今枝 たかのり

熱血介護クリエーター。社会福祉士。介護という仕事(志事)を通じて介護を必要としている人…

今枝 たかのり

熱血介護クリエーター。社会福祉士。介護という仕事(志事)を通じて介護を必要としている人たち、介護をしている人たち、介護を仕事にしている人たちが幸せを感じ、与えられる世の中にしたい。

最近の記事

「1%の法則」

1.01×365乗=38 1日1%の努力や改善が1年になると38倍の差が出るというというもの。 時間に換算すると、1週間のうちの100分を自分の成長に投資すると1年後に38倍の差がでるということ。 仏陀にしてみれば、人は生きることは苦しみだから生きてるだけて努力しているといえる。生老病死、四苦八苦っうやつやね。 ここに人生を耐える(忍辱=にんにく)だけでなく、努力や改善(精進)を1%してやればいいんだね。 勉強する、1日1善する、コンビニでお釣りを募金する、気持ち

    • 介護とマズローの欲求

      マズローは欲求を大きく2つに分けている。欠乏欲求(生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、承認と自尊心の欲求)と存在欲求だ。「自己実現」=「自分らしくありたい、自分がやりたいことがやれている状態」では十分でない。もしそうだとするならば、人間は絶えず欲に駆られ、欲を追い求めるだけの動物になってしまうだろう。自己実現とは、「自分ができる最大限のことをすることで、自分が自分たること実感できる状態」だと考える。 ケアプランや介護・看護計画において、まず生理的欲求や安全の欲求が保障さ

      • 愛するということ

        「愛する」という言葉。日本人にとっては、思っていても口にはしづらい言葉の一つです。「LOVE」は「慈しみ」(いつくしみ)という方がしっくりくるかもしれません。介護保険サービスの事業所の中には事業所名の中に愛の文字が入っていたり、理念の中に愛が謳われている事業所があります。 「愛すること」は思いやる、気にかける、心配するなどが具体的な態度です。相手が何をして欲しいか、何で悩んでいるかなどを想像することが大切です。して欲しくないことをするのは愛ではないと言えるでしょう。自分がし

        • 相手のために、相手の身になって

          「相手の身になって考えろ」「相手のために何ができるが考えてみろ」この二つは同じような意味で使っていることが多い。もちろん使い方を間違えれば、大きなお世話だったり、押し付け以外のナニモノでもない。 「相手のために」 多少犠牲を払ってでも、相手の利益を考える行為。介護・医療の世界では、相手の相手の立場に立って、相手のために行動することが求められる。嫌なことも時にはするから。情けは人の為あらずと思い、見返りをネチネチ求めず、潔く困っている人は助けよう。返報性の原理によって、人から

          人はわからないと不安になる

          何が起きているのかわからない。 目の前で話されていることがわからない。 どうすればいいのかわからない。 この先どうなるのかわからない。 この状況がいつまで続くかわかない。 こうした状況では誰も不安になりますね。 ◯不安や焦りの正体とは (原因がわかっている不安) 収入が増えていかず、家計がマイナスだ。 失敗しそうで緊張している。 自分でコントロールできない要因や期限に追い立てられている。 嫌な人と会わなけれならず、そのことが頭から離れない。 など。 (正体不明の不安)

          人はわからないと不安になる

          介護事業所の「営業」について

          僕の好きな本に「影響力の武器-なぜ、人は動かされるのか(誠信書房)」がある。営業職のバイブル的な本。この本には、ターゲットの感情を動かす6つの影響力の武器が紹介されている。 1.返報性 2.ある立場をとることと一貫性 3.社会的証明 4.好意 5.権威  6.希少性 の6つが紹介させれている。人を介するあらゆる仕事やイベント、勉強会、研修会などを開催する人とって参考になると思うし、PR(パブリックリレーション)活動、広報活動、チラシ作成などの営業活動の武器になるでしょう。

          介護事業所の「営業」について

          「コミット」と「アカウンタビリティー」

          結果にコミットする。「コミット」は確約するや約束する、引き受ける、積極的に関わるなどの意味で使われる。アメリカ社会では、責任を伴う確約という意味で使われるらしい。 「アカウンタビリティ」は説明責任や説明義務の意味で使われる。アメリカ社会では、”結果に対する説明と責任”として使われている。日本社会では、説明と責任の”説明”の部分だけが取り上げられ使われている。話しただけでは、アカウンタビリティにはなり得ない。 我々のような凡夫(おバカちゃん)は、ミスるとすぐ他人のせいや外的

          「コミット」と「アカウンタビリティー」

          組織やチームを動かすのには人々の心を突き動かす「大義名分」が必要

          組織は、組織や人が何をするのか、それをどのように実行していくのかに注力する。PDCAを回す。しかしスタート時点で一番大事なことは、誰もが共感する大義名分=理念が必要だ。 この事業所はなぜ利用者にサービスを提供するか、この営業活動に意味はあるのか。この問いに明確に答えが出せないようでは、企業活動は単なる作業になってしまう。報酬は結果だ。お客さんにどう喜んでもらいたいのか、営業成績に付随して自分の使命が果たせているのであれば、自ずと日々の仕事に向かう足も軽くなるだろう。 「

          組織やチームを動かすのには人々の心を突き動かす「大義名分」が必要

          手っ取り早く手に入る成果などない

          ビジネスではとりわけ成果が求めれる。資格取得のための勉強や技能の獲得、研究や趣味活動においても大抵はそうである。 まずは目的の確認。何のためにするのか、その先に何が手に入るのかなどを明確にする。それがその時どんな気持ちになるのか(「最高にうれしい!?」)ということも重要。 次に目標設定。そして目標に向かって愚直に努力する。目標は計測可能で観測可能。実現可能であり、明確なものがよい。 「本気」と「一生懸命」は違う。水泳ができない人が懸命に犬かきをしている姿はまさに一生懸命だ

          手っ取り早く手に入る成果などない

          介護ビジネスにおけるパーミッション・マーケティング

          パーミッション=許可、許し。見込みのある客(お付き合いの可能性がある相手)からパーミッションを得て、継続的にお付き合いを得て、パーミッションを深める。 パーミッションは瞬間ではなくプロセスの積み重ね。チラシは見せた瞬間で勝負が決まる。だからインパクトやメッセージ性重視。一方でパーミッションは対話の積み重ね。顧客との絆を深めていくが、これが数値化できない。営業担当者頼りの人間関係は数字で測れない。営業担当者が代わるとリセットだ。パーミッションは流用できない。空き状況のFAXで

          介護ビジネスにおけるパーミッション・マーケティング

          ウダウダ言わずにOODA(ウーダ)ループを使いこなせ!

          有名なPDCAサイクルはプラン、実行、評価、改善のサイクルだ。もちろんその前のS=サーベイ(調査)もお忘れなく。S-PDCA。計画にこだわり過ぎて成果が出しにくかったり、想定外に弱かったり、そんな計画もあったっけ?みたいなことにもあったりして。 さて、OODAループは米軍戦略家であるジョン・ボイドが生み出した思想。観察(Observe)、情勢判断(Orient)、意思決定(Decide)、行動(Act)の4つの活動の頭文字だ。 私が体験したOODAはこうだった。(O=観察

          ウダウダ言わずにOODA(ウーダ)ループを使いこなせ!

          ESG

          ESGが熱心な会社は成長しますよ。 Environment(エンバイロメント)=環境 2025年問題は何が起こるのかをちきんと考え、すでに行動に移している。団塊の世代のニーズは何か。どんな健康状態なのか。労働市場はどうなっているのか。どんな人材が求められるか。3年後を見越した人材が採用できている。あるいは育成できている。これらが長期計画に落とし込まれている。介護報酬の抑制の結果、国や国民が求める介護や介護職の専門性のあり方を理解している。 Social(ソーシャル)=社会

          OKR

          新年度に向けて、目標と成果を意識する時期ではないだろうか。 OKR(オブジェクティブ アンド キーリザルト=目標と成果) まず「O」は目標。オブジェクティブ。目標は、MORS(モルス)+Tであった方がいい。MORS+TはMeasured(計測できる) 、Observable(観察できる) 、Reliable(信頼できる)、Specific(明確化されている)、Time-related(達成期限がある)の略称だ。但し、チャレンジングだったり、夢が盛り込まれているなどテンショ

          優しい嘘と認知症

          認知症の人に接するときに、嘘をついたことがある人は少なくないのではないだろうか。もちろん騙そうとしてではなく、方便として。 いわゆる帰宅願望がある方には「今、迎えの車の準備をしてます」「もう少し待っててください」など。あの手この手で、本当の帰宅の時間まで足止めの方法を探る。もっと上手い嘘はないか、他のスタッフのように上手い嘘をつけるようになりたい。???こんなことは思わないだろうけど、心当たりがある人いるかもしれない。 「これは嘘ではない」、認知症の一人の現実に合わせてい

          優しい嘘と認知症

          介護の仕事の才能

          排泄の支援と介助。食事の支援と介助。移動の支援と介助。介護を必要とする人の支援と介助。才能やセンスって人が教えられるもの。いっぱい本読んで、勉強会に出て、現場で実践して、振り返る。一つの自信が次の自信につながって、介護の高みに近づいていく。 介護の仕事に向いているかいないかなんて、何年働いたって分からない人も多い。”利用者さんの笑顔のために働いている”、”感謝される仕事だから”、”何となく時代だから…”何が動機で介護の仕事の門を叩いたのか。 どこかに自分のしっくりくる世界

          介護の仕事の才能

          ありがとうと介護

          ありがとうは「有り難い」と書く。そうあることが難しいという意味です。今、感じている幸せや出会い、人の親切はめったにあることではない。とんでもなくラッキーで感謝すべきことだから噛み締めて味わおうってことです。 辛い過去も憎いアイツも、素敵な出会いや経験、努力、失敗。あのときのリグレット。網の目のような無数の祖先から受け継いだ遺伝子。奇跡の巡り合わせで同じ時代に同じ国に生まれて出会えた人々。 「ありがとう」 「生産関係」によって、目の前にあるトースト一枚でさえ、農家、輸送、

          ありがとうと介護