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職場外での職業病には気をつけろ

この春に小学1年生になった娘が国語の宿題で毎日音読をしています。


親の役目としては、①毎日音読するように働きかける ②しっかりと聞いて的確なアドバイスをする ③音読カードにチェックする といったところだと思うのですが、どうやら今月の目標は「様子がわかるように読む」であることが判りました。


私もたまに音読に付き合うのですが、宿題を早く終わらせたい気持ちも手伝ってのことでしょうか、娘の読むスピードが結構速い・・・


「もう少しゆっくり、大きめの声で読んだら、聞いている人がもっとわかりやすいんじゃないかなあ」
なんてアドバイスをしたりしているのですが、音読はとても重要なので是非とも上手くなっていって欲しいものです。


ある朝のこと、この「様子がわかるように読む」について、妻が娘に実際に該当の作品を読んで聞かせていました。聞いていた私からすると「まあ、様子がわかるように読むのは大事だけど、そこまで大袈裟にやんなくてもいいんじゃん?」というような誇張された読み方(笑)


私が実際にそう言うと、読んだ後の妻も娘もゲラゲラ笑っていましたが、理由はともかく楽しく取り組めることはとても良いことです。私も今度妻みたいにやってみようかな・・・


音楽関係者で舞台経験も豊富な妻からすると、ひとつひとつの文章に感情を込めて表現するのなんか朝メシ前で当たり前、いわば職業病みたいなものなのでしょうね。


そんなわけで、今日は職業病に関するアネクドートを読んでみました。


Объявление в самолёте:
- Если среди пассажиров есть врач-анестезиолог, подойдите, пожалуйста, к креслу номер 39!
Встаёт мужик, подходит к 39 креслу. Там сидит другой мужик и читает журнал.
- Здравствуйте, я анестезиолог.
- А я хирург. Коллега, поправьте свет, пожалуйста.

anecdot.ru

объявление:表明、広告 | самолёт:飛行機 | среди (生):~の中に、間に | пассажир:乗客、旅客 | врач-анестезиолог:麻酔科医 | подойти к (与):~に近づく、近寄る | кресло:座席、肘掛け椅子 | вставать:立ち上がる、起きる | читать журнал:雑誌を読む | хирург:外科医 | коллега:同僚、同業者(ここでは呼びかけ) | поправить свет:照明(の位置を)直す、整える

飛行機の中でのアナウンス:
「お客様の中に、麻酔科医の方がいらっしゃいましたら、39番席までお越し願います!」
ある男性が立ち上がり39番席に近づいていく。そこには別の男性が座っていて雑誌を読んでいる。
「こんにちは、私が麻酔科医ですが」
「私は外科医だ。読書灯の向きを直してくれたまえ」

黒澤たけし 拙訳

いかがでしたでしょうか・・・?経験豊富な外科医の先生ですと、手術室を出ても周囲に指示をしてしまう癖がついているのでしょうね。しかも、ふんぞり返っている大先生にとっては、看護師がいなければ麻酔科医でも、他の誰でもいいのでしょう、、


会社で出世して偉くなったからといって、オフィスを出てからも自分が偉いと勘違いして、周囲に上から目線で接しちゃっている人、いるんじゃないですかねえ・・・?
この話では同業者の麻酔科医を呼びつけているだけまだマシでしょうか(笑)


「うちの会社の役員にもこのアネクドートを読ませたい!」なんて思われる方がいらっしゃいましたら、この記事の後半部分を印刷して、決裁用の書類なんかに紛れこませちゃって下さい!(笑)


ここまでお読み下さり有難うございました。

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