本当の自分とは?

先日、記憶喪失して本当の自分を探していく人を描いたドラマをたまたま観ました。1話だけしか観ていないのですが、そこで思ったことを書いてみます。

その主人公は記憶がなくなったので、自分がどんな人だったかを周りの人に聞いたり、自分の荷物を頼りに探していきます。ただ、記憶喪失する前の自分は人との絡みがなく写真とかも残っていないです。周りの人に聞いても浅い話しかでてこず、主人公は本当の自分とはどんなだったかを探していました。

私はこの本当の自分という考え方が好きではないです。これは正確があるものではないので、好き嫌いで判断しています。何故好きではないかというと、私は全部が本当の自分だと思っているからです。

会社で陽気にやっている自分も、家族と過ごすときは大人しい自分も、友達とめちゃくちゃバカなことをなっている自分も、全部本当の自分です。どれが本物とかはなく、全部自分だし、コミュニティによって見せる顔が違うだけだと思います。

私はこの「私とは何か」という本が好きなのですが、この本では分人という言い方をしています。色んな自分がいて、どれも本物だか、それが表にでている比重は違っているというのです。

なので、ドラマの主人公が考えている本当の自分という考え方は私はしないなと思ったという話でした。どれが本当の自分が考えるのは辛いですよね。全部自分でそれで良いのかなと。

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