この言葉、別の言葉にならないですかね
はじめまして。ただの大学生です。
今回はデリケートな話で、書き残すべきかよくわかりませんが、書いてみます。
「繊細さん」はいい言葉な気がする
最近って、個人の特性を示す言葉が増えたように思います。
例えば、繊細さんとか。
なんか具合悪いときに、病名をつけてもらうとほっとする。
そんな感じの言葉かなと思っています。繊細さんは病気、と言っているのではなくて、繊細さんだね、と「一応」理解してもらうと、話が早くて楽になりそうでいい言葉だということです。
「ギフテッド」は違和感がある
さて、問題に思っているのは「ギフテッド」という言葉です。
まず、私と「ギフテッド」の関係を述べます。
私はギフテッドじゃない
ギフテッドと定義されている人を間近で見たことが無い(ひょっとしたら、定義に照らすとギフテッドになる人はいたのかもしれない)
ギフテッドと呼ばれる人を攻撃する意図は全くない(受け取る人が傷つけばそれは何の意味もないかもしれませんが……)
今年に入ってから、だと思います。「ギフテッド」を取材するニュースをネットで見かけるようになりました。
私が疎いだけで、言葉自体は2009年には読売新聞に登場しているみたいです。
ひとりひとり、異なった性質をもつ人間を、ひと箱の教室に30~40人の単位でパッケージングして教育すると、外れ値の人が苦労してしまうから、支援の必要が出てくる。
というだけの、話、なのですが。
同じ外れ値という存在で、「○○障害」「○○症候群」と「ギフテッド」という言葉の落差はなんだろ、と思ってしまいます。
障害と言う言葉が、呼ぶ人にとっての障害を指すのではなく、呼ばれる人にとっての障害を指す(本人のわずらわしさに寄り添うための言葉)のは承知の上で、障害と言う言葉はマイナスな感じを与えると思います。
この部分は、以下の素敵な漫画『Shrink ~精神科医ヨワイ~』に基づいています。試し読みしかしたことありませんが、いつか買いたい。
英語だとdisableですよね。できないことがある。困難を感じている。周りの人にはなかなか理解されないので、ちょっとした認知と協力が必要。
表面的には「かわいそう」という感情も引き起こすかもしれないです。でも、かわいそうでもなんでも、気遣いをもらえないよりまし、かもしれません。
それに対して、giftedって、認知と協力をする気を失せさせる言葉だと思いませんか。
ああ、恵まれてるのか。はいはい。
って、流す人がいそうだな、と思いませんか。
実際、ギフテッドのニュース記事には、妬みのようなコメントを残す人が見受けられます。
かわいそう、から始まって、本質を知る人はそこそこいると思います。
しかし、「ギフテッド」。良かったね、授かりものがあって。ここから本質を知ってもらえないのは、ちょっと、うーんという感じがしませんか。
出る杭的な言葉より、いい言葉があるのではないか
「ギフテッド」をやっかみ、適当に流す人たちは、「出る杭」の話だと思っているのではないでしょうか。
取り残される人を助けるのはわかるけど、人をどんどん追い抜いていける人を助けるなんて不自然な気がしているのでは、と思います。
出る杭は打たれる。特別頭がいいとして、それをひけらかすことなく、謙虚な心持ちさえ身に着ければ、問題ないのでは? と。
多分、ギフテッドという言葉で助けを求めてる人たちの解決は謙虚になることではないと思います。
ギフテッドじゃないし、見たことないので、ここははっきりわからないのですが……。
とにかく、ギフテッドは、「繊細さん」とか「適応障害」などの言葉よりも高い確率で、「ああ、はいはい」って流されてしまうと思っています。
もっと別の言葉で、表現できないでしょうか。
他者理解って、難しい。
気分を害した方がもしいましたら、ごめんなさい。私の拙さが原因です。
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