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BTS萌え語り:「マンネ」のどこにツボるのか【ジョングク】

【妄想多め注意】先に目次をご確認下さい。

【追記 2024/5/3】画像追加

愛されてナンボの年少者

K-POPで初めて出会った「年齢による役割」の存在。
韓国には儒教精神に基づいた「年上は年下を可愛がり、年少者は年長者を慕う」という縦ラインの社会的構造があるんですね。

……などとそれらしく述べてみましたが、要するに何が言いたいかというと、
疑似家族化したイケメン集団の上下関係最高です、
ということです。もうちょっと包み隠せないのか、私よ。

社会的温度感を肌で理解できない外国人(=私)は、見た目のインパクトで反射的に萌えてしまうのです。諦めが早くて申し訳ないが、これは致し方ない。
そんなん嫌いなオタクいるわけないですからね、宇宙の摂理です。

というわけで、「ヒョンとマンネ」って概念が大好きなんです。特に「マンネ」が。
末っ子」って、そんなんかわいさしかない愛されポジションじゃないですか。グクが「ヒョン!」って呼んだら、残りのバンタン全員が振り向くんですよ。どのヒョンでも選び放題。何その天国。
しかも「マンネは可愛がられるのがお仕事」って……二次元でも狙い過ぎ設定とか揶揄されそうなものなのにそれを三次元で堂々とやってるなんて!(噴火)

年齢差で役割が決まるということは、グクは一生BTSのマンネなのでは、と気づいた時は目まいがしました。10代限定とかじゃないんだ。生涯愛されっ子。最高。
BTSでは堂々たる次兄のSUGAヒョンが、作曲仲間にマンネ扱いしてもらってる話も好きです。この関係性、自由自在すぎる……!

溺愛決定の人生

いきなり萌え散らかして前置きが長くなりましたが、今日は「マンネ」のツボとウリジョングクさんについて、語っていきたいと思います。
正直このnote始めてから一番アクセル踏み込んだな……と我ながら(少しだけ)反省していますので、その辺よろしくお汲み取りください。

「マンネ」のどこにツボるのか

1. 溺愛される末っ子

溺愛される末っ子」は、「マンネ」ツボ界の最大勢力ではないでしょうか。
6人の兄たちから全肯定で愛される姿は、乙女ゲームの構図とも完全一致。
「ヒョンの立場で溺愛したい」派と「マンネの立場で溺愛されたい」派、どちらのニーズも満たしてくれます。

しかもうちのヒョンラインの猫かわいがりっぷりがこちらの予想を軽々と超えてくるものだから、好きの限界突破が止まりません。
自分は今までの人生で、赤子以外の他人をそこまで溺愛したことがなかったので、「真の溺愛を見せてやる!」とばかりに叩きつけられる愛情表現のバリエーションに、日々瞠目させられています。すごいよ君たち……。

溺愛の底が抜けてる。

2. 年長者に甘える末っ子

逆パターンで「年長者に甘える末っ子」の図も最高です。大事なので繰り返しますが、最高です。
グクがナムさんを見上げる「憧れ」を凝縮したキラキラお目目や、ジン君に全力でじゃれつきに行く体当たりっぷりなど、ヒョンが6人いるので甘え方のパターンも6倍。一粒で何回美味しければ気が済むのか。
バンタンを7人にしてくれてありがとう、パンPDニム!

グクの「ヒョンのものは僕のもの、僕のものも僕のもの」なかわいいジャイアン発言は有名ですが、ヒョン自体も僕のものだと思ってるよね?感があります。
膝もそう。そんな堂々と座る人いる!?って最初目を疑いました!

このお座りが韓国文化なのかBTS文化なのか、判断がつかない。永遠に審議中の予感。

3. 末っ子がセンター

末っ子がセンター」も、ツボとしては外せないでしょう。
赤ちゃん扱いされてる最年少が最強キャラという、位置づけの完璧さ。ギャップ萌えの典型ですね!
年下が年上を従えることによる、上下関係逆転のダイナミクスが最高。
おまえならできるよ、とヒョン達の信頼が背を押している様子が見えるため、「下克上」と呼ぶにはスイートすぎますね。誰かいいネーミングを……!

最初は幼さを残していたマンネが、全員ラスボスみたいな兄たちを率いて、歌にダンスにと縦横無尽の活躍を繰り広げ、世界目指して一心不乱に駆け抜けていく……という図式にはカタルシスさえ覚えます。

2013年『No More Dream』 Official MV
2022年『Run BTS』 Dance Practice

4. 最後に大人になる子

そして、最近気づいた自分のツボがこれ。
最後に大人になる子
めちゃめちゃニッチなツボかもしれませんが、ちょっと語らせてください。
申し訳ないですが、我ながらかなりアレです。ごめんね!

「最後は強すぎるけど、大丈夫?」

妄想解釈開始

あらがえないもの

何でもできる「黄金マンネ」のグク。
そんな看板を与えられたらプレッシャーを感じそうなものなのに、彼は持ち前の素直さとバイタリティでハードルを飛び越えていく。

グクのインタビューを読んでいると、時々「理由はわからないけど自分にはできると信じている」という言葉が出てきます。
兄達が無条件で浴びせる愛情によって育まれた自信が、彼の土台になっているのではないかという印象を受けますね。
その姿がかわいくて、頼もしくて、「さすがジョングギ」と、何度ヒョンライン目線ではしゃいだことか。

でもそんな彼にも勝てないものが一つあります。
それが「時間」。

末っ子の無力

Begin』は、グクからヒョンたちへの思いを歌った曲として有名です。
悲しみはよくわからないけどただ泣く、というフレーズに、ビハインドで語られたグクの言葉が重なります。

「僕、大丈夫ですよ。だって僕、力も強いじゃないですか」
「自分と一緒に住んで手伝ってくれる他のメンバー達が辛いのが、自分には一番辛い」
「他はいいけど、メンバー達が幸せでいて欲しい。そうしたら僕も辛くない。」

ナムさんの『Begin』ビハインドより、グクの発言(10:40~)

この曲で歌われているグクは15歳くらい。私がいつも連想するのは、無心な目をしてよくヒョン達の後ろから周りを見ていた頃の姿です。
広すぎる世界を前に、なすすべなく立ち尽くしているようだった、無垢な少年時代。

小鹿のよう、とヒョン達に形容された瞳

この歌のグクはまだ、苦しむ兄たちにかける言葉を持ちません。
私はそこに幼さゆえの切なさを見ます。

自らを形作ってくれたヒョン達の悩みを前に、慰めることも解決することもできないグク。
体を鍛え力が増したとしても、精神的成熟だけは補えません。
問題を解決することも、分かち合うこともできず、かけたくても言葉が浮かばない。
ただ一緒に泣き、メンバー達の幸せを縋るような思いで祈ることしかできない無力さに、守られる立場にいるしかない「子供」の悲しみを感じさせられ、胸が締め付けられます。

僕はまだ「今」にいる

BREAK THE SILENCE』で、BTSにもいつか終わりの日が来るだろうという話が出た時、グクだけはかたくなに「僕は考えたくない」と答えました。

これは2018~2019のワールドツアー中の映像なので、グクは22才、クオズが24才くらいです。
BTSの場合、ヒョンラインの精神的成熟度がかなり高いので、年相応の幼さを残すマンネラインがより無邪気に見える傾向にあるのですが、年齢的にはクオズもグクよりは2歳上。

一足先に大人の世界に入り、いつか来るゴールを見据えて覚悟しておこうとするヒョン達に続いて、クオズの2人も「BTSを思い出にする」感覚を理解し始めたであろう時期です。
でもまだグクはそこにいない。彼には、まだBTSの終わりは見えない。

僕には、BTSは「今」なのに。
色んな事にチャレンジしてできることが増えてきて、まだまだこれからなのに。
どうしてそんなことを言うの?

終わりなんかまだ見たくない。
グクのかたくなさの裏にはそんな、言葉にならない叫びが溢れているようでした。

困ったように笑うヒョン達。無口な人になっちゃったテテ。いつの間にか、自分にはまだわからない世界を見るようになったメンバー。
最初は皆で同じ部屋にいたのに、気がついたら一人ずつ扉を開け階段を上り、自分にはまだ届かない空へ飛び立って行こうとしている。

時間が否応なくすべてを変化させていく中、『BREAK THE SILENCE』のグクはまだ若さに足を取られて動けずにいるように見えました。

一番年下の子は、最後に大人になる子。
ヒョン達の背中を見送り続けるのが、マンネの役割なんだなあと思った瞬間、めちゃめちゃツボりました。

2018MAMAで見せた変化

でも、時は流れます。グクだけが置いていかれるわけではありません。
小さくなってしまった部屋を出て階段を上る時が、彼にも来ます。

無力な季節をいつの間にか通り過ぎ、大人への扉を開けて歩み出すグク。
最初に変化を感じたのは、2018年MAMA大賞でした。

号泣する赤テテをグイと引き寄せ、自分の肩に押し付けたグクは、周りを見渡しました。その姿はどこか誇らしげですらあり、涙するメンバー達の中にあってとても印象的でした。
まるで「次は僕がヒョン達を守るから大丈夫」っていう決意表明みたいに見えました。

2018年MAMA大賞スピーチ

皆が苦しみ、解散まで考えたという2018年。
その試練を乗り越えたことで彼は階段を一段上り、兄達と同じ景色を共有し始めたのかもしれません。

Life Goes On

大人と子供の間を揺れ動きながら、少しずつ成熟していくグク。
いつの頃からか、ヒョン達をキラキラした憧れだけでなく、理解と優しさをもって見つめるようになっていったように思います。

テテがARMYに会えない不安を漏らしたり、もう会えなくなった幼いグクを懐かしんだりした時、顔を覗き込みながら「自分はこう思うよ」とアドバイスを送る彼は、ヒョン達にしてもらったことを返せるくらい強くなったように見えました。

「この子は変わった。もう(幼いグクには)会えない」と懐かしむテテに、「人は変わるよ」と言うグク。確かに彼の少年時代は終わったのだなと感じたワンシーン。

永遠のマンネ

人見知りで恥ずかしがり屋だったマンネが、少年時代を脱ぎ捨てて大人になり、一人のポップスターとして羽ばたこうとしている。
ヒョンたちの膝に座って笑っていた子が、兄の肩に手を添え支える力を獲得していく。
その過程を見せてもらえることには、感謝しかありません。
幼いグクとの別れを寂しがるテテの気持ちもちょっとわかってしまいますが、それは動画でいつでも会えますから、ホントありがたい世の中ですw

ナムさんがいつまでも、小鹿の瞳とスキニージーンズのグクを記憶しているように(「RUN BTS!」EP.56)、私も幼いグクを見てしまったので、タトゥーやピアスで飾られたゴリゴリのイケメンになった今でも、やっぱり彼の中にマンネを見ます。
いくつになっても、ヒョン達は「大きくなったなあ」って言いながら猫かわいがりし続けるだろうし、きっと私にとってグクは永遠のマンネでい続けるだろうと思います。大好き!

何回も同じ言葉を繰り返すSUGA。心の中に小鹿グクが住んでるんだと思います。

余談

マンネ動画を見すぎて他グループのものまでおすすめされるようになってきたんですが、セブチのマンネが大変なことはないかと訊かれて、「12人いるヒョン達の溺愛がたまに重い」的なコメントをしており、笑いました。
そうか、それは多いね……!

6人でも大概重いと思うw

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