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メジャーリーグ2024 AL前半1/4総括

はじめに

はじめまして。noteデビューさせていただきますティッコスと申します。メジャーリーグの Boston Red Sox のファンです。

MLBの2024年シーズンも約25 %が終わったとのことで、この記事では簡単にこれまでの全地区の振り返りと Red Sox の主な選手の成績を振り返っていきたいと思います。拙い文章だと思いますが最後までお付き合いいただけると幸いです。それでは見ていきましょう。

AL東地区

AL東地区順位表(日本時間 5/15時点)

まずは我が Red Sox の所属するAL東地区です。去年ほど勝ち星がインフレしていなくて良かったというのが正直な感想です笑。チームごとに振り返ります。

①BAL S評価
激戦のAL東地区首位に君臨するのがBAL。昨年101勝したチームに今年はBarnesが加わり、さらにマイナーにはプロスペクトランキング全体1位のHolidayなどが控え、去年よりも層が厚くなった印象。今期はHR数が全30球団中1位と破壊力に磨きがかかっている。主力選手が若いこともあり、これから経験を積むにつれさらに強くなっていきそう。激戦のAL東地区ですが黄金期を迎えそうです。

②NYY S評価
BALに食らいついているのがNYY。こちらはBALと違い主力選手が高齢化しており、チームの中心であるJudgeが全盛期のうちに勝たなければいけないチーム状況。そんなチームに今期はSotoが加わり、これまでは期待通りの大活躍。Judgeも徐々に調子が上がっておりチームwRC+は119とLADに継ぎ全体2位。懸念されていた先発投手もこれまでは持ちこたえており、Coleの復帰が待たれる。

③BOS A評価
別に選手ごとの記事を書く予定なのでここでは簡単に。投手陣、特に先発陣は素晴らしく先発防御率はメジャー1位、BB/9は4位。ただ、うすうす気づいているBOSファンもいらっしゃるだろうが運の指標は良く今後成績が悪化する可能性は高い。それでもメジャー平均以上の成績が予想されているため昨年からの向上、Baileyコーチの優秀さを感じられる。野手陣は苦しんでおりHRの少なさも気になるが個人的に心配しているのは三振率。26.1 %はメジャーワースト3位と三振の多さが際立つ。運の指標はWong, O’Neillが高いことから吉田復帰に合わせできるだけ早くO’Neillを出荷させたいところ。逆にValdezは運が非常に悪く、AAAでは打ちまくっているためGrissomの調子が上がらない今、戻ってきてほしいと感じる。

④TB B評価
これまでの実績から、なんやかんやで強いイメージのついたTBだがここまでは勝率5割近辺と何とも言えない結果に。特にひどいのがリリーフでfWARは-1.4でメジャー最下位。限られた予算の中での勝率5割は流石だが、Francoの不祥事に加え、もう一人チームの顔であるArozarenaの不振も苦しい。(そんなこと言ってたらPivettaがホームラン打たれました笑)

⑤TOR C評価
借金3と出遅れたのはTOR。AL東の割を食う結果となった。Bichette, Guerreoなど主力選手のFAが迫る中、打撃陣は長打を打てず長打率は .361とメジャー24位、HR数は35本でメジャー25位。投手陣もリリーフ陣が特に苦しんでおりfWAR -0.8はTBに次ぎワースト2位。残りの時間を考えると再建の足音が聞こえてきますが戦力は整っているため、ここから巻き返すことが出来るか。

AL中地区

AL中地区順位表

予想外にハイレベルな戦いを繰り広げているAL中地区。今年はこの地区が一番面白いかもしれません。

①CLE S評価
開幕ダッシュに成功しまさかの地区首位。投手陣は毎年安定しているため弱くはないと思いましたが、ここまで強いのは驚き。特に素晴らしいのがリリーフ陣でHR/9は0.38と2位NYYの0.61を寄せ付けずぶっちぎりの全体1位。打線もJosh Naylorが好調で打撃陣をけん引しています。

②KC S評価
今オフ大補強を行ったKCがAL中地区2位。チームwRC+94でメジャー22位ながらも得点は10位と効率よく得点を重ねていることが分かります。これはメジャー6位の47盗塁に加え、HOUに次ぐ三振率の低さ19.0%が関係しているのではないかと思います。投手陣も先発、リリーフともに素晴らしく、特に先発のfWARは4.7でメジャー3位。補強の効果が表れています。

③MIN S評価
4月から5月にかけ12連勝もあり貯金7とこちらも良いスタート。(ちなみに連勝を止めたのはBOSです!)先発陣は安定感がありBB/9が1.93でメジャー1位。リリーフはK/9が10.50と三振が取れる投手がそろっています。野手陣は傑出している指標はありませんが、どの指標でも7-12位ほどにランクインしバランス力があります。

④DET B評価
開幕前の下馬評は高かったものの現在は勝率5割と期待に応えるまではいきません。強みと弱みは明確でSkubal, Olsonら先発陣の素晴らしい活躍に野手陣が応えられていません。期待されていたTorkelsonは運の指標が良いにもかかわらずOPS .691。おまけに守備も悪く24歳ではありますが正念場を迎えています。

⑤CWS D評価
最低評価のD評価。開幕直前にCeaseをSDに放出し再建中。22敗3勝と素晴らしいスタートに成功しドラフト上位を狙います。

AL西地区

AL西地区順位表

ハイレベルな戦いが予想されたものの全体的にスロースタート。どのチームが抜け出すか注目です。

①SEA A評価
今年は開幕につまずかなかったSEAがAL西地区首位。投手陣は相変わらず優秀で先発投手のFastball 平均は95.5 mileでメジャー1位タイ。今年も打撃が課題でオフに三振率の高い選手を放出したのにもかかわらず三振率28.4 %は2位のCOL 26.2 %より2 %以上高い数字となっています。

②TEX C評価
昨年のワールドチャンピオンが地区2位ながらも勝率5割と期待に応えられず。圧倒的な戦力ではないもののもう少し結果が欲しい所。チームの中心であるSeager, 新人コンビのCarter, Langfordが苦しんでいるなかチームwRC+103は層の厚さを感じられる。苦しいのはブルペンでBB/9は4.90で最下位、ブルペン防御率5.14もメジャー29位と安定感に欠ける。

③OAK A評価
OAKがまさかの3位と善戦。チームwRC+101と平均以上の打撃力があるうえ、xwOBAも高く更なる成績向上も見込めそう。クローザーのMillerをはじめブルペンも優秀でブルペンfWAR2.1はCLEに次ぐメジャー2位。徐々に若い芽が出つつあるが球団移転問題を抱え、グラウンド外での方針も気になるところ。

④HOU D評価
まさかの借金8。開幕前から投手陣に不安はあったものの結局HOUは強いというイメージがあり疑問視しなかった人が大半なのではないか。先発陣はBB/9, fWARともに最下位、リリーフもfWAR-0.1で26位。ただ、運の指標が全体的に良くないことから今後持ち直す可能性は大いに有り。得失点から予想される勝ち星も19勝と投打が嚙み合ってないとも言える。野手陣は変わらず優秀で三振率17.1 %はぶっちぎりでメジャー1位。簡単にアウトにならないHOUの強さを感じられるデータ。

⑤LAA D評価
このチームはどうしてこうなってしまうのだろう。毎年春は頑張っているが今年はすでにTrout, Rendonが離脱し地区最下位。特にブルペンが苦しんでおりブルペン防御率は最下位。ポジ要素は打撃でチームのxwOBAは高く、今後改善の可能性はある。またAdellは打撃指標が非常に良く、守備の改善やDHとして積極的に使っていきたい選手であると感じさせる。

さいごに

いかがだったでしょうか。読みにくい所が多かったと思いますが最後までお付き合いいただきありがとうございました。好評でしたらNL編もやろうかと思います。

それでは

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