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【定員に達しました】6月9日「占領の囚人たち」上映します!

6月9日15時オープン16時スタートで「占領の囚人たち」の上映会をすることにしました。

私の友達の多くも囚人になった経験があり、今現在も囚人としてイスラエルの刑務所に収監されている。
裁判もなく、6ヶ月の収監を言い渡されたムスタファも半年たった今もなお刑務所にいる。

https://www.instagram.com/p/C66tm-0NYFS/


彼は刑務所の中で水が飲めているのだろうか?
彼は刑務所の中で十分に食事は取れているのだろうか?
彼は刑務所でニンゲンとして扱ってもらえているのだろうか?

ムスタファと同じに日に拘束されすでに解放されているトゥバシーは拘束されたときのことをこのようなことを語っていた。後ろでに縛られ目隠しをされトラックに乗せて連れて行かれる、場所はどこかわからない。殺されるのかどうなるのかも。


パレスチナに滞在していたときの話だ。
キャンプの中が朝から賑わっていた。いたるところにデコレーションがしてあった。

「今日って何かあるの?」

「ああ、3軒先の息子が出所するんだ。お母さんは待ち遠しいだろうね。」

「そっか。」

お母さんのことを思ったら、息子が戻る前に私が泣きそうになった。
勢い余って、日本の友達に電話した。

「今日ね、御近所さんの息子さんが出所するとよ!!」

「出所?」

「そう、プリゾナーだったと。」

「まじ?怖いね。」

「え???」

そっか、日本だったらプリゾナー(囚人)ってただ怖いだけの存在なのか。少し私が麻痺していた。

そこから説明した。彼は何もしてない。だけど捕まったの。それが占領下で生きるってことなの。ただ生きているだけで、逮捕されるの。それって逮捕って言葉じゃないかもしれない、誘拐の方が近い気もするし、何て言っていいかわからないけど、とにかく刑務所に連れて行かれて裁判もなくて、そういうことがたくさんあるの。権利とかないの。それが占領ってことなの。

半ば、この不条理を電話の向こうの友達に解決してよ!と言わんばかりに占領下のプリゾナーのことを訴えていた。


お申し込み以下のフォームからお願いします。

■会場
テトラグラフ写真室(812 0026 福岡市博多区上川端町 9-35 冷泉荘A51)

■日時
2014年6月9日 15時30分オープン 16時上映スタート

■参加費
1,000円(当日お支払いください、場所代をのぞき全てガザ支援のための寄付いたします)

■協力
名取事務所、渡辺真帆(日本国際ボランティアセンター(JVC)パレスチナ駐在員)

■作品情報
パレスチナ人男性の4人に1人は収監される—―。ユダヤ系イスラエル人作家のエイナット・ヴァイツマンが、パレスチナ人の元/現囚人らと作り上げたドキュメンタリー演劇『Prisoners of the Occupation』。

SNS投稿が原因で逮捕・収監され、世界的に有名になった詩人ダーリーン・タートゥールの独白劇『I, Dareen T.』。尋問、ハンスト、面会など、今日も刑務所で起きている苛烈な現実と、占領と男性支配、二重の抑圧に抗うパレスチナ人女性の闘い。
※作品は日本語のみでの上映となります。あらかじめご了承ください。Films will be screened in Japanese only.

二本立て上演
『Prisoners of the Occupation』東京版
作:パレスチナ人政治囚、エイナット・ヴァイツマン
『I, Dareen T. in Tokyo』
作:ダーリーン・タートゥール、エイナット・ヴァイツマン

翻訳・ドラマトゥルク:渡辺真帆(日本国際ボランティアセンター(JVC)パレスチナ駐在員)
演出:生田みゆき
美術:杉山至 美術助手:濱崎賢二
照明:桜井真澄 照明操作:鈴木啓子
音響:志和屋邦治 映像:浜嶋将裕
衣裳:樋口藍 演出助手:戸塚萌
舞台監督:小島とら
制作担当:栗原暢隆、鍋嶋大輔
プロデューサー:名取敏行

出演:
『Prisoners of the Occupation』東京版
カーメル・バーシャー[A List Agency]
鍛治直人[文学座]
松田祐司[仕事]
西山聖了[名取事務所]

『I, Dareen T. in Tokyo』
森尾舞[名取事務所]
カーメル・バーシャー[A List Agency]

カバー写真:坂内太

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