はじめに
以下は、2015年6月当時話題になった、アメリカの9歳の少年が当時の安倍総理に宛てた手紙について、その全文と周辺情報を記載した当時のブログ(下記参照)からの転載です。このブログ自体、当時2万に及ぶアクセスをいただき、大変話題になりました。現在は4万ビューをいただいています。
今回、当時この手紙が宛てられた安倍総理はこの手紙に反応を示さないまま故人となり、今年、被爆地広島でG7サミットを開き、安倍総理の一周忌に当たってその『遺志を引き継ぐ』と宣う現総理がいるので、それではこの少年の言葉を思い出してもらおうと、あらためて周知することにしました。
転載元ブログにある各種報道記事は、8年後の現在、ほぼすべてがデッドリンクとなっており、キャッシュすら辿れない状況ですが、それぞれ報道された事実はあったので、そのままのリンク・内容で転載します(一部、資料となる記事やまとめのリンクを追記する追記編集を行っています)。
転載元のブログ
当時話題になったTogetterまとめ
転載始まり
ある被爆者の証言から広島・長崎原爆投下の現実を知ったアメリカの9歳の少年が、安保法制の制定にひた走る安倍総理に最近宛てた、切実なるお願いの手紙。毎日新聞も取り上げたその手紙の全文転記です。是非読んでみて下さい。(※誰でも読みやすいよう文字を大きめにしてあります。)
■2015.06.12追記 要約文の存在を確認
11日付の『岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞』によると、この手紙の要約版が、6.11の国会前集会で読み上げられたそうです。政党代表の挨拶で、日本共産党の藤野保史(ふじのやすふみ)衆議院議員が読み上げたのだとか。
『憲法便り』によれば、藤野議員は、ルイス少年が手紙を託した日本被団協の方から、演説の当日にこの要約版を受けとったのだそう。上記のように全体は13頁もあるところを、被団協が演説用に要約したみたいです。直筆のメモもありますね。最後の、「これが世界の声じゃないでしょうか」という走り書きは、演説の締めの文として議員が自ら足されたのでしょう。
■2015.06.13追記 原文の存在の調査
当ブログでは、原文(英語の想定)の存在を確かめるべく、ブログ転載当初から、ローレンツ親子のあらゆる綴りを想定してネット調査を行ってきました。しかし、ローレンツ親子が全くの一般人のせいか、サーチにはまったく引っかかりませんでした。したがって、13日現在、(英語)原文の存在は確認できていません。
当初、”原文”と思われる文書は原水協のページにPDFとして掲載されていましたが、現在は掲載されていません。その後、こちら①と、こちら②の個人ブログに転載されていたのですが、ブログのオーナーに確認したところ、①の方は、”転載元”から「非公開で」とコメントがあり、非公開にしたそうです。この”転載元”が、②の個人ブログなのか、それとも原水協なのか、或いは被団協なのかは、憶測の域を出ません。②の方には、現在のところ確認がとれていません。
(2015.06.14追記)①の方が当ブログをご覧になり、以下コメントを下さいました。
ただ、ルイス少年に関する過去の報道記事を遡ったかぎりでは、ルイス少年は母親のケイさんの力を借りて、なんとか本を出版してみたいと考えていることがうかがえます。
これは憶測の域を出ませんが、もしかしたら、被団協や原水協は、ローレンツ親子の出版の意思を尊重して、出版前の「手紙」の全文は一般公開しないことにしたのかもしれません。だから、国会前の演説でも、要約版のみが共産党の議員に示されたのではないかと考えることもできます。
■当ブログの方針
本日(2015.06.13)に至るまで、『ルイス』少年の『手紙』をこのブログ及び他の媒体に転載し、このブログに至っては17,000件以上のアクセスを頂いていますが、”転載元”より「非公開に」というコメントはいただいていません。もしかしたら、自主的に非公開にすべき、という選択肢があるかもしれません。しかし、当ブログは、できうる事実確認の作業は行っているという前提で、ルイス少年の書いた『手紙』は実在し、そこにはルイス少年或いはローレンツ親子の並ならぬ思いが込められている、いう認識のもとで、この記事の公開を継続してゆくことを選択し続ける所存です。
転載終わり