子供の『バカ』から見えること
うちの子、腹が立つとバカを連呼する。おもちゃを投げてくる。ギャアギャア叫びながら大泣きして、自分の要求が通るまでやめない。
将来大物になるねぇハッハッハ!と言ってくれる人もいれば、
やかましい!黙らせろボケ!と怒鳴りつけてくる人もいる。
子供が泣き叫んでバカバカ言う時、私は親の私に冷たい視線が送られないか、他人から批判的な態度を取られやしないか、そんなことばかり気にしている。
だからか自ら『うるさい子だね。黙りなさい。もう知らないよ。』と言うことが多い。
うるさい子だね…やかましいのはわかってます。わかってるけど泣き止んでくれません。
黙りなさい…ちゃんと注意してますよ。
もう知らないよ…親だって辛いのよ。どうすりゃいいのよ。
他人から、自分で産んだならちゃんと扱えよって非難されてるような気がして、保身に走ってる自分がダサい。ダサいし子供に対しても変な罪悪感が残る。自分のことばっかりで。
なので近頃は子供がバカバカ言い出したら私も『バーカ!あっかんべー!』と言い返している。子供にベクトルが向いてるような気がして少しだけ罪悪感が減る。でもこれはこれでどうなんだ???子供傷ついてない???
おそらくどちらの対応も違うんだろうな。子供の要求に向き合って、何がしたいか汲み取って、一緒にやってあげたり、出来なくても共感してあげるってのが子供にとっては良いんだろうな。
わかっちゃいるんだけどね。
わかっちゃいるんだけれども。
そもそもバカって言われたくないし聞きたくもないし、あれだけバカってストレートに言ってるのが羨ましくもあるし、言われたら言い返したくなるし。これもまた自分のことばっかり。
子育てってなんなん!自分の嫌な部分ばかり見えてつらーー!