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5月某日 冒険はしているか

雨が降ったり止んだりの一日。雨脚はさほど強くない。夕方から子ども劇場の例会で『エルマーのぼうけん』を観る。演者は人形劇団プークさん。これまでも何度か舞台を拝見している。東京に常設の劇場があるそうで、一度は訪ねてみたいものである。しかし遠くから来てくだり、よい物語を届けてくださるのってありがたい。これは市民劇場にもいえる。この九州にいても第一線で活躍する舞台文化に触れられることを、もっと広められたらと思う。
しかし最近、冒険をしていない。年齢を重ねると好きなものはだいたい決まってくるし、服にせよ食事にせよ、ループが心地よくなってくる。いかんいかん。私の一番嫌いな言葉である安定に近づいているではないか。冒険、しなくては。そもそも子どもにこの作品を観せるのは、親が冒険を薦めているからなのに、薦める親が冒険をしてなかったら説得力がない。レストランで新メニューを頼むぐらいの冒険はもちろんしない。スタートにも継続にも痛みを伴う、そんな冒険を探したい。

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