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閉鎖病棟 4週目前編


こんにちは。ちひろと申します。
1週目、2週目、3週目がまだの方はこちらから



人格出現頻発

過去の記憶が戻るたびに子ども人格。
私を罵倒し続ける人格の声。
両親をコロすと息巻く人格。
生のエネルギーに満ち溢れた人格。
自分を傷つけてやりたいと悲鳴をあげる人格。

もう本当に数え切れない人格が次から次へと出現しました。

度々出現する子ども人格にはつーちゃん。
罵倒する一部の人格をグロ山さん。
生のエネルギー源の人格はあつしさん。
何人かに名前をつけました。

人格の声が止まない件については主治医に相談し、薬調整で聞こえないようにしてもらいました。聞こえない方が他人格の影響を受けにくく、生活しやすくなりました。


大部屋へ移る

ついに念願の大部屋へ移りました。
急な部屋移動という予想外イベントが負担になり、頓服を貰いました。
部屋の構造の問題か、2人部屋より広かったです。


自傷衝動と事件


ことの発端は前日のパートナーとの電話。
生活保護を受けるかもという話が受けられないことが分かったという話でした。
そこから「お金がない。稼がなきゃ」になり、
どうやってお金を稼ぐか考えているうちに苛立ちが募り、その日は頓服で落ち着かせて眠りました。

翌日、偶然にもカウンセリング(特例で入院中も受けていた)があり、カウンセラーと話しているうちに人格たちの声を一斉に浴びる事態になり、
グロ山さん(傷つけたい人格)の影響を強く受け、
「自分のことなんかどうでもいい」発言をしました。

個人的にはカウンセリングの中断と頓服の服用で防げたと思うのですが、相手は若手カウンセラー。私の状態は逐一報告しましたが、共感を示すだけでした。

結果的にグロ山さんの考えが自分の考えになり、カウンセリング終了後病棟に戻って二度、
「〇にたい」と頓服を貰いましたが気持ちが収まらず、自傷衝動を抑えられなくなり、
刃物がなかったので、持っていた手鏡を割りました。

幸いにも、同室の患者が気づいてすぐに看護師を呼び、止めてくださったので、私に怪我はありませんでした。

その場にいた看護師にガチトーンで言われました。
「そういう時は言ってほしい」

すぐに主治医が飛んで来て、何故こうなったのか、事態を一緒に整理してくださって、再度薬を調整することになりました。

夜勤看護師からも後で言われました。

「サインを出してほしい」と。

衣類も含め、荷物は看護師預かりになりました。
3日後くらいに、診察を経て荷物は戻って来ました。


人格たちの声

過去の記憶が蘇るたびに、他の人格から苦情がきました。「〇ね」「〇んだ方がみんなのためになる」などと言われ続け、聞いているうちにそんな気がしてくる。そんなことが続き、不安定でした。

退院日決定

そんな中、主治医の判断とパートナーや地域の保健師、SWのサポートがあり、退院日が決定しました。


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