【TheNansyunTruth 番外編】共学化生徒説明会まとめ(取り急ぎVer.)

今後さらに更新していきます。未完成です。

1.概要

8月31日7時限目に、鹿児島県教育委員会によって共学化に関する生徒説明会が行われました。
県教委からは高校教育課の課長2人、参事1人、そして元楠隼教員1人の計4人が来校されました。
私個人の私見となりますが、覚えている限り、内容をここに示していこうと思います。
記憶の範疇ですので、誤りが含まれている可能性があります。ご了承ください。
長くなりますので、結論が先に見たい方は、「まとめ」の項を先にご覧ください。

2.内容

「説明会」とありましたが、実際は質疑応答がメインで進みました。
内容は
①共学化について
②通学化について
③その他
の3つに分けて議論が進みました。
本記事もそれに合わせ、その順で書いていきます。
これ以降、生徒の発言は「生徒:」県教育委員会の発言は「県教委:」と記します。

2-1.共学化について


生徒:  共学化によってこれまで作り上げてきたものが失われる
県教委: 作り上げてきたものとは?
生徒:  生徒同士の絆などである
県教委: それは共学ではなしえないことなのか?
生徒:  男同士の絆がある中に今後女子を入れることは難しいものがある


生徒:  寮を作るスペースなどは考えているのか?
県教委: 今後検討していくことであり現時点では決まっていない。


県教委: 女子を入れることで、在校生の刺激にもなる
生徒:  高校入学生から、我々は十分刺激を受けているが、その制度は刺激を減らすことになる。矛盾ではないのか。
県教委: 


生徒:  アメリカの大学の研究では、共学化により学力が90%程度にまで低下するというデータがある。共通テストであれば900点の人でも810点まで低下するということであり、これは東大の足切りラインに相当する。そのような影響は考えていないのか。
県教委: どこかでそのデータを見たのだと思われるが、実際にそうなる保証はないのではないか。
生徒:  実際に韓国でも同様の事例があった。確証はないが、可能性はある。
県教委: 今後の検討材料とする。


2-2.通学化について

生徒:  (鹿屋地区、肝付町からの出身者に挙手をさせ)すでに全寮制でもかなりの数の周辺地域出身者が寮に入ることを選択している。
鹿屋も自転車などを使えば、通うのは不可能ではないはずだが、それでもこれだけの人が寮を選んでいる。 全寮制を廃止する必要もないように感じるが、その点はどう考えているのか。
県教委: 通学生を受け入れても、寮を選択したければすればよい。寮がなくなるわけではなく、通学生にも楠隼の教育を受けさせたい。
生徒:  「全寮制」も楠隼の教育の一部であり、宇宙学などと同じく、受けたくないからと言って選ばないという選択ができるのはちぐはぐに感じる。
県教委: トップリーダーや宇宙学こそが楠旬の教育だと考えられている。今後の検討材料とする。


2-3.その他

生徒:  そもそも、県民の血税を利用して、この学校を変えるのは県益にかなっているのか。「楠隼の教育を受けたい人々」というが、肝付町などの周囲で、どれほどの人が楠旬に入りたいのかを調査したという話は聞かないが、そのようなデータはあるのか。
県教委: データは取っておらず、どれほどが入るのかもわからない。
生徒:  わからないまま行っているのか。
県教委: そのとおりである。


生徒: 現在の校長が、共学化の報道がなされた際に、学校より先に報道で生徒が知る結果となってしまったことを謝罪していた。しかし、楠隼のことを思うのであれば「この危機を乗り越えよう」というような発言をするのが適当だったと考える。
現在の校長は県教育委員会の人事監だった方であり、共学化を推し進めるために移動されてきたのではないかと邪推してしまうがその点はどうか。
県教委: ただの人事異動であり、そんなことはない。


生徒:  シャワーヘッドがなかったり、洗濯機の一部が壊れていたりと、現状の設備でも大変なのに、新しく寮を作ったりするのはいかがなものか。
県教委: その事態は把握していなかった。事務にいえば解決するのではないか。


2-4.延長

本来は7限目までの予定でしたが、あまりにも質問が多く、30~40分程度延長されました。
その際、2-1~2-3の方とは別の方が答えておられたので、本記事でも別の項で書くこととします。
なお、答えられた方は楠隼に1年目にいらっしゃった方で、フレンドリーに会話をしておられました。


県教委: 今日は聞く限り、楠隼側の勝ちだな。楠隼に一年目にいたが、6年いるとこれだけ成長するというのを受け答えから実感し、驚いた。ここからは私が担当する。
生徒:  女子や通学生の思いを受け入れるのは結構なことだが、それに対して。すでにいる生徒や、今の楠隼に入りたいと思う小中学生の思いは無視しても良いのか?
県教委: 


生徒: 卒業生や在校生保護者の理解すら得られていないのにまるで決定かの如く進んでいることが一般的に違和感を覚える。
県教委:決定前提では進めていない。


生徒: 仕組みの変更によって楠隼に来たいと思う新規の方が来たくないと思う人より多いという根拠がない。
県教委:データがすべてではない。また、門戸を広げることが教育の本質であり、広げてほしいという意見もあったため進めている。また、逆に、教育を受けたいという人が多ければ共学化をすぐにでも進めていいのか?

2-5.説明会後

説明会後にも質疑を受け付けていたので、それも掲載します。
生徒:  新聞の報道のほうが議会発表よりも先に出て、校長すらも当日朝に知ったとのことを聞いたが、わざと新聞に流したのか、それともどこからか漏れてしまったのか?
県教委: 漏れてしまったようで、当日朝は県教委もてんやわんやだった。


生徒:  今、楠隼生が納得していないのは、「なぜ私たちだけが」という思いだと思う。野田女子なども含め、県下全体で共学化するのなら理解できるが、理解できるが、そうではなく、名指しで行われているので反対が上がっていると思う。
県教委: 意見として今後の検討材料とする。

2-6.生徒会

説明会の後、生徒会と県教育委員会のみで1時間ほど話をしたとのことでした。私はその場にいたかったのでわかりませんが、言伝できた限りを記します。

  • 共学化の話は塩田知事就任以前、楠隼開港当初からすでに上がっていた話だった。

  • 生徒

3.まとめ

ここからは私の感想・私見となります。
今回の説明会で私が感じたことは、
県教委が重きを置いているのは倍率や入学者数ではなく、「楠隼に入りたくても入れない人がいる(はずな)ので、それを可能にする」ということだという点です。
つまり、言い方は悪いですが、
「何人入るかもわからないし、倍率なんて知ったこっちゃないが、入りたくても入れない人たちのためにやっている」ということだと感じます。
質問した生徒の発言にもありましたが、それは果たして、県益になるのか。血税を注いでまでやることなのか、という点がやはり疑問です。

以上が、今回の説明会の状況と、それに対する感想です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この文章を通じて、楠隼の現状を知っていただければ幸いです。
よろしければ、「スキ!」やコメントなどもよろしくお願いいたします。
次回のTheNansyunTruthもお読みいただければ幸いです。

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