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700以上のアプリ開発実績がある、ディレクターチームが考える「アプリのUX」とは?

こんにちは!ディレクターの西野(@nishino_yappli)です。

ヤプリでは、日々様々な企業様のアプリ作りをお手伝いしており、すでに700以上のアプリをリリースしています!

多くの人が日々の生活で「なくてはならない存在」となっているスマートフォンのアプリ。
アプリをダウンロードし何気なく触っている中で、「何のコンテンツがどこにあるのか分かりやすい」「操作しやすい」など、みんなにそう思ってもらえるアプリを作りたいとずっと考えています。
今回は、ヤプリのアプリディレクターがどういったことを意識してアプリ制作に取り組んでいるかを紹介します!

「アプリのUX」とは?

UXとは「ユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)」の略称です。

ユーザーがアプリを使用する際に「ユーザーと作り手の目的・双方が達成」されており、ユーザーがスムーズにアプリを活用できるような状態となっていれば「良いUXが提供できている」ということになります。

そのようなアプリを制作するためには、様々な視点でのUX設計が必要ですが、その中でも、2つのポイントに絞って説明していきたいと思います。

アプリの目的を明確にする

まず、「なぜアプリを使ってもらいたいか」を考えます。

ヤプリには、店舗のアプリやECアプリなど小売もしくはリテール系のお客様に向けた「Yappli for Marketing」や
取引先に対してコミュニケーションをとりたい、⾃社で情報共有をしたい、といった⽬的のためのビジネスユーザー向けに情報配信アプリを提供している「Yappli for Business」があります。

その他にも様々な用途のアプリを提供しておりますが、今回は多くの人が利用した経験があるであろう「Yappli for Marketing」のアプリを事例を紹介します。

例えば、アパレルや小売の企業様であれば「店舗へ来店されるお客様を増やす」「ECの売上を上げる」「会員数の増加」など、アプリによって達成したい目的は異なります。

「店舗へ来店されるお客様を増やす」が主な目的の場合、
「アプリ限定で来店時に利用できるクーポンを配信する」ことにより来店を促進する施策を考えることができます。

また、会員数を増加させることが目的の場合、
「アプリの起動画面に会員のログインフォームを設置すること」でログインしやすくなったり、
「会員限定のコンテンツ(例えば特別クーポンなど)を設置する」などで会員数を増加させる施策を考えることができます。

明確にターゲットを決める

続いて「誰にアプリを使ってもらいたいか」を考えます。
どんな人が企業の商品を買っているのか、またはサービスを使っているのか、思い込みではなく、客観的に考えていくことが大切です。

ターゲットとなるユーザー層を具体的に「ペルソナ」として書き出しても良いかもしれません。

年齢、性別、居住地、仕事、年収などの情報を具体的に決め、アプリのターゲットを明確にします。
アプリのターゲットが明確になると、アプリ開発における構造の考え方も定まってきます。

例えば、ターゲットが高齢者であれば、
「アプリの使い方」などの項目を設け、使い方を説明して便宜性を上げたり、
ファミリー層がターゲットであれば、
子どもと遊びながら使えるようなフォトフレームなどの機能があれば
アプリを使い続けていただくことができ、アクティブユーザー数が増加します。

目的・ターゲットごとに求められるデザインの事例

目的、ターゲットが決まれば、それに合わせたアプリの構成・デザインを決定することができます。いくつかの成功事例をご紹介します!

アパレル企業A社様の事例では、アプリの目的として「会員ユーザーを増やす」ことが求められました。
そこで、アプリの初回起動時には必ず「メンバーズ IDをお持ちですか?」の画面が表示されるよう設計。
会員の方も迷いなくログインすることが可能なため、ユーザビリティも同時に向上した例になります。

また、飲食企業B社様では店舗での販売の他に、「ネット注文」で宅配もお願いできるサービスを実施。
アプリ導入の目的はこの「ネット注文」を増やすことでした。

ネット注文を増やすため、アプリから気軽にネット注文できるよう、注文のボタンをファーストビュー(アプリを開き、最初に表示されるページ)へ配置するなど工夫をすることができました。
アプリであれば、どのくらいのユーザーがどのページを閲覧したか測定可能なため、目的を明確にし何の施策をどこへ配置するかの設定はとても重要です。

ターゲットを絞ったことで成功した例もあります。

商業施設運営C社様のアプリではファン層(すでに会員になっていただいているユーザー)を対象として、「顧客単価を更に向上させたい」という目的を持ってアプリ導入を決めました。

そこで、タブバー(下部に設置されるグローバルメニュー)へ配置する機能を工夫。
目に入りやすい左側には会員ユーザーが最も使用する「チケット情報/チケット予約」ページを配置。
また、真ん中の目立つ位置に「会員限定コンテンツ」を設置しました。

結果、アプリ内で一番滞在時間が長いページが「チケット予約」となり、ターゲットに合ったアプリ構造にすることが実現しました。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

「目的」「ターゲット」は「アプリのUX」にとってとても大切な要素となります。
UXを向上させれば、ユーザーにストレスのないアプリとなり、アクティブユーザー数が上がったり、それぞれのアプリの目的達成やターゲットリーチへつながるでしょう。

ヤプリのアプリディレクターはUXを意識しながら、構成を考え、ユーザーにとって使い勝手の良いアプリ制作を意識しています。
ぜひ身近なYappli製のアプリを開いて、参考にしてみてください。

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