よりも酷い

最近のお話

最近のお話

最近いろいろ充実してる気がする

忙しさと充実度合いは比例する

バイトは以前より減らしてる

勉強は去年より頑張ってる

最近読書にハマってる

休みの日には友達と遊ぶ

授業にも去年より出てる

noteは立派な趣味の1つになってる

就活がじわじわ襲ってきてる

ライブもほどほどに行けてる

お酒もほどほどに飲めてる

恋愛はしてない

授業を犠牲に睡眠も取れてる

バイトも楽しくやれてる

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銅鐸が平和だったかもしれない話

銅鐸が平和だったかもしれない話

お金は人々の信頼によって成立している

この話を小学生にしたときは理解してもらえなかった。しかし私は時々ゾッとするのだ。一万円札を一枚作るのにかかる費用はたったの19円。我々はたった19円の価値しかない紙切れに1万円の価値を付与しているのだ。お金という概念を知らない人からしたら我々は大馬鹿者だ。

例えば、Aさんがお店を経営しているとする。一万円の価値がある品物を売って、一万円札をもらう。これはご

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姉が生きてたら、の話。

姉が生きてたら、の話。

聞かれたら困る質問が2つある。

「血液型なに?」

まず、血液型は知らない。検査したことがない。でも多分AB型なんじゃないかな。姉がAB型らしいから。

「兄弟姉妹はいるの?」

めんどくさいときは「一人っ子だよー」と答えている。現に、一人っ子として生きてきた。ただ、姉は生まれてすぐ亡くなったというだけ。流産。

幼い頃は自分に姉がいたことすら知らなかった。
家にある仏壇はただのインテリアの1つ

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虫が増えてきたので、嫌いな季節
少し汗ばむようになった。気付けば新学期から1ヶ月以上経ってる。色んなことを学びとれてるよ〜有意義に過ごそう(* 'ᵕ' )☆

記憶って、。

記憶って、。

伊坂幸太郎さんの777(トリプルセブン)という作品を読んだ。この作品は大好きな「殺し屋シリーズ」の4作目。案の定、一気読みだった。

紙野結花はそう告げる。彼女は、あらゆる事を「記憶してしまう」女性なのだ。

「記憶力がいいなんて、良いことじゃないの。トランプの神経衰弱とか強そうだし」

と彼女に出会った女性は口にする。おそらくこの世のほとんど全ての人は同じことを思うだろう。記憶力がいいなんて、羨

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自覚

自覚

「京都大学の文学部なんやから、少なくとも同年代じゃ日本最高の知識人なんやから、自覚もって勉強しろ」

と、今日冗談交じりに教授に言われた。

僕らはそれに対して苦笑いで返した。

「お前らが笑っとったら日本の教育は終わりやぞ」

と、言われた。

はい...ぐうの音も出ない。

日本最高峰の大学に通う自覚。ないわけではない。京大に通う身として、それなりの知識を身につけなければならないという自覚はあ

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2002年生まれのバンドがライブハウスに革命を起こしてるって話

2002年生まれのバンドがライブハウスに革命を起こしてるって話

先程の記事の続きにして本題。

狭くて暗いライブハウス。そんな場所で一際輝いている4人組若手ロックバンドが三組いる。奇しくも彼らはみんな同い年、2002年生まれの代のバンドだ。

ペルシカリア

Blue Mash

ルサンチマン

インディーズバンドに詳しい方ならば耳にくらいはしたことがあるだろうか。

親友にして、盟友にして、ライバル。
ポケモンに例えるなら、ほのおタイプ、みずタイプ、くさタイ

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600円

600円

ライブハウス

多くの皆さんにとって縁遠い場所だろう。暗くて、狭くて、キラキラからは縁遠い、そんな場所。あ、あと、入るのに600円かかる。

そこでは、人気のバンドから、お客さんが入らないようなバンドまで、みんな何か信念を貫いてデカい音を鳴らしてる。
そんなバンドに鬱屈とした日々を救われたり、音に乗って鬱憤を晴らしたりしている人達が、チケットと600円のドリンク代を握りしめてやって来る。
バンドマ

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何のために歴史を学ぶのか

何のために歴史を学ぶのか

今年から大学3年生。学習内容は一気に専門的になる。新学期が始まって1週間が経った。つまり、一通り授業を受けた。

専門は東洋史学。主に中華の歴史、中国と言わずに中華と言いたい(笑)専門家ぽいでしょ。

東洋史学には漢文がつきもの。これから膨大な量の漢文を読まないといけない。当然高校までのように返り点などの訓点は施されていない。全く読めずもがき苦しんでるnowである。

どうして歴史を勉強しようと思

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青に似たすっぱい春

青に似たすっぱい春

正直な話、うまく言葉にまとめられるかは分からない。でもこの話を、この感動を伝えるためにはまずは4年前の春の話からしてみようと思う。

以前「12」という記事でも触れた内容にはなるが、Mrs. GREEN APPLEを好きになった経緯を少しだけ。
4年前、2020年の2月から5月にかけてコロナが世界を襲った。学校は休校になった。そのタイミングで、私はMrs. GREEN APPLEが大好きになった。

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受験が終わってから止まってた歯車が、この春少しずつ動き出した気がする。良い方に進むのかは分からないけど、残りの大学生活、そしてその後の人生に大きく影響を与える数ヶ月になりそう。

勢い

勢い

うーん。4月。前回のnoteにも書いたけどバイトが本当に忙しい!明日で連勤はひとまず終わり。頑張ろう。

仕事が大変すぎて、深酒したくなる。というか、してる。今もほろ酔い、ほんとはもっと飲みたいけど家にあるお酒が切れた。ざんねーん。

酔いの勢いそのままに書いてるし、書くことは何も決めてない。だらだら書いていたら李白のような才能が芽生えるんじゃないかと思ったり、思わなかったり。

お酒には割と耐性

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春の匂いは色々思い出してセンシティブ
でもどこか高揚する。だから余計に複雑。

あ、そういえば近所の桜が咲いてた。

春

気付けば暖かくなっていた。そっか、もう3月末だもんな。忙しさにかまけて忘れていたけど、街にはすっかり春が訪れていた。明日で年度が切り替わる。つまり、今日で大学生活の折り返し。

この2年何をしたか、と言われれば何もしてないし、強いて言うなら中国語の知識を身につけた程度。充実していたかと言われればそんなことはないし、でもそれなりに彩られていたような気もする。

この数日も色々あった。ちょっと話させて

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