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子供におすすめ児童書・絵本

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3人の子供達と読んできて出会ったおすすめの児童書を紹介します。おうち時間にぜひ読書を楽しんで下さい。
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幼児におすすめ絵本(笑える系)「おかえし」

幼児におすすめ絵本(笑える系)「おかえし」

図書館は再開したものの、コロナが心配で行くのに躊躇するという方も多いのではないでしょうか?予約・受取りだけにしているという方も増えたかもしれませんね。今後、インフルエンザが流行する時期には、ますますその傾向が強くなっていくこのでは?と個人的には思います。

そこで、「何を借りようかな?」と迷ったときに、参考になればというということで、我が家の子供達3人が読んできておもしろかった本を紹介していこうと

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幼児におすすめ絵本「おでんさむらい」

幼児におすすめ絵本「おでんさむらい」

今回おすすめの絵本は時代物の「おでんさむらい」。

時代物と言っても全然堅苦しくなく、子供にも身近なおでんがテーマというおもしろい作品。主人公はさむらいのひらた・おでんとお供のかぶとむし(なぜか?)のかぶへい。

このかぶへい、見た目通りガッツリかぶとむしで、時々ぶーんと飛んでいきます。そのくせ、布団で寝ていたりと虫なんだか人なんだかよく分からない生き物。(そこがいいけど!)

ユニークなこの二人

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幼児におすすめ絵本「ぶたのたねシリーズ」

幼児におすすめ絵本「ぶたのたねシリーズ」

今回の絵本はコチラ。

佐々木マキさん作「ぶたのたね」。佐々木マキさんは、私の好きな村上春樹さんの挿絵で知っていたので、「なんだか見たことある絵柄だなぁ」と思ったのが手に取ったきっかけでした。

主人公はオオカミ。「ぶたを食べたい!」と思っているものの、なかなか捕まえることができません。そこに通りかかったキツネ博士に、ある種をもらいます。なんでも豚がなる木の種だそうで、さっそく埋めてみると、豚がわ

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幼児におすすめ絵本「よかったねネッドくん」

幼児におすすめ絵本「よかったねネッドくん」

今回紹介する絵本は「よかったねネッドくん」。

主人公のネッドくんに、ラッキーとアンラッキーが交互に訪れるという、ドタバタストーリー。話のテンポがおもしろく、文字数も少ないのであっという間に読めてしまいます。

単純に読んでいておもしろいけど、つい「そうだよね、どんな困難な状況でも道はひらける!」なんて、絵本から教訓を得ようとしてしまうのが、大人の悲しいサガですね。

終わりに向かって、「こんなの

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子供におすすめ児童書「54字の物語」

子供におすすめ児童書「54字の物語」

児童書…というカテゴリーか分からないけど、児童書の棚にあるからそうなのかな?大人もじゅうぶん楽しめるけど…という、前置きをしておいて

今回紹介するのは「54字の物語」。

人気作品なので、書店で目にしたり実際に読んだ方も多いと思います。内容は、タイトルのとおり9マス×6行=54字以内のショートストーリー。こんな短さでオチがつけられるの!?と思うけど、どの話にも意味が分かるとおもしろい(こわい)深

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子供におすすめ児童書「グレッグのダメ日記」シリーズ

子供におすすめ児童書「グレッグのダメ日記」シリーズ

久々の児童書の紹介。
夏休み、ゲームをしまくった反動か、涼しくなって集中できるようになってきたのか、最近の子供達は読書をする時間が長くなりました。

窓際で、涼しい風に吹かれながら本を読むって至福の時間。
美味しいコーヒー(私の分)とお菓子があれば、言うことなし!

グレッグのダメ日記

タイトルどおり、主人公の男の子・グレッグがその日にあった出来事をつづった日記。おもしろいのはグレッグがダメダメ

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子供におすすめ児童書「おとうさんがいっぱい」

子供におすすめ児童書「おとうさんがいっぱい」

中学受験が終わって、ゆっくり図書館に行く時間が増えたので、またボチボチ児童書を紹介していきたいと思います。

今回は、「おとうさんがいっぱい」。著者は、三田村 信行さんです。「キャベたまたんてい」をはじめ、人気作品がたくさんある作家さんで、私も大好き。

そして、イラストは佐々木マキさん。村上春樹の小説で知った方ですが、佐々木さんも私のお気に入り!まるっとした感じが好き。イラストだけでなく、絵本も

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子供におすすめ児童書「ひとりでいらっしゃい」

子供におすすめ児童書「ひとりでいらっしゃい」

ただでさえ寒い冬、さらに寒くなる必要もないけど、あえて読みたい怪談。

要するに、いつの季節に読んでも、怖い話っておもしろいですね!ということなんですが。

今回紹介するのは、「ひとりでいらっしゃい―七つの怪談」
男の子がお兄ちゃんのいる大学にやってきたある日。用事を済ませた帰りに食堂に寄っていこうとしたところ、ある研究室に迷い込んでしまいます。そこでは、参加者が怪談を披露し合う「怪談クラブ」の集

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おすすめ児童書「めたねこムーニャン」

おすすめ児童書「めたねこムーニャン」

今回おすすめするのは、1つの本というよりも、作家さんといったほうがいいかもしれません。

めたねこムーニャン
主人公は小学生のアミちゃんと、飼い猫ムーニャン。このムーニャン、ただの猫ではなく、なんと化け猫!自由自在に変身できて、なぜか死なない(この物語の中では)不思議な猫。食いしん坊で、アミちゃん大好きのムーニャンが巻き起こす騒動を、おもしろおかしく描いています。

この本の著者は、山中恒さん。こ

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子供におすすめ児童書「しゅくだいさかあがり」

子供におすすめ児童書「しゅくだいさかあがり」

クラスの中で自分だけできない…。
そんなことって、誰もが経験したことありますよね?

とびばこ、かけっこ、大縄跳び…。
今回紹介する本のテーマ「さかあがり」も、全然できなくて苦戦した方は多いのではないでしょうか?

主人公の「ぼく」はさかあがりができません。夏休みの宿題に「さかあがり」が出たことをきっかけに、なんとか「さかあがり」ができるようになろうと必死に頑張りますが、失敗してばかり。ついには、

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寝る前に子供達に読み聞かせしている本

寝る前に子供達に読み聞かせしている本

わがやの子どもたちは3人。
小6長男、小5長女、小1次男です。

全員小学生、全員自分で本を読めるけど、ここ最近は寝る前の読み聞かせをしています。読み聞かせ…って書くと、もう小さくもないし、なんとなく違和感あるな。

要するに、毎晩、寝る前にベッドで、私がおもしろいと思った本や子供達からリクエストのあった本を、10分くらい読んでいます。久しぶりの再開で、読み聞かせは断続的に続けています。

ちなみ

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子供におすすめ児童書「しょうぶだしょうぶ!―先生VSぼく」

子供におすすめ児童書「しょうぶだしょうぶ!―先生VSぼく」

ものすごく久しぶりにおすすめ児童書の紹介。

今回の本は「しょうぶだしょうぶ!―先生VSぼく」。

ひょんなことから、2年生のイサムくんと担任の上山先生が勝負をすることに。勝った方は、負けた方のいうことを聞くルール。クラス全員が見守る中、お昼休みに勝負開始!さてさて勝負の結果は…?というお話です。

小学1年生からはひらがなが読めれば自分で読めそう。難しければ読んであげても。私は次男が年長の頃に読

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おすすめ児童書「ときあかしましょうがっこうシリーズ」

おすすめ児童書「ときあかしましょうがっこうシリーズ」

久しぶりのおすすめ児童書。

今回の舞台は「ときあかしましょうがっこう(小学校)」。

登場人物は1年3組の個性豊かな生徒たちで、全員動物(人間も動物やけど…)。「さんきち」「ごろう」「はちみ」「じゅうぞう」「おくひこ」…という感じで、なぜかみんな名前に数字が入っています。

この生徒たちが巻き起こす、クスっと笑える楽しいお話。

次男が幼稚園の頃から、もう何度も図書館で借りているシリーズで、数え

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子供におすすめ児童書「こども『学問のすすめ』」

子供におすすめ児童書「こども『学問のすすめ』」

久しぶりに児童書の紹介。

児童書といっても、物語ではなく、「学問のすすめ」。かの有名な一万円札の福沢諭吉が書いた本ですよね。その内容をかみ砕いで、わかりやすく小学生向けにまとめたものが、今回紹介する「こども『学問のすすめ』」です。

もとの文、それを今のことばに置き換えた文、その文についての解説、という3つがセットで、20近くの文がとりあげられています。

大人でも「天は人の上に人を造らず、人の

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