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段階を踏んでもらう為のフレーバーラテ

フレーバーラテを頼んでいただけたら、眉間に皺を寄せて味を探さなくても、その味が楽しめるので。

少し皮肉を込めたこの文章は、下記の振り返り。

今でも12種類のフレーバーラテは健在でして、変わらず好評でもあります。

これはね、ほんと自分で言う事ではないんですけどね、誰も褒めてくれないから自分で言うんですけどね、

先見の明があった。

これに尽きるのかなと。

(完全に調子に乗った発言でした)

コーヒー豆本来の味を楽しんでほしいと考えているお店が、フレーバーラテなんて提供するはずがありません。

お店のウリと矛盾するので。

一年前に書いたこの部分。

完全に予想通りです。

どこのコーヒー屋さんもフレーバーラテを打ち出さない。

今後もきっと打ち出さない。

多分興味もない。

コーヒーは高品質化の一途をたどり、

それが出来ない所はインスタ映えまっしぐら。

そんな状況だと勝手に思ってるんですが、

当店は丁度この間にいるのではないかと思うのです。

(それを中途半端だと捉える節もありますが…)


フレーバーラテの提供は、他店舗との差別化の為という部分はありますが、根底にあるのは自分の体験です。

ついこの間書きましたが、僕はブラックコーヒーが飲めませんでした。

というか、誰もいないんじゃないかと思います。

いきなりブラックを飲める人って。

っで、甘くて飲みやすい缶コーヒーから始まったコーヒー人生は、次にスタバの甘いドリンクに行きました。

カフェモカ、キャラメルマキアートなどなど。

これらでコーヒーの味になれ、徐々にベーシックなカフェ・ラテに移行し、今ではブラックが飲めるように。

ようするに段階を踏んできたんです。

それが楽しかった。

だからうちのお店でも再現出来ればと思いました。


コーヒーチェーンのカフェ・ラテでは満足出来なくなった人が次に行く場所。

この文章もこの間書いたんですが、その時に梯子を外すのは良くないと思ったんです。

コーヒーが好きな人はいずれチェーン店の味では満足出来なくなる。

じゃあ次はどこに行こうか。

個人店に行ってみよう。

すると、

ブラックしかない…

ベーシックなラテしかない…

ちょっと敷居が高い。

そう感じる人がいると思ったんです。

コーヒー好きとは言え、そこまで苦いのは得意じゃないな。

そういう人が多いと思ったんです。

という事で、用意しました。

しかも12種類。

きっと好きなフレーバーがあるはずです。

まずは、ここから当店のカフェ・ラテを試してもらえたらと思います。

チェーン店のエスプレッソとはまるで濃さが違います。

牛乳の美味しさも全然違います。

それの入門として、まずはフレーバーから。

すると、徐々に、「あれ?甘くなくても飲めるかも」

そんな時がきます。

そしたらベーシックなカフェ・ラテに移行してもらえたらと。

僕が過去に体験した事を、当店でも体験してもらえたらと思ってます。

という事で、こんなにも敷居の低い個人店はないと思うので、気軽に遊びにきてください。

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