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人材コーディネーターって何者?

こんにちは、チワです。
そういえば、自分の前職ってあんまりちゃんとした仕事内容をお話ししていなかったな…と昨日思い、今日はこのタイトルにしてみました。

あっ。
今日外に出たらめちゃくちゃ暖かくてビビった。笑
春を感じた…。
そんな私は今日もまだヒートテック(極暖)を着ているのだけども。
早速今日もいってみよー。
サクッと読みたい人はInstagramに画像解説あり。
なんかもっと色味統一した方がいいかな、うるさい。笑

人材コーディネーターって、一体全体何者?

早速だけど、簡単に人材コーディネーターってなんぞや?
って話だが、この職業については進路迷子の仕事探しの裏技として前回話した記事にあるのでぜひ読んでみてほしい。

この記事を踏まえた上で、
人が欲しい企業と仕事が欲しい求職者をマッチングさせる職業、

人材コーディネーター

上の記事は人材コーディネーターって職業は何?っていう簡単な触りと、
どうやって人材コーディネーターになるん?って話をしているのでもし今日の話を聞いてやってみたいと思ったら参考にしてほしい。

因みに今回は私がやってきた仕事内容を元にお話しするので、違う働き方ややり方も勿論あることは覚えておいてほしい。
あくまでも、参考程度に。

私のいた前職では主に派遣求人を取り扱っていたので、今回は派遣登録をしてくれた登録者に仕事を紹介するまでの流れを説明したいと思う。

因みに対面ではなくて電話とメールでの仕事紹介
担当区域は当時は関東がメインだった。

人材コーディネーターと一括りにしても役割や対応する箇所がそれぞれ違ったりするので今回はどのポジションの説明なのかというのを念のため説明しておくと、

求職者→①コーディネーター(私)→②コーディネーター兼求人担当→企業

この①の部分、つまり一番最初に求職者と企業を繋ぐ窓口になる。

因みに決定権はない

あるのは②コーディネーター兼求人担当。
営業から直接求人を任されているコーディネーターは企業に紹介できるかの決定権を持っている。
だから①の私がどんなに頑張って紹介しても進まないときは進まないというつらい現実もある…。
(勿論、会社によっては求職者→②→企業とかもあると思う。)

まずはそんな①ポジションの私、
人材コーディネーターの主な仕事内容をピックアップ。

①エントリー者と求人のマッチング作業
②登録者への仕事斡旋・紹介
③求人担当者に候補者を紹介
④新着求人の共有・読み込み
⑤日報管理、メール返信・整理

主にこの5つ。
そして主戦場は登録者への仕事紹介と斡旋業務。
ただひたすらにこれを繰り返す毎日。

登録者への仕事斡旋・紹介って何するの?

その派遣登録者への仕事斡旋と紹介をするのは分かった。
じゃあ具体的にどんなことをしてその業務を遂行するのか。
これを説明すると、

①エントリー者を求人情報と照らし合わせて紹介可能かを判断
②紹介可能な場合はエントリー者に電話やメールで就業意思を確認
③問題なければその後求人担当に候補者としてエントリー者をメールで紹介
④もしもエントリー以外の仕事を紹介したい場合は求人紹介を行う(営業)

この4つを一つずつ紐解いていくと…

①エントリー者を求人情報と照らし合わせて紹介可能かを判断

これはイメージとしては人材会社の登録者(求職者)が求人サイトでいいなと思った求人をポチポチエントリーしていったものでそのポチポチエントリーを押した登録者が求人の応募条件を満たしているかの確認作業のこと。

勿論、登録者は何の気なしに大量にエントリーしている場合もある。
私の会社はエリア毎に求人担当が分かれていたので自分のエリアにエントリーをしてきた求人だけを判断する確認作業をしていた。

確認の仕方は、
①必要なスキルがあるか職歴を見て判断
②国籍
③年齢・性別

主にこの3つを確認するのがこの紹介可能かの判断作業になる。
因みに、求職者側に見えている範囲とコーディネーターが見れる範囲は全然違うのでどういった人なら紹介可能かの必須条件が明記されている。
(もしも自分がやってみたい職業を見つけたときはこんなスキルがあればできるのか、という参考にもなる)

②紹介可能な場合はエントリー者に電話やメールで就業意思を確認

それがクリアであればそのエントリー者にまずは電話でエントリーした求人に就業意思があるかの確認をする。
確認が取れた後は求人内容と本人の気持ちに相違がないかの確認作業をして詳細を話す。

その時に求人内容と社会保険の話、職場見学の可能日や交通費についても暫定で話をすることが大半。

中には会社規定の交通費に不満があって断られることもある。
罵詈雑言を浴びせられた経験も…ある。笑

③問題なければその後求人担当に候補者としてエントリー者をメールで紹介

最終的にエントリー者が正式に話を進めてもOKな場合は対応が終わった後、
今度はその求人を担当している求人担当(上記で言う決定権を持つ②の人のこと)にこのエントリー者を正式な候補者として紹介する作業がある。

情報の共有になるので登録者の氏名や年齢、登録者番号など住所以外の個人情報を載せたメールを作成。

話した雰囲気の人柄、スキルの確認、押しポイントや懸念点などを添える。
そしてできたメールを送信するまでがこの仕事の流れになる。

④もしもエントリー以外の仕事を紹介したい場合は求人紹介を行う(営業)

これはイレギュラーになるがよくある対応。
エントリーしてきた求人ではなく別の求人の方がマッチング率が高い場合がある。
そういう時は「エントリーした求人じゃないのですが…」と別の求人にしないか?と仕事紹介する時がある。

勿論、大半は断られるが中には何でもいいから進めたい、紹介された方が自分に合っているなどの理由で乗ってくれる場合もある。
いわば個人営業のようなものなので得意不得意はあると思う。

あれ…これってつまりは他人の人生動かせる…?!

今までの話を聞いてきて、
ちょっと待てよ…」と思った人、いませんか?

仕事って採用担当や企業の人が判断してOKかNG出していたんじゃないの…?!と。
勿論、今説明した求人担当に紹介してOKが出た場合は企業側に候補者として紹介するのでそこで不採用が通達されることもある。

派遣の仕事の流れについての詳細はこっち↓にあるので気になる人は読んでみてほしい。

実はエントリー段階の紹介可否は私たちのような仲介者が判断していることが大半。
つまり、私たちコーディネーターの匙加減で
紹介できる」も「紹介できない」も変わってきてしまう可能性があるってこと。

だから私は声を大にして言いたい。


コーディネーターを攻撃したら仕事紹介してもらえないよ!!!!!!!


コーディネーターやエージェントに罵詈雑言で攻撃したら、今まで仕事紹介をしてもらっていたのにいきなり仕事紹介をしてもらえなくなったりするので要注意。
その話はこっちにあるのでぜひとも読んでほしい。

ブラックリストがあるんだろ!!!!!!!とか言う人もいるけど、
大体そうやって言う人って自分が危険って分からない人だと思うので人柄的に危ないと思ったらブラックリストがなくても紹介しない。笑

ぶっちゃけて言うと、ブラックリストは、ない
理由は危険な人でも人がほしい仕事はたくさんあるから。
たまに「マジか…」って人も仕事普通にしてたりする。笑

因みに逆にとってーーーーーーーーーーーーーも人柄がいい人だったり、
低姿勢やなんでもやるから仕事やるよ!(ガツガツ系はダメ)って人。
若いのにしっかりしてるやんこの子…
っていうポテンシャル高い若手とかだとコーディネーターの大好物だったりするから比較的仕事を紹介しやすかったりする。

こういう神的な登録者さんに出会うと、罵詈雑言を浴びせられた直後とかだとうるうるすることがある。笑

私は何度もそういう神登録者さんたちに助けられてきた…
ありがとう…。

なので、コーディネーターは他人の人生(仕事紹介に関して)をどうにかできちゃうというポジション。

ただひたすらに他人の人生を踏みにじることは絶対にしちゃダメだけど、他人の人生に干渉してしまうのでそこは責任を持って責務を果たさなければならない。

重圧ではない。大丈夫。

人材コーディネーターのやりがいって何?

そんな罵詈雑言を浴びせられたり、他人の人生に干渉する人材コーディネーター、職業として何がやりがいなの?
しかも決定権ないなら出しても出してもNGで返ってきたらやる気なくすし…

ぶっちゃけストレス溜まるだけじゃね?

と思われがちだけど、特にストレスに感じることは…まああっても寝たら忘れるレベルだから大丈夫。笑
だって罵詈雑言を浴びせてきた人には二度と関わらないし。って気持ちで切り替えれる。
流石に候補者を出しても出してもNGばかりだと凹むけど、それは自分の目線がまだダメなのかも、改善しなきゃ。ってやる気に切り替える。

私が人材コーディネーターをやってよかった。これはやりがいだなと思ったことをいくつか挙げていこうと思う。

誰かのために何かしたい。力になりたい。って人は本当に向いてる職業だと思う。偽善者?それが何。言ってろ!って気持ちで。
だって人間は一人で生きてはいけないんだからそんなこと言ったらみんな偽善者になるからね。たぶん。笑

気を取り直して、やりがいについては以下。

①登録者の悩みを一緒に解決した時の達成感と感謝の言葉が嬉しい。

これはエントリーあるあるなんだけど、とりあえずいいなって思ってエントリーしたけど話を聞いてみたらちょっと違うかもしれない…と悩み、検討するタイプの登録者さん。
話を聞いてみると実はこのエントリーした仕事より、別の仕事の方が合いそうな印象。

そうした時に「こんな求人もあるけどどう?」と提案してみると実はそっちがドンピシャで、「こういう仕事探してたんですよ!!」と悩みを解決できた時の嬉しさは半端ない。

あとは産育休明けの登録者さんとか。
本人は長期就業をいきなりしたいと言ってきたけど当時は産育休明けで長期は難しくて紹介しても進まずの傾向だった。

その時はまずは「お子さんもまだ慣らし保育の段階だから短期で実績と子供もこれで大丈夫。と判断してから長期就業にチャレンジしたらどうか。」と提案した時。
結局その登録者さんは「確かに言われたら子供の事も不安なので短期から頑張ります!」と希望条件を見直して見事に短期就業が決まった、その後も期間満了と共に次は長期就業が決まっていて自分の決定ではなかったけど自分の判断は間違っていなかったってホッとした思い出がある。

②自分が担当した登録者が就業決定すると自分の事のように嬉しくなる。

これは結構難産な求人だったり、中々決まらなくてちょっともう別の派遣登録しようかなとやさぐれ気味の登録者さんの時。
マジで責任重大だけど自分は求人紹介まででそのあとは求人担当企業と登録者さんの職場見学スキルの問題。

正直めちゃくちゃドキドキだったけど、まずは求人担当に絶対に企業に候補者として紹介してくれと登録者さんの事を確認・直談判してOKが出てから紹介。
そして企業との職場見学後、あっさり就業が決定した時…

ああ、マジでよかった。

って安堵した。笑
一人の登録者が減ったからって別に会社はなんとも思わないんだろうけど、自分が担当した登録者がいなくなるのは結構さみしいもんだったりする。

③登録者が自分の名前を憶えていてご指名で仕事紹介を頼まれた時。

これは本当にびっくりした。
半年前に送ったメールを頼りに電話をくれた20代前半の登録者さんの話。

そのメール実は一斉メールだったんだけど(登録内容にマッチングした不特定多数の人に送るメール)その時の求人がたまたまドンピシャで、当時は別の仕事が決まっていたからできなかったんだけど今また仕事を探しているから是非担当になってほしいという依頼。

話を聞いたら、未経験でできる秘書の仕事を探していて、エリアは新宿~飯田橋までの間がいいとのこと。
当時私はたまたま新宿エリアの仕事紹介をしていたこともあり、早速求人を探してみるも条件にあったものが、ない。

一旦今のところないけどエリア担当に聞いてみる旨を伝えて電話を切り、その後新宿の求人を扱っている本部署の人たちに

新宿~飯田橋で20代前半の未経験でいける秘書案件ないですか
と直談判。

回答は勿論、今求人はない。と言われる。
だけどそのあと、

企業に頼めば作ってもらえるかも!
というよくわからないミラクル展開。

まさかの企業に逆売りで20代未経験の秘書求人を作ってもらった。笑

こうして登録者さんのために求人を作ってもらい、早速私は登録者さんに電話して、「特別に求人作ってもらったから是非どうですか!」と猛プッシュ。
登録者さん、電話口で嬉しさの余り、泣くwwwwwwwwww
(素直に喜んでくれて大はしゃぎしてくれたあの日はマジで忘れない…)

本当にありがとうございます!頑張ります!!!!!の力強い意気込みで本当にその後登録者さんの頑張りもあって未経験秘書で就業決定、最後まで業務を頑張ってくれていたので凄い嬉しかった。

そして一緒に求人作ってくれた求人担当と企業様にめちゃくちゃ感謝。

④毎月のノルマ(予算)がありインセンティブでモチベ上げて頑張れること。

これが凄いときとかだと10万位もらえる時が半期に1回くらいある。笑
それでなくても通常時の満額インセンティブは6か月間の予算達成率100%だったら5万円以上はもらえるからモチベーションがバカ上がりする。

企業によってはもっともらえるところもあればそんなのないよ!ってところもあるかもしれないけど、私の会社はこんな感じだった。

毎月落とさないようにめっちゃ必死だったけど、上限って決まってるからとて200%、300%達成しても同じ金額なのはちょっと悲しさもありw
でも0より1の人間、飽き性のモチベーションは金でなんとかなっていたのもまた事実。
登録者さんもハッピーで自分も更にハッピーって事で割とこれはやりがいに繋がったかな。

⑤自分のやりたい仕事に出会えるチャンス。知識を得て転職に活かせる事。

これは私が言った裏技の理由にもある事。

・希望する仕事が見つからない
・やりたい仕事が分からない
・どんな仕事があるか分からない

これに陥っていた自分が遂に

この仕事やってみたい…!
こんな仕事あるんや!!
個人事業主って色々な職業があるんだ~~~~~!

と思えたこと。

これは自分の中で凄まじく驚いたかつ自分の財産になった。
勿論、派遣メインのコーディネーターをやって、
仕事って選ばなければなんでもできそうってか何歳になっても大丈夫かもしれん。と自分の夢を追うことにためらいがなくなった結果とも言える。

それについてはこっちで詳しく話しているのでやっぱり自分の夢を諦めたくない!
まだまだこれから自分探しをしていきたい!って人はぜひ参考にしてほしい。

因みに私は人材コーディネーターをやり、仕事を辞めるにあたって親に言った言葉は、

45歳までは自由にさせてくれ。

だった。笑
私の中でここが一つの区切りだと思ってるから、ここまでで個人で芽が出なかったら社畜生活に出戻るつもり。

だから自分の夢探しや本当にやりたい仕事、やってみたい仕事に出会えるチャンスのある人材コーディネーターは本当におすすめだし自分にちゃんとプラスで返ってくるっていう、やりがいがある。

因みに派遣登録してみようかな~~~と思った人がいたらぜひこれを読んでメリットも知ってほしい。

私もフリーランスがダメなら次は派遣で働いてみようかな~って思ったりしている。

まとめ

人材コーディネーターって一体全体何者か?って話。
職業的な事で言うと、
人が欲しい企業と仕事が欲しい求職者をマッチングさせる仕事。

仕事内容で言うと、
求職者に求人を紹介して求人担当者に引き継ぐ・企業に紹介する仕事。

就業支援とも言うのかもしれない。
比較的企業側か求職者側か、と問われると、企業あっての私たちになるから企業側の人間なのかもしれない。

求職者に寄り添うつもりが実は企業のいいなりになっている担当者も結構いる。
あれ?仲介業じゃなかったっけ?
中立の立場じゃなかったっけ?
と思うこともたまにある。笑

それでも、企業と登録者をマッチングさせる業務で得る企業知識やビジネススキル、マナーは本当に自分の人生において活かせるものばかり。

いい事もあれば悪いこともあるし、大変なこともある。

それでもやっぱり自分は何者になりたいのか?と迷っていたあの頃の自分にとってはこの仕事はいい転機だったんだと思う。

オフィスワークを選んだ理由はサービス業のように不特定多数の人と関わりたくなかったのが理由なはずなのに、実はただのオフィスワークだけじゃ何も楽しくないことを知ってしまった。

社会不適合者でコミュ障な割に他人とどこかで繋がっている方がいいなんてちょっとおかしな話ではあるんだけど、あんまり仕事は苦じゃなかったし、今でもこの仕事は大好きだと言える。

でもやるなら求職者の相談がいいかな。
企業案件を持っているとどうしても企業側の目線になっちゃうから。
転職・就活で悩んでいる人がどうやったら仕事を見つけてハッピーになれるかの手助けが一番したいことかもしれない。

今日の話で少しでも人材コーディネーターってこんな風に仕事をするんだって思ってもらえたらいいな。
説明できていたのかな。
やっぱり自分は分かっているけど分からない人に何かを伝えるって大変だな…
昔はよく、頭のいい同期に、
バカでも分かるように説明して!笑
って言ってた側の人間だけど、教える・伝えるって大変な作業だ…。
(因みにそれを言ってから同期は毎回説明の度に私が理解できているか見るようになったw)

もしも少しでも興味を持ってもらえたら、嬉しい。
因みに私の前職の会社は年中コーディネーターを募集している…。笑
事業拡大中らしい。

では今日はこの辺で!
また次の更新でお会いしましょう~。
チワ。

社会不適合者が作るシェルターサポートに! どんな時でもふらっと立ち寄れるお店を構えるのが人生最大目標:)