東京でイノベーションが生まれない理由

先日、シリコンバレーでデザイン会社を経営する方のブログを拝読しました。そこでは、シリコンバレーがイノベーションの温床となる理由が語られており、その内容に触発されてこの文章を書くことにしました。

そのブログによると、シリコンバレーの特徴は、世界を変革するような人物が身近に存在することです。彼らの存在が、周囲の人々にも「自分にもできるはずだ」という意識を持たせ、イノベーションへの挑戦を促しているのです。

一方で、東京は人口が多く、インフラが整っており、裕福な層も存在します。環境としては非常に恵まれていますが、シリコンバレーのように世界を変える人物が身近にいるわけではありません。

私自身、高校まで日本で育ちましたが、大学でアメリカへと渡りました。アメリカの大学では、周囲が自由に行動しているのを目の当たりにし、自分も自由に振る舞って良いと感じるようになりました。日本では周囲に合わせることが一般的ですが、アメリカでは自分の意見を持ち、周囲に合わせなくても受け入れられる文化があります。

周囲にいる人々は、私たち自身に大きな影響を与えます。チャレンジを続ける人々に囲まれると、自分もそれを当たり前と感じ、挑戦する姿勢が自然と身についてきます。シリコンバレーは、そうした環境が自然と育まれる場所なのかもしれません。

ただ努力するだけでなく、周囲の環境を意識し、それを自分の成長に活かすことも大切だと、私は考えています。東京にも、シリコンバレーのようなイノベーション精神を育む潜在力があると信じています。どのようにそれを引き出し、活用するかが今後の課題ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?