尾佐竹猛についての斎藤昌三の回想
最近、尾佐竹猛が気になっている。尾佐竹は判事をつとめながら法制史、政治史を研究していた人物であるが、研究範囲が幅広く明治文化、賭博や刑罰の歴史、性に関するものを含む民俗学にも関心があった。その関心の広さから尾佐竹は様々な人物と交流があったが、その中の1人に尾佐竹も所属していた明治文化研究会に参加していた斎藤昌三がいる。斎藤昌三『少雨荘交游録』(梅田書房、1948年)に尾佐竹に関する斎藤の回想が載っているので、以下に引用してみたい。なお、この本は国会図書館デジコレ(個人配信)