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大注目アジア人レーベル 88risingってなに!?

みなさんは88risingというレーベルを知ってますか?

Youtubeのチャンネル登録者数は600万人を超え、アメリカのR&Bやヒップホップ界でも今大注目

今回はそんな 88risingについて解説していこうと思います。

アジア人レーベルとしての発足

2015年日系アメリカ人のショーンミヤシロと馬正遠の2人によって創設されたレーベルCXSHXNLYが前身です。
音楽業界では超新参者。
2016年Youtubeで88risingとしての活動を始めます。
ちなみにショーンさんは日本語は全く話せないとのこと。
そしてインドネシア出身のリッチブライアンとFilthy Frankとして活動していたラッパーJojiを擁して規模を拡大していきます。
Jojiの壮絶な半生と、彼の音楽キャリアについてはこちらから↓

リッチブライアンはDat $tickという曲で一躍表舞台に現れた当時17歳の少年。
そしてjojiはさまざまなミームを生み出し、初期のYoutube界で圧倒的存在感を放った日本とオーストラリアのハーフで、音楽界への挑戦を夢見ていました。

リッチブライアンの代表曲Dat $tickはインターネットのみのセールスで、インドネシアの少年が憧れをアメリカへと導くことになります。

そして翌2017年アジア9都市を巡るツアーを、またその翌年の2018年にはサンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨークでもライブを行い徐々にその名を広めていきます。
そしてその2018年は88risingを一気に広めることとなる多数の曲を配信します。

飛躍の2018年

2018年2月にリッチブライアンが初のアルバム『Amen』をリリース。Billboardアルバムチャート最高18位を記録、またiTunesのヒップホップチャート1位を獲得。

iTunesのヒップホップチャート1位はアジア人アーティストとして初めてのことでした。

これには当時ヒットを飛ばしていたMigosのオフセットが客演に参加するなど豪華なメンバーも躍進を支える要因となりました。

10月にはJojiが1stアルバム『BALLADS 1』をリリース。BillboardのR&B/ヒップホップチャートの1をアジア系ソロアーティストにして初めて獲得するという快挙を成し遂げます。

名実ともにアジア系レーベルとしてトップに躍り出ることに成功したこの年に、ビヨンセのステージでヘットライナーを務めることまで成功しました。

Jojiの代表作SLOW DANCING IN THE DARKは


コロナ禍と更なる成長

2020年コロナによるライブやイベントの中止が相次ぐ中、88risingはオンラインコンサート「Asia Rising Forever Festiva」を公式YouTube・Twitterアカウントで配信し、成功を収めます。

そしてコロナによるロックダウンなどで楽しみが減った人々へ向けて「TOKYO DRIFT FREESTYLE」というチャレンジを、日本や世界のラッパーと共に開始。

これは映画ワイルドスピードで主題歌にもなった『TOKYO DRIFT』のビートに乗せてフリースタイルをするというもので、ネット上で一気に話題になり、重盛さとみさんなどラッパーではない人もチャレンジに参加するなど日本でも話題になります。

そして2022年世界最大の音楽フェスとも言われるコーチェラこと『Coachella Valley Music and Arts Festival』に多数の所属アーティストがパフォーマンスし、アジア人レーベルながらR&BやHIPHOPにおいてアメリカでの認知度をさらに上げていくことに成功します。

そしてこのコーチェラでは宇多田ヒカルを客演に招いたサプライズも披露します。

まとめ

飛ぶ鳥を落とす勢いのアジア人レーベル88rising

アジア人でありながら、黒人カルチャーの根強いヒップホップやR&Bで実績を残し、挑戦を続ける彼らは、コロナ禍もうまく利用し、今やその人気を確固たるものとしました。

これからも目が離せませんね!

CEOのショーンミヤシロ氏のインタビューがmusicmanさんに載っていて面白かったのでみなさんも気になった方はぜひチェックしてみてください。


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