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「ビーチに優しい」日焼け止めって、何を基準にしてるの?

そろそろ海の日!
全国各地のビーチも海開きが進んできましたね。4月から遊泳できる沖縄でも「海に行くぞ!」という気分が盛り上がるのは今の季節です。

さてビーチには必携の日焼け止めですが、最近「環境に優しい」「ビーチに優しい」というキーワードをよく耳にしませんか?
この薄ぼんやりしたキーワードが好きではないので、もう少し掘り下げようとnoteにまとめてみました。

何がビーチに優しくないのか

端的に言えば、海外のビーチリゾートで日焼け止めを規制する法案ができたことが「ビーチに優しい」というジャンル形成に繋がったようです。
特定の成分が海洋生物や珊瑚礁へ悪影響だという研究が進み、それら成分を配合した日焼け止めの使用を禁じているとか。

もっとも厳しい基準を設けたのがパラオで、なんと10種類の成分を禁じています。

これはかなり厳しい……使える日焼け止めを探すより、長袖ラッシュとボードショーツでガッシリ固めた方が手っ取り早そうです。

まぁここまで規制が厳しいのはパラオくらい。いくつかのビーチでは下記の紫外線吸収剤を禁止する傾向が見えてきました。

  • オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)

  • オキシベンゾン

ところがこれらの成分─特にメトキシケイヒ酸エチルヘキシルは、国内だとほとんどの日焼け止めに配合されるメジャーなもの。SPFを出しつつ使用感を良くするために好んで使われるようで、なんと昨年までの人気商品はほぼ全滅です。

もちろん国内のビーチに規制はないので、従来品も問題なく使えます。ただこの動きが今後国内に広がる可能性もゼロじゃないですよね。

ということで下記を基準に、ビーチに優しい日焼け止めをピックアップしてみました。

  • ドラックストアで手軽に買える

  • SPF 50+、PA++++

  • 顔にも体にも使えるオールマイティなもの

  • 白浮きしない

結論から言うと、これら条件を満たしているのはアリィーのクロノビューティジェルUV EX、スキンアクアネクスタの2点になりそうです。

アリィー:クロノビューティジェル UV EX

ALLIEは今年、日焼け止めが全面リニューアルされています。そのすべてが「ビーチフレンドリー処方」に移行したことでも話題。小田切ヒロさんも上半期ベストコスメに挙げていましたね。
ベタつかないのに潤ったような質感が肌に残る、ちょっと不思議な日焼け止めです。顔に塗ると毛穴もソフトフォーカスしてくれる印象があります。もちろん白浮きもなし、優秀!
伸びは悪いということはありませんが、体の広い範囲に塗る際はもたつきを感じそう。
なお無香料ですが、独特の原料臭はあります。

スキンアクアネクスタ:シールドセラムUVエッセンス

瑞々しい使用感で人気のスキンアクアへ新たに加わったのが、このネクスタというライン。
ALLIE同様に白浮き・ベタつきはありませんが、少しツヤの出る仕上がりですね。
また「美容液パックUV」と銘打たれたネクスタには、ロート製薬の十八番であるヒアルロン酸やビタミンC誘導体も配合されています。贅沢!
そのためか若干スキンケアアイテムに近い使用感です。伸びはALLIEよりいいですね。
なお香りは「クラシックフラワー」で、ローズ調の濃厚な香り。ここは好みが分かれそう……個人的には「夏の香りじゃないな?」とは思っています。

敏感肌向けアイテムも候補に

個人的ベストチョイスは上の2点ですが、多少妥協すると選択肢も少し広がります。
ちなみに当方色黒のため、白浮きに関しては一般的な基準より厳し目な判断です。白浮きするとゾンビのような顔色になりますからね。
色白さんなら白浮きが気にならないだろうな……というところまでハードルを下げると、敏感肌向けの日焼け止めも候補に上がってきます。

■ミノン:UVマイルドミルク
今年新発売となったミノンの日焼け止めは、肌荒れを防止するグリチルリチン酸ジカリウムが有効成分に採用された医薬部外品。疑似セラミドも配合されていて、バリア機能が低下しがちな敏感肌の人にも嬉しい処方です。


■キュレル:デイバリアUVローション
疑似セラミドといえば花王の十八番ですが、キュレルの日焼け止めにも配合されています。肌荒れ防止にグリチルリチン酸ステアリルを有効成分として採用した医薬部外品。コンセプトはミノンと近いので、あとは使用感のお好みですね。


■アネッサ:パーフェクトUVマイルドミルク

最強の日焼け止め、アネッサにもありました。
ミノンやキュレルのように肌荒れ防止成分は配合されていないものの、比較的刺激の強くない成分で構成されているようです。

ザッとおすすめを挙げてきました。
なお海遊びに日焼け止めは必要ですが、沖縄の海ではぜひラッシュガードを着てください。気温こそ本土より低いものの、日差しが強くヒリヒリするのです。
特にシュノーケリングをする場合、ラッシュを着ていないと背中がやられます。火傷です。
長袖がお好みでなければ、半袖TシャツタイプのラッシュでもOK。

日焼け止め+ラッシュで、楽しい海の日を!

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