『もうすぐ あえるね』
〈三五年前、お産のため初めて二歳十一ヶ月の長女と離れて過ごすことになった私は、娘が心配でいてもたってもいられず、絵本を作り始めました。
見様見真似で糸綴じをして、色鉛筆で絵を描きました。ぬいぐるみのきりんさんたちと冒険しながら、娘がその小さな体で元気いっぱい自立していくお話です。
去年、長女は第三子を出産しました。そして『カラペハリエ』という貼り絵のワークショップを主催して、子育て仲間と共に一年の時間をかけて、一冊の美しく瑞々しい絵本を完成させました。
「子どもの為に、自分