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就活では自己分析が必須、というのは嘘です

こんにちは。藤井です。

また過激な表現をしました。
すみません。嫌いにならないでください。

別に自己分析が無駄!って言いたいわけじゃないんです。
言いたいことは下記に書いているので、是非見ていってください。
気づいたら過去最大のボリュームになりました。
長いですがぜひ読んでほしいです。


①自己分析が必須というのは嘘です

別に過激なことを言いたいわけではありません。
ここで、藤井が何も就活について分からない、
不安な就活生になりすましてみたいと思います。

手始めに「自己分析 やり方」で検索してみましょうか。

もう何もかも書いてあって親切丁寧で嬉しいわ

インターネットというのはすごいですね。
少し調べるだけで多くの情報を入手することが出来ます。
何もわかない就活も、これで問題なく乗り越えられそう。

ってなりますか?ならないで欲しい。

ここで、いくつかのページを拝見して自己分析の目的やメリットを調べてみました。

A.自己分析の目的
 ・就活の軸を明確にするため。
 ・自分のことを明確にして、説明できるようにするため。

B.自己分析のメリット
 ・目指すべき方向性が明らかになり、今やるべきことを知れる
 ・自分の性格が明らかになり、仕事の向き不向きがわかる

なるほどー。すごいですね。これはやらないとだ。

って思っちゃいますが、ここで私の考えを披露します。

全部嘘です。
もし鵜呑みにしていて、
少しでも違和感があったり
納得がいかない部分があるのなら
あなたの直感は間違っていません。
今すぐやめてください。

厳密に言うと、嘘というよりは
「あなたにとって」という判断軸が
全く考慮されていないので、前提から間違っています。

・みんなやっているから
・やったほうがいいと聞いたから
・メリットに魅力を感じたから
・やらなければ就活がうまくいかないと感じたから

などの理由で、なんとなくやっていませんか?
もしそうなら、同じく今すぐ自己分析をやめて
今までの成果を全て放棄してください。
就活業界に騙されないでください。

②なぜ自己分析のロジックは嘘なのか

カレーにほうれん草を入れると美味しい。
これは一般論だ。

カレーにほうれん草を取り入れる事で
カレーのポテンシャルを引き出せます。
葉酸が取れるし、アク抜きさえ行えば手軽にトッピングとして楽しめる。
その為全てのカレーにほうれん草を入れるべきだ。

はいこれ、おかしいと思いませんか?

普通に考えると、このような一般論が暴論に近いことは
感覚としてわかると思います。
ほうれん草というのはカレーを引き立てる方法の一つ。
それが苦手な人だっていますし、
痛風持ちの方は結構危険な具材です(私)。
就活業界においては極めて画一化された方法論が席巻している為、
それらに気が付きにくいです。

あたかも自己分析が必須であるかのように語っている
就活業界が最高にトチ狂っているということに
気づいてください。

③自己分析は有効な「方法」の一つ


ここまであえてディスるように自己分析の文句を言ってきましたが、
自己分析は有効な手法の一つです。
色んな良い作用が期待できます。
現にここまで私は自己分析をコケにしたように見えているかもしれませんが、
私、実は自己分析やっていました。
私にとってはやる必要があったので、自己分析という方法を就活に取り入れたんですね。

ただ、「より良い人生を送るための就活」
という目標に対して、
「必要だな」と判断して初めて「自己分析」は行われるべきです。

そのため、自己分析は悪ではないです。
自己分析を行うまでの過程を軽視している人たちが
悪です。
しかも、無自覚の悪です。
その無自覚さが、就活生の自己分析結果にも
当たり前のように悪影響を及ぼすということも知らずに。

④「自己分析」はあくまで手段


就活って、自分の人生をより良くするために
行っていきたいですよね。

そんな「自分の人生を良くするための就活」
という目的に対して、
「自己分析」はあくまで手段なんです。

手段とは目的に沿って必要・不必要が判別されるものですが、
「自己分析」が必要であるという判断は
あなたの目的ベースで行われるべきです。

さらにいうと、「自己分析」を目的としていることは、
手段の目的化に他ならないため目的の迷走を引き起こします。
心当たりがある人もいるのでは。
え〜これが本当の自分?とか
この業界あってないと思うんだけど…
ってやつ。その違和感間違っていないですよ。

自己分析が「その人にとって」有効かどうかは、
「その人オリジナルの判断軸」によって
委ねられるため、自己分析が必須であるというロジックは意味不明です。

より良い人生を送るために
いい働き方をするために
思考停止で「自己分析」という方法を選択することは
私が考えうる上で最悪な方法です。

いや、自分で必要だと判断して自己分析をやっているんだよ!
とか
いい人生のあり方とか就活のやり方って自己分析以外で
どうやって見つけるんだよ!

って方も当然いますよね。
説明します。

⑤使えると判断して自己分析やってるのになんでそんなに言われなきゃならんのだ!って方

そりゃそう思いますよね。
自己分析を調べてみたときに必要だと判断して
実践している方がほとんどだと思います。
そのような方へ。

①で書いたような、なんとなく〜とか、みんなやってるから〜
は論外ですが、色々説明を見たり聞いたりして納得してやっている方は
どのような理由で自己分析をやることになりましたか?

 ・目指す方向性が明らかにし、やるべきことを知れる
 ・自分の性格が明らかにし、仕事の向き不向きを理解

上記の事柄は達成できそうですか?

そして、その自己分析の結果って納得していますか?
別に自己分析って魔法じゃないんですよ。
自分がベースなので。

改めて、自分がなぜ自己分析を行うことになったのか
言語化できる人は後述する思考のプロセスを
自然に行えている人だと思いますし、
問題ないと思います。失礼いたしました。
そうではない人は自己分析を考え直す時間を作ることを
提案します。

⑥じゃあそのいい就活のあり方ってどう探すのよ

「人生」とかいうワードって
アレルギー反応起こす人いますよね。
すみません、胡散臭い話ではないです。
もっと現実的な話。
耐えて聞いてくれ。

話はそれますが、私は45歳までにサラリーマンを辞めて
自分の飲食店兼雑貨屋さんをやることが夢です。
子どもは2人欲しい。
そして子どもたちには好きなことをやらせてあげたい、
と思っています。

当たり前のように見える人生かもしれませんが、
案外実現しようと思うと難しいものです。
人生の設計図を一度描いてみると、
その難しさがわかってくるはずです。

夢というほど大それたものではないかもしれませんが、
これが人生のあり方です。

今のうちに、自分が当たり前に達成すると思い込んでいる
自分の人生をイメージしてください。

そして、できれば第2の人生を歩み出す!という時期をイメージして。

例えば、
30歳までに結婚したい。
40歳になったら独立して、○○をやりたい。
○○業界には私あり!と言われるぐらい、その筋で有名になりたい。

いろんな形があると思います。アバウトでも良いです。

それを実現するための第一歩として、
そもそも就活という方法が正しいのか?

という関門をクリアした先に、
就活という行為が存在します。
別にバイトでも良いはずです。

自分の人生の、理想のあり方を実現するために
社会人生活の第一歩として相応しい会社を探すために
「就活」という行為を行う。

これが正常のプロセスだと私は考えます。

はい、最初に戻ります。

就活業界は、就活のスタートとしていきなり
ベースとなる部分がないのに、骨組みを組む行為として
自己分析を始める、という行為を常態化させています。

「自分の良い人生のあり方」を実現するために
「就活」が必要だと判断した。
そして、
理想の社会人生活を歩むために
自分はどのような企業に入るべきか?

そう言った判断軸が生まれたときに、
初めて自己分析という選択肢が生まれ、それを採用する。

この一見当たり前のように見える、
大事な大事な大事なプロセスを
就活業界は無視します。

改めて問います。

自己分析、本当に必要ですか?

⑦自己分析、いる?

全ての行動には動機が付きまといます。
目的があっての行動な訳です。
目的がない行動もあるじゃないか、と思われるかもしれませんが、
想起される目的がない行動って、
いわゆる「無茶」ですよね。

本人は無茶しているつもりなんてありません。
不安で何もわからない就活業界に飛び込んでいるんです。

藁をもすがる思いで、「いい方法」に飛びつくのは当たり前です。

ただ、それを一歩踏みとどまらせて、
安心させて、
まずは自分と見つめ合って、
人生のあり方・就活のあり方から考えていきましょう
と、諭す存在は就活業界であるべきです。

ただ、実態は逆です。
就活業界にとって就活生は製品です。
顧客ではありません。顧客は企業です。紛れもなく。

製品は、画一化された規格であればあるほど生産性が高く、
明確な基準が生まれるため優越が判別しやすくなります。

答えが見えてきましたね。

あなたは製品になりにきたのですか?

違いますよね。

あなたの人生です。
自分で判断軸を設けたときに、
本当に自己分析が大切か?
改めて考えてみましょう。

ここで言いたかったのは自己分析が必要だとか、必要でないとか
そう言ったレベルの話ではなく

就活業界に利用されるのではなく、利用する就活生になりましょう。

っていう、そんなお話でした。

藤井は自己分析をやっているので
総ツッコミ喰らいそうです。

まあそれは後日お話しするとします。(気づいたら3,000字以上書いていた)
私がお店を建てた暁には招待しますので、ぜひ来てくださいよ。カレーにはほうれん草を入れておきます。
素敵な夢でしょ?


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