【カシバナシ】かたち-安月名莉子

好きな歌詞について話していくシリーズ、カシバナシ。
今日は安月名莉子さん-かたち
メイドインアビス2期のOPです。

特に好きな部分は1番Aメロです。

好きな部分

歌声の止むときは運命の終わり
そうとだけ決めていた 故はわからない

かたち-安月名莉子

まさしく歌手として自身の人生を賭けている意思を感じるようなフレーズです。安月名さん作詞ではありませんが、詩ではなく歌詞であることに大きな意味があるフレーズだと思います。
2節目の部分でも、考えてやっているのではなく、体の赴くままに歌い、歌に身を捧げているという歌手としての才能・運命を感じます。
とてつもなくかっこいいですねぇ。

金色も褪せるほど 焦がれてるのに
憧れの輪郭は遠ざかっていくみたい

かたち-安月名莉子

安直ですが金色=お金、という解釈をしました。
お金ではなく、それ以外の部分で身を焦がすほどの”何か”に魅入られていることが感じられます。
それでも”憧れの輪郭は遠ざかっていくみたい”という、届きたいけど届かない、永遠の取り組みのようなものを感じます。
これも直前のフレーズから、歌うことに対する果てしない試みであるということを考えると、安月名さんの覚悟のようなものを感じます。

メイドインアビスとの繋がり

ここまでは歌声として解釈しましたが、アニメでは、リコがアビス・冒険に対して抱く思いと考えられますね。
冒険こそが人生であり、生きる意味である。
何故自分をここまで突き動かすのかはわからないが、冒険をやめたとき、自分すら終わってしまう…そんな思いを感じられます。
母親を追ってアビスに潜るリコの、いつまでも追いつけない憧れへの挑戦という解釈もできます。

作詞家:タナカ雫さん

調べたところ、こちらのタナカ雫さんはプロフィール不詳の作詞・作編曲家らしいです。
歌詞サイトを見たところ、20曲あまりがアニメ等に使われているそうですが、半分以上で詩も曲も書いていらっしゃいます。
曲は書いているが、詩はタナカさんではない、といったケースがない様子から、”作編曲もできる作詞家”といった活動軸でしょうか。
個人的に大好きなアニメ:あそびあそばせのスリピス-あそ研の作詞・作編曲をやってらっしゃることに驚きました。
あの曲もだいぶ好きです。題材を元に独特の言葉遣いで世界観を見事に表現しているとてもかっこいい作詞家さんです。


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