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お祝いご飯に季節のちらし寿司!とその理由

子どもが生まれてからやたらお祝い、行事が多い。
今日は桃の節句。ひなまつりなんて何をするの?と一年で1番謎の行事だと思っていた。

そんなところ母から誘い、会食をしましょうと.


全く身が入らない。誰かの誕生日なら、その人の好きな物を、とわくわく料理できるのに。

忙しかったこともあり事前に何も用意できず、
その日も休日なのでお出かけ。


まだ良かった、ひなまつりの定番「ちらし寿司」の存在があることで
メニューを考えることは軽減された。


とはいえちらし寿司、
上に並べるまでに色々支度があるよなと
気が重くって進まない。
というより子どもたちの相手で進めない。

会食2時間前の隙、
とりあえず椎茸を切って味をつけ、
人参10分蒸して型抜き
蓮根スライスすし酢に漬ける



次に台所に立てたのは18時20分
会の開始は19時
あぁ、何もできていないよとうんざりするが

炊いた米に赤酢だけ混ぜ
椎茸煮を混ぜ込み味見をすると
あら、これ美味しいと気分が上がる。



次に具材を茹でたり切ったり
ここで一旦買い物へ遡る
___
何の具材を乗せたらよいかと
色で想像しカートで回る
春の鮮やかな緑、かわいらしい赤、
蛸の酢煮はお惣菜を買い
刺身は1種類あれば良いかな
少しでもいくらがあると豪華になる

買い物の時点では
これで足りるかな寂しくないかと不安で会計
酢飯の上に並べていくと
乗り切らなくて倍作れそう
大体いつもこうなる結果
不安はいらず賑やかすぎる

___


そんな美味しい酢飯の上だから
何を乗せたって美味しくなると思うと肩の力が抜け
後は楽しんで着飾るだけ




19時開場の30分間
夢中になって楽しむちらし寿司
ひなまつりなんてとうんざりしていたのが
あっという間に心も華やぐ

この箱がひとつどんと出れば
テーブルの上はぱっと華やぐ
他が大したものでなくても
お祝いの食事と名乗れそう


ちなみにこの日のメニューは、ちらし寿司に入魂して、
◆殻付き牡蠣を買っておき
会の最中にフライパン焼き

◆さみしいかなと一品足した
葉付き蕪のソテーにマスタード添え

◆母が持ってきてくれた天麩羅に救われ

◆雛とおだいりさまを兄妹で分けたケーキ。


ちらし寿司があれば
いろいろ頑張らなくてもいい。

子どものお祝い料理は
子どもありき。
だから子どもとの時間も大切にしたい。
祝う日であればなおさら
忙しいに決まってる。

支度をする側のモチベーションも大切にした
心踊るちらし寿司のすすめ。

レシピ


今の季節は菜の花を



米2合, 赤酢大2

菜の花
さやいんげん
ラディッシュ
プチトマト
甘酢蓮根
まぐろ中落ち
いくら
飯蛸甘酢煮
椎茸甘煮


甘酢蓮根
▷薄切り熱湯にさっと5秒
 水気を拭き"すし酢"に浸ける
私は尾道造酢のすし酢を使用

椎茸甘煮
▶︎椎茸2, 椎茸出汁大2, 醤油大1, 味醂大2


椎茸甘煮は多めに作っても日持ちするので
翌日海苔巻きにしてもおいしい。

甘酢蓮根も日持ちするので
シーフードミックスと和えたりしてもおいしい。


具材は、その季節に手の入るもので。
人参、胡瓜、サーモンが定番だが
毎回同じだと自分が気分が上がらないので
その季節だから手に入るものを入れるようにしている。
ちなみにこちらは5月のちらし寿司。
鯛、卵焼き、木の芽、茗荷、檸檬、、

筍ごはんのお稲荷も


あとがき

そんな夜がついこの間。
今朝、父が体調を崩したという知らせが。
節句に
集まってただ食事をする、
これといって特別でもない、当たり前な景色は
当たり前ではなく尊い事なのだと気付かされる。

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