2022年11月 ラオス一人旅 バンビエンでバギーレンタル
バンビエンで、というかラオスで、一番やりたかったことはこれだ!
のどかな道をバギーで走り抜けるのって憧れる。
かつて日本の観光地で、数十分のバギー体験をしたことがある。
インストラクターに従って、体験参加者が決まった道を一列で走るやつ。
それが印象に残っていて、絶対にまた乗りたいと思った。
日本のバギーツアーですらとても楽しかったのに、外国でバギーをレンタルして自由気ままな運転ができたら、どうなっちゃうの私!? という感じ。
私の運転スキル
これはバギーの話ではなく、普通自動車のお話。
日常生活で車に乗る機会は少ない。
年に2・3回、しかも短時間。
一人で運転した経験はゼロで、助手席に誰かいないと不安。
駐車ができない。
「R」のときにハンドルを切ると、車体はどちらに動くのか。
そういうのがよく分かっていない。
あ、原付バイクには問題なく乗れるよ。
バギーレンタル
旅行代理店(ツアー会社)がひしめく町バンビエン
たとえ店の前にバギーを置いていなくても、レンタルの手配をしてくれると思う。
が、私は借りる前にちゃんと実物を見たかったので、軒先にバギーが停まっている店を探した。
ナムソン橋の向こう側(ブルーラグーン側)を少し歩くとバギー発見!
ここにしよう。
ちなみに、グーグルの口コミによると、ナムソン橋には通行料が必要と書かれていたが、私が渡ったときには無料だった。
グーグルの口コミによると、自動車も通れると書かれていたが、私が渡ったときには自動車(バギー含む)が通行禁止になっていた。
橋の上をちょっと歩くだけで分かる。
木材を敷いただけのこの橋は、メンテナンスが全然足りていなーい。
自転車とバイクはまだ通れる状況なのが不思議でたまらなーい。
旅行代理店にて
2シートか4シートかを聞かれたが、一人なので当然2シートを選択。
1シートはなかった。
このお店では、1時間プラン・2時間プラン・3時間プラン……と続いて、9時間プランまで用意されていた。
時間が読めないので、あまり深く考えず「5時間!」と言った。
5時間レンタル:750,000キープ →730,000キープ
何もお願いしてないけど、ほんのちょっと安くしてくれた。
でもさ、この国の物価を考えると、バギーレンタルって高すぎない?
1時間:250,000キープ
2時間:450,000キープ
3時間:600,000キープ
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9時間:1,050,000キープ
同じお店でバイクレンタルもしていたけど、店のオープンラストで借りると120,000キープ、24時間レンタルで150,000キープだった。
バンビエンの旅行ブログを見ていると、おおよそみんなバイクをレンタルしている。
どうせ借りるならバギーに乗りたくない? と不思議に思っていたが、なるほど納得。
価格差が大きすぎるわ。
玄人はもっとリーズナブルなお店を探せるのかもしれぬが、私には無理。
730,000キープという現金を持ち合わせていないため、料金を聞いたあとにATMで引き出し。
この国では大金のはずなのに、クレジット決済は非対応。
日本でバギー体験をしたときは免許を確認されたけど、ここではされない。
ゆるーい国、それがラオス。
パスポートは預けさせられた。
不安だったこと
① バギーの説明
お店の人が私をバギーに乗せる。
指をさしながら
「これがアクセルでこれがブレーキだよ」
鍵を回しながら
「この状態でブレーキを踏むとエンジンがかかるよ」
以上だった。不安である。
② 各種メーター
まず、メーターを覆うカバーに傷がつきすぎていて、メーターの針がどの位置にあるのかよく見えない。
そして、これはバギーを発車させてから気付いた。
見えにくいだけではなく、メーター自体が動いていない。
自分がどれくらいのスピードで走っていたのか不明だ。
怖いよー。
スピード分からない問題よりも恐ろしかったのは、ガソリンの残量が分からないことだった。
お店の人は「ガソリンは満タンだよ」と言っていたが、本当だろうか。
確かめる術はない。
んー、バギーの燃費とか検討がつかないよ。
ガソリンスタンドだってそんなに見かけないよ。田舎だし。
燃料が尽きたらどうしよう。
大不安と戦った5時間だった。
結果、ガソリンは足りた。ほっとした。
バギーで良かったこと
① 疲労感
何かしらをレンタルする人って、ブルーラグーンや洞窟へ行く人が多いんじゃないだろうか。
ブルーラグーンって実は一つではない。
ブルーラグーン1からブルーラグーン6までが、それぞれ離れた場所にある。
旅行ブログで目にする「ブルーラグーン」とは、市内中心部から一番近い「ブルーラグーン1」のこと。
グーグルマップを見ていると、ブルーラグーン1くらいの距離だったら、何に乗ろうがノーストレスで行けそうな気がしてくる。
でも、異国の知らない道って、目的地までめちゃくちゃ遠く感じるよ。
バイクはともかく自転車はやばい。
爽やかにサイクリング♪ を何分続けられるのか疑問。
暑いなか何度も道を確認して、漕いで漕いで漕がなきゃいけない。
バギーだと疲労を軽減できる。
② 安定感
自分を運ぶ乗り物はこの町での命綱、一心同体。
しかし、メーターが壊れているバギーもそうだが、バイクだって自転車だって多分どこかしらに不具合がある。
そんな不具合を抱えた乗り物と一緒に、目的地へ向かわなければならない。
田舎の田園地帯で。
さらに追い討ちをかけるが、バンビエンの道は基本的に舗装が足りていない。
二輪でこんな道を進んでいたら、即パンクするんじゃないかと思った。
また言うけど、バイクはともかく自転車はやばい。
バギーでも結構ガタガタするけど、安定感があるので運転しやすい。
交通量の少ない田舎道
日本で自動車を運転するより断然簡単だった。
ただ、私は後ろに車がいると焦るので、右に寄って抜いてもらった。
(ラオスは左ハンドル右側通行)
ブルーンラグーンの駐車場もそんなにきっちりした空間ではないので、なんとなく駐車した。
バギーは車より小回りが利くから、「R」のときのハンドル操作も、違ったら逆に切ればいいか、くらいの感覚でいられた。
③ 非日常感
まあ一番はこれよこれ。
海外 × 素敵な景色 × バギーを好きなように運転
めっちゃ非日常度が高いんだよなぁ。
自分に酔えるわ、浸れるわ。
ロマンがあるよね。
ドライブは楽しい
バギーでドライブをするということが目的だったので、行き先にはあまりこだわっていなかった。
とりあえず、遠そうなブルーラグーン3を訪ねてから、ブルーラグーン1へ向かってみようかなぁと。
今、グーグルマップで「ナムソン橋」から「ブルーラグーン3」までの経路を検索したら、自動車で37分と表示された。
もっと時間がかかった気がする。
グーグルマップで見てると真っ直ぐ進むだけに思えるんだけど、何回も何回も現在地を確認したなぁ。
途中、ブルーラグーン3と間違えて、ホテルの敷地に入ろうとしちゃったし。
山に田畑にちょこちょこ民家、たまに学校とか個人商店。
古き良き田舎の素敵すぎる風景なのよ。
ずっと山を眺めていられる、ずっと走っていられる。
爽快! 本当に気持ちがいい。
落石に注意みたいな道もあるし、水牛が堂々と歩いている道もある。
無邪気なローカルキッズはバギーが好きなのか、にこにこして手を振ってくれる。
かわいい。
ブルーラグーン3までのドライブは最高。
そのあと道を間違えて、なぜか「ブルーラグーン1」ではなく「ブルーラグーン2」に到着したけど、そのドライブも最高。
もちろんブルーラグーン2も3も最高!
バンビエンは旅人が没落する町だという。
町並や雰囲気がユートピアすぎて吸い込まれちゃうんだろうな。
分かるわー。
日本語がおかしいけど、いちいち魅力的な場所なのよ。
日本での生活を全部捨てて、ここに居着きたくなるような魔力がある。
ラオス旅のnoteはこの記事で終わり。
愛しのバンビエン、また会う日まで。
また来るからね、サバイディ!
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