ゲーム企画書のための書類デザインの参考リンク3選&参考書籍5選
ゲームプランナーやゲームデザイナーとしてゲーム業界に就職しようとする場合、ゲーム企画書の提出を求められる場合がある。
このゲーム企画書というのが厄介で、ただ面白いゲームを考えればいいというわけではなかったりする。面白さが伝わるように書類をデザインすることが求められる。
内容が面白ければ書類のデザインは関係ないと思う人もいるかも知れない。しかし、実際のところそうでもない。見た目がいまいちなゲームはあまり面白そうに見えないと同じように、見た目がいまいちな企画書は面白そうに感じないのだ。
そこで、この記事ではゲーム企画書のための書類デザインの参考リンクと参考書籍を紹介する。デザインに自身にない人にこそおすすめしたいラインナップなので、ぜひ参考にしていただきたい。
1.参考リンク
伝わるデザイン
伝えるためのデザインの基本を「読みやすく」「見やすく」「バリアフリー」に3つの項目から解説するサイト。
フォントの選び方や配色の考え方など、資料デザインの基本が丁寧に解説されている。
研究発表用の資料デザインを想定しているため、見た目のかっこよさや華やかさよりも伝わりやすさを重視している。
企画書のデザインを整えるために覚えておくと良さそうなこと
企画書のデザインを整えるための基本的な意識がテクニックまとめられた記事。
ゲーム企画書の資料デザインを想定しているため、そのまま真似して使える。
おすすめのフリー素材サイトへのリンクも紹介されている。
PPDTP
PowerPointを使って、IllustratorやPhotoshopのようなデザインを作る方法を紹介するブログ。
世の中のデザインサンプルはイラレやフォトショで作られていることが多いので、パワポでそれを真似できるようになるのはありがたい。
このサイトを見るとパワポでなんでも作れるような気がしてくる。
2.参考書籍
ノンデザイナーズ・デザインブック
近接、整列、反復、強弱(コントラスト)というデザインの基本4原則について書かれた本。
専門学校で企画書の書き方を教えるときは、基本的にこの本を参考にしている。
ノンデザイナーズの名の通り、デザインの基本的な考え方を丁寧に教えてくれる。
古い本だからか、日本語訳があんまりイケてないのがやや欠点。
やってはいけないデザイン
デザイン初心者がやりがちなイケてないデザインと、それを回避する方法について書かれた本。
デザインをやったことが無い学生(当時の自分も含め)はだいたいこの本に書いてあるイケてない企画書を書いてしまう。
デザインに自身が無い人はとりあえずこれを読んでおけば、やりがちな失敗を事前に対策して回避することが出来る。
まねるだけで伝わるデザイン
ノンデザイナーズ・デザインブックと同じように、初心者向けにデザインの基本をまとめた本。
デザイン例がたくさん載っていてポップなデザインも多いので、ゲーム企画書の参考になる。
プレゼント用のスライドについて解説しているパートがあるので、企画書の書き方がわからないという人におすすめ。
パワポ de デザイン
PowerPointを使って、いい感じのデザインをつくる方法が書かれた本。
パワポの使い方も載っているので、他のデザイン書でありがちな「このデザインやってみたいけどパワポでの操作がわからない」が解決できる。
ダウンロードして使えるサンプルデータもついていて実践的なので、まだパワポに慣れてない人におすすめ。
あたらしい、あしらい
アイキャッチや飾り枠などのあしらいのデザインと効果的な使い方についての本。
新米デザイナーの作ったデザインと先輩デザイナーの作ったデザインを見比べていく構成で書かれている。
やや上級者向けだが、色々なあしらいのパターンのを知ることができるので、面白そうな書面をつくるのに役立つ。
3.番外編
ファミ通
最後に番外編として、ファミ通を購読することをおすすめしたい。
各種ゲームの特集ページは、ゲームの雰囲気にあわせて紙面がデザインされているので、ゲームらしい配色やあしらいの参考になる。
自分の作りたいゲームに近い雰囲気のゲームの特集を見つけて、見出しや飾り枠を真似するだけで、ゲームっぽいデザインが出来上がる。
以上、ゲーム企画書のデザインの参考リンクと参考書籍を紹介させていただいた。
デザイン書は通読して終わりではなく、書類をつくる機会が来るたびに辞書のように参照して使うことが出来る。特にゲームプランナーはなにかと書類を作成する機会が多い職業なので、書類デザインの能力を身に着けておくことに損は無い。
今の自分のレベルや興味にあわせて、ぜひ気になったものを見てみていただきたい。
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