閉鎖病棟 4週目後編
こんにちは。ちひろと申します。
相性の悪い患者
以前プライバシー保護の観点から他の患者については一切触れないと書きましたが、今回だけはお見逃しください。
お相手の方とは関係良好で、話しているととても楽しかったです。ただ、一緒にいるだけで私が影響を受けて不調になる。それだけのことです。
子ども人格と人格交代
これまでは子ども人格の気持ちが強く流れてくる「出現」が度々ありましたが、今回は制御できなくなる「人格交代」が起こりました。
一応私自身も一緒にいるのですが、体の制御がきかなくなりました。
相性の悪い患者さんと話している時に起こりました。
急激な眠気がきて、うとうとしたら突発的に人格交代しました。
手の震えが止まらず、左側の顔がピクピク痙攣。何を話したかは覚えていませんが、異変に気づいた患者さんがすぐに看護師に知らせて、頓服対応しました。
見知らぬ人と人格交代
今まで出たことのない人格と交代し、夕食を一切食べずに病院内を徘徊。出口を探しているようでした。
「お前なんでこんなところに閉じ込められてるんだよ」と言っていました。
看護師に発見され、服薬で落ち着きました。
看護師の話では退院が近いから不安定になっているんだろうと。
これ以上何も起きないように願った夜でした。
退院前日 事件発生
いよいよ明日だとソワソワしつつ、他患者とお喋りしていたら、突然椅子から転落。脱力でした。意識がはっきりせず、看護師に強く叩かれてやっと現実に戻りました。
お喋りしていたメンバーの中に相性の悪い方もいた為、複数の患者から接近禁止令を出されました。
退院のために、子供のために、近づいたら駄目だと。
看護師からも「これ以上事故を起こさないように」と釘を刺されました。
暇つぶしのオセロ
ナースステイションにオセロがあった為、暇つぶしにやってみました。かなり集中して取り組み、2人に勝利しました。
オセロをやる元気があることに自分で驚き、嬉しかったです。
繰り返す脱力
その日は一日中脱力を繰り返していました。
何か薬が欲しいと思い、頓服を貰いに行くも、昼薬を飲んだばかりだから15分待つよう言われ、ナースステイション前の椅子に座って待っていました。待っている間に徐々に脱力し、見兼ねた看護師から気持ち早いけど…と薬をもらいました。
事故を起こさないように、脱力しそうになったらベッドに横になって過ごしました。
入院編はここまでです。
次回、退院編。
ありがとうございました。
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